平尾芳廣先生 紫紺の第二合同歌集より
題 木枯らしと生く
人のみちを一途に歩むわれに添う
声なき影は従順にして
何ゆえか思い過ぎゆきし辛苦の影を
探らむと吾がてのひらを月に透かしぬ
こだま一つこだまを生みゆく谷あいに
冬をいざなう木枯らしの吹く
幾冬かを我に吹き荒るる木枯らしの
骨身にしみる歳かさねゆく
てのひらにどれほどの運を刻みいん
重き定めを知らぬ哀しさ
現世に夢は叶わぬものなるや
生きとし生きて夢すてきれず
題 木枯らしと生く
人のみちを一途に歩むわれに添う
声なき影は従順にして
何ゆえか思い過ぎゆきし辛苦の影を
探らむと吾がてのひらを月に透かしぬ
こだま一つこだまを生みゆく谷あいに
冬をいざなう木枯らしの吹く
幾冬かを我に吹き荒るる木枯らしの
骨身にしみる歳かさねゆく
てのひらにどれほどの運を刻みいん
重き定めを知らぬ哀しさ
現世に夢は叶わぬものなるや
生きとし生きて夢すてきれず
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