對 酒 (酒に対す) 白 樂天 (はくらくてん)
蝸牛角上爭何事
石火光中寄此身
隋富隋貧且歡樂
不開口笑是癡人
読み
かぎゅうかくじょう、なにごとをあらそう
せっかこうちゅう、このみをよす
とみにしたがいひんにしたごうてしばらくかんらくす
くちをひらいてわらわざるはこれちじん
意解
人の一生は石と石とが触れて発する火花の
ように誠にはかないものである。
然るにでんでん虫の角の上の様な
狭い小天地で争う事は気が知れない。
それよりも自分の貧富に応じて
酒でも飲んで人生を楽しむが良い。
口を開いて大笑いをする事も出来ず
くよくよ愁ひ悲しんで
過ごすは全く愚人と云う他ない。
(関西吟詩同好会A第8号から引用)
号 萋孝
蝸牛角上爭何事
石火光中寄此身
隋富隋貧且歡樂
不開口笑是癡人
読み
かぎゅうかくじょう、なにごとをあらそう
せっかこうちゅう、このみをよす
とみにしたがいひんにしたごうてしばらくかんらくす
くちをひらいてわらわざるはこれちじん
意解
人の一生は石と石とが触れて発する火花の
ように誠にはかないものである。
然るにでんでん虫の角の上の様な
狭い小天地で争う事は気が知れない。
それよりも自分の貧富に応じて
酒でも飲んで人生を楽しむが良い。
口を開いて大笑いをする事も出来ず
くよくよ愁ひ悲しんで
過ごすは全く愚人と云う他ない。
(関西吟詩同好会A第8号から引用)
号 萋孝