shiman0のおっさん日記

ネーミングセンスなしの適当なブログタイトルです。
二輪の事、役に立つかもしれない事、どうでも良い事を気まぐれに書きます

今年は何が

2020-12-27 21:45:51 | その他 つぶやき
「今年も残り数日となりました。」
と書くような時期にあっという間になりました。

今年はいろいろな事がありました。
今世間を騒がせている新型コロナウイルスは言うまでもなく、様々な影響を与えました。

バイクに関連する各種イベントや行事も延期・中止になるなど、私にとっても残念なところがありました。

ツーリングに行くとしても、有名な所や人混みに行くのは勇気がいりますし、ナンバープレートの地名だけで嫌がらせをされたなどのニュースもありましたから、感染やトラブルを避けるために遠出を控えたという方も少なくないのではないかと思います。
年末年始の帰省もそうです。
今回は帰省を自粛される方は多いでしょう。

私の身近な人の中では今のところまだ新型コロナの感染者(陽性者)は出ていません。
感染していても無症状なだけかもしれませんが。
近くの店で感染者が出たとかはあるので、感染するのは時間の問題かなと思うところもあります。

でも感染して良いことは一つもないので、感染しないに越したことはありません。
自分一人だけの問題では済まず、職場や家族にも迷惑が掛かりますし、最近はあまりニュースでも言われませんが後遺症が酷い場合があるそうなので、油断はできません。

新型コロナ以外にも今年を振り返って何か書こうと思ったのですが、コロナのを書いているうちに忘れました。
気が向いたらまた書くかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンマーでぶっ叩く

2020-12-06 12:58:05 | バイク 装備(ウエア,バッグ等)
少し前に新しいヘルメットRT-33を買ったわけですが、実はまだ古いヘルメットは保管してあります。
エアロブレード3の前に被っていたFF-5Vです。
ヘルメットが盗られたりした時などの予備として保管はしていましたが、ほとんど使うことも無かったですし、次はエアロブレード3を予備として一応保管するので、これでFF-5Vとはおさらばになります。
前々から目論んでいましたが、ただゴミとして処分するのではなく、いろいろ実験してみたいことがあります。
同じようなことを考えているのは私だけではないですし、すでにいろいろな動画もありますけれど、代表的なのはハンマー等で叩いて耐久性をテストするとか。

FF-5VはSNELL M2010、SG(自動二輪車用)、MFJ公認となっています。

各種規格の試験に合格して、さらに開発途中でもあらゆるテストをしているはずですから、そう簡単に破壊できるものではないのは十分承知しています。
でも、せっかくの機会なので自分の目で確かめてみたいじゃないですか。
万が一の時にはヘルメットに頭を守ってもらうわけですから。

というわけで、まずは一番簡単な帽体の耐貫通テストをやってみます。

ただ普通の金槌(玄能)みたいなので叩くだけじゃつまらないですし、結果も目に見えるので、どうせなら何でやれば貫通させられるか、と視点を変えて考えてみます。
そうなると大事なのが、どのハンマーが一番損傷を与えられるかという点です。

JIS規格の耐貫通試験で使うストライカの基準を抜粋しました。
耐貫通性ストライカの特性
ストライカは,次のような特性をもたなければならない。鋼製ストライカの本体は,JIS G 3101 の SS400
とし,その先端に JIS G 4401 の SK105 の円すい形チップを組み合わせる。
・ストライカの質量3.0kg
・ストライカの先端を形成する円すいの角度60±0.5°
・ストライカの先端部分の曲率半径0 5±0.1 mm
・ストライカの先端の硬度 HRC45以上
・ストライカの円すいの高さ38±0.38 mm

これを2種(排気量無制限)のヘルメットでは2mの高さから落下させて試験するようです。
規定の条件でテストして、ストライカの先端が,耐貫通性試験用人頭模型に接触してはならない。とあります。

