ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

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ルカイ族の住む多納村

2009-08-09 22:43:02 | 町を訪ねて
 高雄縣茂林郷のルカイ族が住む集落を訪ねてきました。

 27号線から「茂林国家風景区」のゲートをくぐると、そこはもう茂林郷。ここからは原住民テイストが濃くなってきます。原住民独特のアートや標識などが目に映り、いよいよ山奥に入っていくな~と、興奮してきます。


        
 高132号線をどんどん奥に走っていくとこんな景色がお出迎え。山間に急カーブを描いて流れる川です。


       
 更に山に入ると「蛇頭山」が見えまーす。ここからもうしばらく走っていくと、目指すルカイ族の集落、多納村に到着です。


       
 到着後すぐ、村をぐるっと見て回りました。ルカイ族のおうちはこういう黒っぽい壁のものが多いようです。この黒いのはな~んだぁ?近づいてよく見てみると、それは黒い石を薄く平らに砕いたものでした。この砕いた石を上手に積み上げておうちを造っているのです~。


       
 この砕いた黒い石はいろいろなお宅で使われていました。ほら、このお宅も外壁の一部が砕いた黒い石です。


             
 このお宅などは全面的に砕いた黒い石を用いています。積み上げるの、大変だったろうなあ~。だけど、こうなったらもう住宅と言うよりもアートの域ですね。


       
 ここのお宅は玄関の横に砕いた黒い石で4本の柱を造っていますね。なんともアーティスティック!!


       
 ここは外壁に一部砕いた黒い石を用いていますが、その中にルカイ族の肖像を彫り込んでいて、インパクトの強い壁になっていまーす!


       
 これは何だと思いますか?なんとこの建物は集会所兼安親班(私立の児童預かり施設)なんですよ!集会所にしては見事な、アートな建物ですねえ!!コブラがぐるりにあしらわれていますが、蛇はルカイ族のシンボルなんだそうです。


       
 おおおおおお!この生け垣もナイスなデザインではあーりませんか!芸術的な生け垣に思わず見とれてしまいました。実はこれは小学校の生け垣なのですよ!


       
 ほ~ら、これが多納村国民小学校ですっ!校舎の建物の素敵なこと!!カッコイイじゃないですか!いいなあ、この学校の生徒は。こういう所で勉強できるんだもんねえ。


       
 逆光で見づらいのですが、校舎のデザインの素晴らしいことと言ったら!上部の彫刻も原住民テイストがよく表れていて、いいですねえ~~!!


       
 おっと、これは砕いた黒い石で造った窯じゃありませんか!そうです、ここは村のレストラン「櫻婷餐飲店」でした!では、中に入って何か食べてみましょう。


             
 あんまりお腹がすいていなかったのでたくさんは注文しませんでしたが、写真は烤山猪肉(手前)と、揚げたソーセージ(奥)です。このソーセージが香ばしくて、見た目よりかなり良かったですよ!


       
 これはベーコン入りチャーハン。ちょっとこってりしたお味でした。


        
 この日は多納村の民宿で泊まりました。1階の受付の所には女主人のお婆ちゃんが作った刺繍がたくさん飾ってありました。この壁掛けもお婆ちゃんの作品です。
 ルカイのアートには太陽、蛇、壺が描かれていますが、これはルカイの伝説によるものなのだそうです。“昔々、太陽の神様がこの世に壺を持って来た。その壺を割ると人が現れた。これがルカイ族の一番始めで、ルカイの祖先に当たる”とのことです。また蛇はシンボルであり、ルカイの守り神でもあるので、必ず描かれるようです。

 機会がありましたら是非、神秘的でアートな多納村へ!!

行き方:屏東から屏東客運バスで「多納」下車 1日3本のみ 
    屏東発 6:30、 11:00、 14:35

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