
新北市の新荘界隈へ行ってみました!魅力的なエリアだなと思われるのは「新荘廟街」と言われる老街。新荘路を中心に東西に延びる道沿いに開けた賑やかなスポットです!

老街は幅の狭い新荘路沿いにあるので、ちょっとごちゃごちゃした雰囲気。でも、それが台湾の古き良き老街って感じがしていいんですよね。ほら、このように食べ物や飲み物のお店が軒を連ねます。

新荘は古い町なので道の幅も狭い感じがします。この両脇にお店が連なっていますので、ごちゃごちゃ賑やかな感じがして、老街好きにはたまりません。

国家三級古蹟である武聖廟は遠くから見ても彫刻のすばらしさがわかります~。だけど土日など休日になると、お寺の前で露天商が展開されちゃうんですな。お布団のセット、売れますか~?

三級古蹟と言えば、こちらも忘れてはいけません、慈祐宮!媽祖の神様が祀られています。

少し行くと古い建物を発見!下は煉瓦造り、上には素敵な彫刻が施されていて、女兒牆と呼ばれる建物の最上部の壁の彫刻はアートですよ、アート!

ズームアップしてよ~く見てみると、「林泉成」とあります。林泉成という方のお宅だったということですが、日本統治時代(1920年)に建てられた洋館だったそうです。

こちらの婦人服店も古い建物が利用されているようです。

屋根の部分をズームアップしてみたら、下の部分は修理中なんでしょうか、ビニールで覆われていました。が、上部には素敵な彫刻がはっきりとわかりますね!両脇には獅子(?)が立っています。

新荘路から南方向の川手へ伸びる小さな路地も面白いです。お店とお店の間に細い道がついています。

道はかなり距離があるようです。

この道には名前がついていました。「戲館巷」っていう路地なんですね。説明書きもありました。清の時代、新荘は北台湾の政治経済の中心で、お祭りなども頻繁に執り行われていたそうです。その為戯曲業、つまりお芝居なんかも発達したのでしょう、布袋劇という人形劇や、北管楽、南管楽などの中華音楽が盛んだったようです。こういったお芝居や音楽のお師匠さんがかつてこの界隈に住んでいて、多くの人が楽器を習いに集まってきた、というようなことが書かれていました。

こちらの細い道にも行ってみました~。

この道は「米市巷」という名前。その昔、新荘では各産業が栄え、特に北部の米が珍重されたそうです。昔は米袋をかついだ男達が港と新荘路を、この路地を通って往復していたことから「米市巷」という名がついたとのことです。

さて、この米市巷を河の方向に向かって歩いて行くと・・・

突き当たりに煉瓦造りのお寺がありました!

一階は福徳祠ですが、二階は「潮江寺」と書いてありますが、観音菩薩様を祀ったお寺だそうです。以前は港から引き上げられた荷物の運搬要員達が休む休憩所だったようですが、後にこの辺りで争いごとが多くなったため、見張り台の役目も担ったとのことです。

二階の「潮江寺」に上がって、米市巷方向の景色を臨みます。小さなお寺ですが、参拝客のお線香は絶えません。

新荘老街へはMRTで行くと便利です~!新荘駅の2番出口からだと新荘廟街まですぐです!

いろいろな屋台を巡って暴れ食いするもよし、昔栄えた北台湾の台所に思いを馳せるのもよし。
