shiman0のおっさん日記

ネーミングセンスなしの適当なブログタイトルです。
二輪の事、役に立つかもしれない事、どうでも良い事を気まぐれに書きます

予備はあるが

2019-05-04 06:41:58 | バンディット1250F
先日ツーリングに行った際、ヘッドライト(Low)が切れました。
以前切れたこの時から走行距離にして約4万㎞です。

そろそろ切れる時期だからということで、少し前から遠出する際は新しいバルブをバッグに入れておりました。

頭の片隅では予想していたものの、遠出した先でライトが切れるトラブルは厄介ですね。

広い場所で早速交換することに。
アッパーカウルの下から覗いて見ると、ハイビームの方しか手が届きません。
「あ、これは確かメーターを外さないといけなかったっけ」と前回の作業の記憶を頼りにメーターを外しました。

メーターを外してソケット部分の蓋を外すと、黒いものがポロポロと落ちるではありませんか。
その瞬間、「こりゃ大変なことになったな」と察しました。

カプラー周りのプラスチックがドロドロに溶けて燃えカスみたいになっていました。
おまけにプラスチックが焦げた臭いもすごく…

状況を把握するまでに少し時間がかかりました。
ソケット配線の被覆の一部が剥げていたので、まず一番に短絡を疑いました。
線が焦げて若干固くなっていました。

でも短絡したのなら、ヒューズが先に切れるはずです。
新しいバルブを仮に繋いでみるときちんと点灯したので、ヒューズは切れていないと判断しました。

これが謎でどうするかしばらく考えました。

プラスチックが溶けた原因が、短絡の大電流が流れたからなのか、はたまた別に過熱する原因があったのか…

ヒューズが切れていないということから、自分の中では短絡ではないという結論に至りました。

家に帰るまでに確実に真っ暗になるので、ライトなしで走るわけにはいかず、とりあえず新しいバルブに換えて様子を見てみることにしました。

被覆が剥けた部分にテープを巻いて短絡しないように処置をし、一応ライトがきちんと点く状態にできたのでそのまま帰ってきました。
原因が分からないまま復旧させたので、何が起こるか怖かったです。下手したらまたライトが溶けて最悪の場合、車両火災に至るんじゃないかと思いました。
連休中にツーリングに行ってバイクが燃えて…とか最悪の状態を想像してしまったのは事実です。


家に帰ってから調べてみると納得しました。

バルブの端子部の接触不良が原因のようです。
端子部の錆や接触が甘いのが原因でアークが発生して溶ける…らしいです。
検索するとライトのカプラーが溶けたという記事が多数出てきます。

それを防ぐにはこんな感じの導電性グリスを塗ると良いそうです。














とりあえずバイク屋に行って部品を注文してもらいます。
↓バンディット1250Fのヘッドライト周りのパーツリストです。

これで見ると、3番のパーツは確実に交換します。
熱の影響でしょうけど、ライト内の反射鏡(銀色のリフレクタ)が若干白っぽく変色しているのでそれもできれば換えたいです。
となるとライトユニットごとになってしまうので1番のパーツですね。
部品代で5万円程度はかかります。

また接触不良で球切れしたらいけないので、交換するまで導電性グリスを塗布して、仮処置します。
[追記]
ホームセンター、バイク用品店等をいろいろ回ってみたのですが、導電性グリスが見つからず…

応急処置をして、ライトも点いて問題なく走れる状態にはなっていますが、走行中にフロント周りからプラスチックが溶けた臭いが漂ってきます。
やけに鼻に残る臭いで嫌です。
溶けた燃えカスみたいなものがライトユニットの中に落ちているので、それで臭うのかなと思って摘出することにしました。


下側がハイビームなので、バルブを引っこ抜いてその穴から先端に両面テープを付けた針金を入れて、カスをある程度取り除きました。
取り除いても臭いは変わりませんでした。
ライトユニットの中で臭いが充満しています。
燻製と同じ感じになって臭いが染みついてしまったみたいです。

純正パーツが届きました。


↓これが溶けていたやつです。


錆びたりしないように定期的に端子部を掃除した方が良いかもしれません。
でも頻繁に抜き差しするのも、接続が緩くなりそうで悪影響かもしれません。
コメント
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