チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

赤間関

2005年02月11日 | 詩・歌・唄
赤間が関、つまり下関を訪ねる。
天気はよく、手の届くような所に門司の町が見える。
こちらが本州で向こうが九州、結んでいるのが関門橋
本当によい眺めである。この景色のなかには新聞記事に
出て来るあの‘凶悪’は無い。平和である。
海なのに河のように流れが速いのには驚きである。
赤間神宮に参拝後日清講和条約調印の館を見学。

赤間関     薮 弧山

長風破浪一帆還
碧海遥回赤間関
三十六灘行欲尽
天邊始見鎮西山

読み
長風浪を破って一帆還る
碧海遥かに回る赤間ヶ関
三十六灘行く行く尽きんと欲す
天辺始めて見る鎮西の山

意解
遠い彼方より風に乗って浪を破って
一隻の帆船が帰って来る。碧の海が
遥かに廻っているところが赤間が関である。
瀬戸内の多くの灘は船の行くに従って
尽きようとしている時、彼方に九州の山々を
望み得た気持ちは格別である。

号 萋孝
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はつ歌

2005年02月11日 | 詩・歌・唄
1.朝の寺、本堂の中は冷やかで静粛でした

静粛の朝に仏と向かい合う
   線香の香も冷たくなびく

添削ー静粛のみ仏に手を拝わせば
冷気の中に香の漂う 

2.最近の公園には沢山のブルーシートです、
自称経済大国日本?

公園の木々の麓の青シート
如何なる道の結果なるぞや

添削ー公園の木立の下(モト)のシート住まい
如何なる人や事情(ワケ)あるにして
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先生の短歌

2005年02月11日 | 詩・歌・唄
平尾芳廣先生 紫紺の第二合同歌集より
題 木枯らしと生く  

人のみちを一途に歩むわれに添う
声なき影は従順にして

何ゆえか思い過ぎゆきし辛苦の影を
探らむと吾がてのひらを月に透かしぬ

こだま一つこだまを生みゆく谷あいに
冬をいざなう木枯らしの吹く

幾冬かを我に吹き荒るる木枯らしの
骨身にしみる歳かさねゆく

てのひらにどれほどの運を刻みいん
重き定めを知らぬ哀しさ

現世に夢は叶わぬものなるや
生きとし生きて夢すてきれず
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