ハンマー自体、どれも叩く用途ではあるものの、対象物を破壊する目的で使用される頑丈なハンマーって一体何だろうと思って色々調べましたが、調べるのが大変ですね。
色んな名称や形状があり過ぎて…
岩を破砕するロックハンマー、ハツリハンマー、ツルハシがそこそこ向いているんじゃないかなという結論になりました。
ただ、値段がちと高いです。(実験の為だけに使うので、できれば安くしたい)
先端が鋭っていて、フルパワーの打撃でも耐えれる強度、ある程度の重さがある物が理想です。

ハンマー類をホームセンターで見てみましたが、一番安い中で使えそうな物は、600円台の先切金槌です。
先も程よく尖っていて柄も金属製でそこそこ丈夫そうでした。

結局選んだのはミラーポイントハンマーというやつです。(値段は600円台)
柄は長くないですが、程よい重さもあって、木製の柄の物よりも強度はありそうです。
これをフルパワーで振り下ろしてテストします。
このままの状態だと、そこまで先端が鋭くないので、やすりで削ってもっと尖らせました。




この手の動画に多いコメントですが、「やり方が違う」とか「○○でしないと意味がない」とか、そういう類の批判的なコメントは受け付けませんというか気にしません。
あくまでも、私個人として、趣味の一環としてやるわけです。
見る人によっては意味がないと感じるかもしれません。でも私自身は何らかの意味がある、少なくとも無意味な実験ではないと思ってこの実験をやっております。
ただそれだけです。見る人様々な考えをお持ちでしょうから、どういう考えが正しいとかは追及しません。
JISとかSGとかの規格に基づいた厳格な試験でもないですし、この実験によってヘルメットの性能を評価するつもりもありません。
メーカーや規格の試験のように、貫通しないかを確かめるのではなく、(貫通するか分かりませんが)貫通、破壊させることを目的とした実験です。
メーカーや規格の試験とは方法や目的が全く違う実験です。
すぐに貫通できたからと言ってヘルメットが悪い訳ではないですし、それならヘルメットを過信せず普段の走行速度にもさらに気を付けるきっかけにすれば良いだけです。もしそうなら私は素直に受け止めてさらに安全運転に努めます。
当然ヘルメットは頭部を衝撃から守る目的で着用します。そのために内側に衝撃吸収ライナーが入っています。
耐貫通性も重要ですが、一番は頭部に衝撃が加わらないようにするため、中のライナーが潰れることと、シェル(帽体)が割れることで衝撃を吸収します。
平面にぶつけてシェルが割れるのと、尖ったもので突き刺すのとでは話が違います。
この実験では、シェルの耐貫通性がどの程度なのかを個人的に知りたいがためにやります。

事故した時そんな尖ったものに衝突することはないから意味がないという意見も出そうですが、シェルを貫通させやすい形状というと必然的に鋭利なものになっただけです。
ただ、ハンマーで破壊できたとすれば、人間の振り下ろした弱い力で破壊できてしまうわけです。
それが実際の事故ならものすごい衝撃が加わるわけですから、ちょっと尖ったものに当たるだけで驚異的な破壊力になるのは想像がつくはずです。
どこでどういう事故に遭うかなど分かるわけありません。
平らな壁や地面にぶつかるだけかもしれませんし、事故した衝撃で部品が破損して鋭利な形状に変わって突き刺さってくる事だってあるかもしれません。
50km/h同士で正面衝突すれば相対速度は100km/hにもなります。
こちらが停まっている時に200㎞近い暴走車が突っ込んで来るかもしれません。
残念ながら道路上が安全だなんて思っていられない世の中です。
飲酒運転、居眠り運転、何らかの病気で意識を失ったり、警察から逃げていたり、アクセルとブレーキを踏み間違えたりと、そのような車が起こす事故にいつ巻き込まれてもおかしくない世の中で、呑気なことは言っていられません。

それならば少しでも衝撃を減らせるよう安全運転を心掛けましょう、という啓蒙の意味も込めた実験です。

この実験に関してどう思うかは視聴者の勝手で、私がどうこう言うものではありませんが、どうしても私の実験が気に入らない方は、ぜひご自分で実験設備を用意して満足するように試された方があなたの為になるでしょう。
本当は公開はしないでおこうと思いましたけど、気になる方も多いと思いますので出しました。

