山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

夢追い人

2017-01-22 14:15:55 | フライフィッシング
いやぁ参りました。
今週末も連日の晴天だというのに外に出る気力も湧きません。
新年早々から風邪に付け込まれて3日間寝込んでしまいました。
それから2週間あまり、仕事のあとは布団に潜ってひたすら眠ることに専念していたという次第です。

山の相棒もほぼ同じ時期に風邪にやられて、今ようやく回復の兆しが見えてきたようで
来週辺りちょいと雪を踏みに行きたいねえなどと話ができるようになった次第でございます。
いよいよ仕事も佳境に入りますが、雪を纏った山を踏んでおきたいと思うのは山屋の習性というものでしょうか?


さて、皆さんは『フライの雑誌』という雑誌をご存知でしょうか?
どちらかというとマニアックな雑誌で、今では旬刊になっているようですが、、、、

およそ10年前、BOSSさんが寄稿した記事を読んだのがこの雑誌を知るきっかけとなりました。
世附川の管理釣り場化に苦言を呈し、丹沢の渓流や森林劣化を憂いて掲げた提言が読み応えのあるものでした。
本格的な山屋であり沢屋であるBOSSさんが、最近の山旅や沢旅のレポをアップされなくなって何とも寂しい限りです。

数年前には別の釣り雑誌にBOSSさんの山友であるK海さんが大きく取り上げられた記事がありました。
Fish & Peak派のK海さんらしいUL版の渓泊の記事が沢山の写真付きで分かりやすくとても参考になったものでした。
K海さんとも呑む機会がなくなって久しいのですが、孤高のアルピニストは今も雪のアルプスに立っていることでしょう。

最近では丹沢源流を探るみ-さがちゃんも『鱒の森』に載っていましたっけ。

雑誌に載るということ、本人を知らない読者にとっては歯牙にもかけない取るに足らないことなのだろうと思います。
ところがです、これが知り合いとなれば話は全然違ってくるわけでして、、、、、、







この『フライの雑誌』110号にはイエロ-スト-ンでプロの釣りガイドになる夢を叶えたSatoshiが寄稿しています。
39歳になる彼がまだ大学生だった頃、一緒に渓を釣り歩きながら彼が描くアメリカンドリ-ムを聞いたものでした。

アメリカに渡って大学院に入る、卒業したら牧場でカウボ-イの仕事をしながら牛のブリ-ダ-の修行をする、
フリ-のブリ-ダ-をやりながらイエロ-スト-ンでプロの釣りガイドになる、現地で伴侶を見つけて永住する。
この雑誌にも、ちゃっかり彼のフィアンセの写真を載せちゃったりして、、、、、、


  


40歳を前にして、Satoshiは見事に彼なりのアメリカンドリ-ムを叶えました。
彼女と一緒に60~70センチの大物を釣りながらガイドする光景がとても幸せそうに映ります。

これから彼がどんな夢を追い続けるのか、彼の成功と結婚を祝福しつつ見守りたいと思っています。


コメント (24)
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