コロッケ先生の合格術

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10ヶ月で偏差値20アップの勉強法(3)

2013-04-12 09:34:01 | コロッケ先生の受験日記
偏差値39から10か月で
法政大学経済学部に合格したKYくんのお話をします。

彼に最初に会ったのは、昨年の3月29日のことでした。
中学の英語は完了していたので、高校の基礎英語から開始しました。

彼の勉強法を聞いたところ、英文読解・英文法・
英作文・英単語・英熟語を全部並行して勉強している受験生でした。
まず、このやり方を変え、英文法入門から講義を開始しました。
これは、英語のルールを知らないことには話にならないからです。
2ヵ月間来る日も来る日も、英文法入門講義を行い、
英文法のルールと共に、1600の例文を全て暗記してしまったのです。

彼は、塾から30分程度の通学時間の所に住んでいたため、
夜は12時頃まで毎日学習しました。
こうして、英語の基礎が2ヶ月で終了し、
次に414の英語構文をマスターすることになったのです。

まずは、英文を見て、すぐに和訳できるようにしました。
次に、和訳を見て英文を書けるまで仕上げていったのです。
こうして、構文を全て1ヶ月程度でマスターし、
英文読解・受験英文法・英作文の全ての基礎は出来上がりました。

この時点で、志望校の赤本を徹底的に分析し、問題傾向をしっかり把握しました。
これ以後の英語学習は、考える英語コースと
暗記英語コースの2本立てになります。
そして重要なことは、この両者にかける勉強時間の比率です。
この比率は、志望校の出題傾向によって異なることは、言うまでもありません。

法政大学の場合、考える英語の割合が3、
暗記英語が1の割合で勉強を行いました。
考える英語では、まず3行ぐらいの長さの英文300本の精読から始めました。
この段階では、一文一文を文法的・構文的に
完全に分析して、読むことが最も重要です。

これが終了した時点で、英文を読むための
テクニックと盲点を勉強します。
私は、88のポイントを解説しながら、テクニックと盲点を伝授していきました。
これを行った結果、彼の英語読解能力は、かなりアップしていました。

また暗記英語についてお話すると、正攻の英単語と
正攻の英熟語を構文終了後に開始しました。
英単語は一日20個、英熟語は一日10個の
ペースで暗記し、試験を行いました。
英単語は、ほとんどの人がやっていますが、
英熟語は英単語ほどでは無いように思います。
しかし、英熟語は、受験英文法や英文読解の基礎になるため、
必ず英単語と同じ程度の比重で勉強しなければなりません。
また、英熟語を勉強する場合、例文と共に暗記することが最も大切なことです。

これと同時に、受験英文法の暗記に入りました。
「英文法・語法1000」を毎日20個ずつ潰していきました。
この時、重要なことは、文章全体を頭に入れることが大切です。
毎日のテストで1000の文法を全て文章ごと記憶しました。

こうして、10カ月が過ぎた頃、
彼の偏差値は20以上の伸びを達成していたのです。
ただ、とても残念なことは、国語と世界史の偏差値は65を突破し、
早稲田大学のレベルまで行ったのですが、
英語だけがそのレベルに達しませんでした。
おそらく彼は、あと3か月程度で早稲田の領域まで達することが出来たと思います。
偏差値30台からでは、これほど過酷な戦いをしても、
まだ早稲田には届きません。
しかし、法政大学には届きました。

これから受験勉強を開始する人は、今すぐ始めるべきです。
残された時間は、刻一刻と無くなっているのです。
試験日までの自分に与えられた時間は、
不足しているということを肝に銘じておいて下さい。

ただいま、入塾相談を行っています。
対象は、中学生、高校生、高卒生です。
詳しくは、こちらをご覧ください。

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