前置きがかなり長くなりましたが、もう少しお断りを。
散々書きましたけれど、この実験は私個人によるもので、単にヘルメット(シェル)がどうなるかを知るために行うのであり、実験機材の選定や実験方法は全て独断によるものです。
ヘルメットやメーカー(OGK)に恨み等をもっていることもありません。(過去に愛用していたヘルメットを処分するにあたり、勝手に実験するだけです)
できるだけヘルメットにダメージを与えられるようにしたつもりですが、人力による実験なので限界があります。
また、ヘルメット本体は製造から8年以上経過しており、購入後5年ほど実際に着用していたので、紫外線や雨等による何かしらの劣化はあるでしょう。
(ただ、一度も事故による損傷を受けたことはありません)
製造直後の新品ではない為、100%の性能を発揮できていない可能性があります。
以上の点を踏まえたうえで、ご覧ください。
(ここまでたくさん書くのも苦労しました…)

余談ですが、ここまでを良さげなハンマーを探しながら、半年近く少しずつ記事にしている間に、ホワイトベースの二宮さんがヘルメットの実験動画を2つほど出されました。
高所から落下させるのとハンマーで叩くのと。
(どちらもまぁ批判コメントは多いですわ…)
気になる方はぜひそちらもご覧ください。

全力で殴打するので、ヘルメットの破片が飛んできたり、ハンマーが破損して飛んできたりする可能性がある為、保護メガネに加えて、フルフェイスも被ってやります。
バイクで行ってそのままの格好なので、プロテクターフル装備です。
誰もいない山奥の河原での実験ですが、周りに人が居ないことを確認した上なので、公衆に危害を及ぼすことはないです。

製造は2012年3月です。

当時のカタログによると、シェルは高強度複合素材帽体(A.C.T.)ハイパーガラス繊維高強度・有機繊維の組み合わせにより、軽量化と強度アップを実現したハイスペック帽体となっています。

↑インナーパッド、チーク部の衝撃吸収ライナー取り外し

↑ヘッドベンチレーション取り外し


というわけで、記事の下書きを書き始めてから約半年経ってやっと実験してまいりました。
まぁどうなったかご覧ください。(打撃のシーンは全て収録しています)
フルフェイス ヘルメット ハンマーで叩いてみた 貫通 破壊テスト



ご覧の通り、一撃でシェルを貫通することができました。
ハンマーの先端を削ったせいもあるでしょうけど、ここまで簡単に貫通するとは少し驚きです。





























↓帰宅後頑張ってライナーを外してシェルだけにしました。

↓ライナーの黒いのは塗装でしょう。(マイナスドライバーでこじって外したのでボロボロになりました)

↓頭頂部だけ分割式になっていました。

↓分かりにくいですが頭頂部に無数の貫通跡が。








後頭部と側頭部は頑丈に感じました。
頭頂部とは繊維の積層量が違うのでしょうか?
考えてみれば頭頂部から激突するより、前後や側面をぶつける方が多そうな気がします。
というか人の手でハンマーを振り下ろしていますから、ヘルメットに対する打撃の角度や強さは一定ではないので偶然かもしれませんが。

私の勝手な考えでしたが、FRP等の繊維で出来たシェルならとても頑丈と思っておりました。
対する繊維ではないプラスチックシェルのモデルで実験した時にどうなるかは未知なのですけど、その考えは払拭されました。
結局はFRPも繊維を樹脂で固めているだけで、ほぼプラスチックなわけです。

まぁ今回の結果が全てのヘルメットに当てはまるかと言ったらそうではないと思いますが、安価で性能の低いヘルメットだと尚更強度はないでしょう。
これ以上はあまり言わないでおきます。
事故した時に、何かが刺さってくれば今回の実験のように割と簡単に貫通する ということです。
見て頂いた方に何が伝わったか分かりませんけど、何かの役に立っていれば幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする