チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

今時「土葬」

2012年10月18日 | 山村暮らし

過密気味の埋葬場所と石塔場です


この地区は合併なって奈良市域ですがここの地区は今も墓は土葬で各家毎に割り当てられた一坪程(二人分?)の埋葬場所があります。

死人が出て埋葬する時、持ち回り順番制で同じ斑の「山士(やまし)」?さんなる数人がその家の故人の順番を聞き左右どちらか古い方に柩に合わせた穴を掘ります。
山士さんは葬儀式の間は一番の上座ときまっているらしい。

複数同時の場合や日が浅く連続死者が出た場合はどうするのでしょうね~?

最近は村にも葬儀会社のホールも出来ました。
近所の手伝い炊き出しも少なくなって来ました。
葬式場~火葬場へと云う流れも急速に広まって来ているようです。

頑固に昔流でやるお家も未だまだ有るようですが。
家での葬式となりますと斑総出での手伝いで家から墓場迄葬隊列は何本も幟を立て鐘ならし中でも柩を担ぐ4人は大変で墓場が遠い家や故人が大きく重たい場合は肩にくい込みます。

村での家族葬は未だ少ないようですが後々の付き合いが大変と香銭を受け取らないケースがこの村でも増えて来ているようです。

何をするのも近所は一つ皆家族だった昔の姿は変わって来ているようです。昔のように皆さん百姓では無くなり職業も生活スタイル、パターンが各家毎に違って来ていますからね。

限定された埋葬地も手狭になって来ているのかも知れませんが火葬じゃなく土葬だなんて歴代天皇家と同じでなかなかいいんじゃないですか~。

のちに故人と話したり、偲び思うとき土中とは云えまだそこに身体が有る訳で土葬も良いかも知れませんね。
それぞれの思い方ですが‥‥

埋めたばかりの真新しい卒塔婆お墓を見た時に火葬には無い一抹の淋しさ儚なさそして温ったかさを感じたのですが‥‥‥
コメント
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