塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 鉄道開業150年 公文別録

2022-11-17 03:02:43 | ミュージアム巡り_2022
 次の書は、内閣の作成した公文書や各省との往復文書を編纂した
「公文別録」で、大臣等親任官の任免記録や未決、廃案文書など、
様々な資料が含まれている。この別録には編纂基準や規則等の内容
は決められていない。
 展示頁は、明治16年(1883)に太政大臣・三条実美へ提出された工
部省鉄道局長・井上勝の意見書。当時、東京〜京都間の鉄道につい
ては、東海道沿いのルートとするか、中山道沿いのルートとするか
決める必要があった。
 そこで、井上は中山道は本州内陸部の中央を貫いており、東海道
のように舟運など他の交通初段が発達している場所ではないため、
鉄道のもたらす利益が大きいと主張している。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)

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