山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

束の間の山

2021-02-10 01:19:03 | 川飯.B級グルメ
我が釣友の一人に「へっぽこ」と名乗る男がいる
釣友と言っても彼とは一度も一緒に竿を振ったことがない
年末の極寒の中で焚火を囲んで呑みながら語らう仲である
彼のHNは釣りの解禁と同時に「へっぽこ餌釣り師」になり
フライフィッシングの盛期には「へっぽこフライ師」に名を変え
禁漁期に入ると只の『へっぽこ」へと1年に3度も脱皮するへんてこな男である

その「へっぽこ」さんから時折写メが送られてくる
忙しくて野に出られない季節に容赦なく打ち込まれる写メのミサイル攻撃には
何度となく癒されつつもしばしば嫉妬に駆られることがある

今回打ち込まれたミサイル攻撃がこの3枚の写メ
2月4日にノビルと蕗の薹を摘んで美しい野草料理を楽しんでいる罪深い写メである

 



忙しいこの時期は毎年のこと事務所に缶詰状態になる
鬱屈した心をミサイルに直撃されたら反撃したくなるのは世の常のこと
ふるさとのお客様の訪問日に合わせて束の間の山時間を愉しむことにした
石砂山の登山口から30分ほど歩いてお気に入りのダイニングの一つに腰を据えた



快晴無風の暖かい日、ビールを飲りながら最近嵌っている芹とエノキのシンプルな芹鍋で芹の香りと味に酔う



ビ-ルと缶チューハイを空けたら、途中で摘んできた数本のノビルを下ごしらえして



葉はノビ玉で、球根はペペロンチ-ノに添えて春の風味を味わう



腹が満ちてほろ酔ったらあとは積もった落ち葉に横たわって心地よく眠ればいい



ほんのひと時の山時間、これで英気を養って頑張れる
まさしく山は男のホスピタルかな!
コメント (26)
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