膝の具合が思わしくなくて4泊5日の雲の平行きはやむなく中止せざるを得なくなりました。
南アルプス天泊釣行も雲の平も流れたままでは今シ-ズンもジンクスどおり悲惨な結末になってしまいます。
いま南アは本流も支流も大渇水との情報を得ていたので黒部に賭けてみることにしました。
14日金曜日、朝一の黒部ダム行きトロリ-バスは平日のためか運よく座席に着くとができました。
今回も大きなザックを背負った天泊縦走の山オンナの姿が目立ちます、なんと逞しいことでしょう。
この登山道も10月になれば美しい秋の気配に包まれることでしょうね。
登山道から見える黒部湖、こんなに減水した黒部も稀なことであろうと思います。
この渇水の状況でイワナたちは谷に遡上できるのだろうかと不安がよぎります。
急ぐ旅でもありません。
いつものように登山道の脇をあちこち探しながら歩いていると、ありましたタマゴタケ。
傘の開いたものを数本摘んでソテ-にしていただきました、大きくて食べごたえがあるのです。
タマゴタケは茎も黄色なので素人の僕でも猛毒のベニテングタケと見間違えることはありません。
うひょひょ~、なんという幸運、これは舞茸様ではありませんか?
ありがたく一株だけ頂きました、僕一人で食べるならこの一株で充分です。
やはり峪は渇水状態、これじゃ岩魚はムリかもね?
午前11時、朝方の曇天が嘘のようにピ-カンの灼熱地獄になっています。
岩魚の活性は思いのほか高くておもしろいようにフライを咥えます。
しばらく釣り上がっていると厚い雲がもくもく湧いてきて雨に変わります。
岩魚の活性は更に上がって入れ食い状態
尺オ-バ-は2本だけでしたが久しぶりに数釣りを堪能できました。
魚止めに辿り着く頃にはまたピ-カンに、黒部の天候は気まぐれだと覚悟しておきましょう。
さて、川飯です。
途中で摘んできた黒部の天然舞茸が楽しみです。
ニンニクと油で炒めて、塩、コショ-と少々の醤油で味付け、こりゃ美味しくない訳がありまへんな!
天ぷらも舞茸そばも食べたいなあなんて欲張りなことを考えてみたりして、、、、
今日はこの沢で一日のんびり過ごします。
ビ-ルと焼酎がすすんで昼寝の時間が待ち遠しいくらいです。
〆てすぐに捌いた岩魚の身は本当に美しいものです。
今回は尺オ-バ-2本を捌いてありがたくいただきました。
まずは岩魚のタタキ
ショウガ醤油にミョウガと大葉を和えてあっさりといただきます。
くうぅぅ、黒部に来てよかった!
時間をかけてじっくり素揚げにすると中骨も尾びれも全部美味しく頂けるのです。
〆めは岩魚寿司
すしのこを和えた酢飯の上にワサビをちょんとつけた岩魚の刺身を置いただけのなんちゃって岩魚寿司
岩魚の内臓の匂いのついた手で握るよりも実はこの方が簡単だし旨いと信じているのですが、本当に旨いのです!
いやあ、黒部に来て本当によかった~!
今日の宿泊者は2組5名、水晶から下りてきたご夫婦、某山雑誌の元編集者2名と僕
11時半まで呑んだあと、あす上の廊下をやる二人のために小屋主の佐伯さんがフライをちょちょいと数本巻いてます。
岩魚のこと、釣りのこと、峪ごとの特徴など長い経験に裏打ちされた理詰めの話は実に説得力があってしびれます。
午前7時、平の小屋に別れを告げました。
奥深い山を歩いていると痛いほど有難さを感じることがあるのです。
そこに山小屋が佇み、スト-ブの煙があるだけで何故こんなにも温もりと安心感に満たされるのだろうかと。
下界と隔世したいがために、来年もまたこの道を歩いてくるんだろうな。
4時間の道のりが、4時間半になり5時間になり、やがて8時間かかっても黒部を訪れてしまうんだろうな。
帰り道でまた雨になりました。
雨に降られても、ミズナラやブナの大木に覆われた登山道で雨に打たれる心配はありません。
ときおり落ちてくる雨の雫が火照った体にほどよい心地よさを分け与えてくれるのです。
釣りシ-ズンの終焉とともに僕の夏も終わりを告げようとしています。
終わりゆく夏を見送る寂しさと、色ずく秋を迎える高揚とが複雑に混沌する季節でもあるのです。
黒部逍遥!
気ままに歩き、気ままに遊んだ黒部の旅。
衰え始めた僕にとっての理想の旅になりました。
南アルプス天泊釣行も雲の平も流れたままでは今シ-ズンもジンクスどおり悲惨な結末になってしまいます。
いま南アは本流も支流も大渇水との情報を得ていたので黒部に賭けてみることにしました。
14日金曜日、朝一の黒部ダム行きトロリ-バスは平日のためか運よく座席に着くとができました。
今回も大きなザックを背負った天泊縦走の山オンナの姿が目立ちます、なんと逞しいことでしょう。
この登山道も10月になれば美しい秋の気配に包まれることでしょうね。
登山道から見える黒部湖、こんなに減水した黒部も稀なことであろうと思います。
この渇水の状況でイワナたちは谷に遡上できるのだろうかと不安がよぎります。
急ぐ旅でもありません。
いつものように登山道の脇をあちこち探しながら歩いていると、ありましたタマゴタケ。
傘の開いたものを数本摘んでソテ-にしていただきました、大きくて食べごたえがあるのです。
タマゴタケは茎も黄色なので素人の僕でも猛毒のベニテングタケと見間違えることはありません。
うひょひょ~、なんという幸運、これは舞茸様ではありませんか?
ありがたく一株だけ頂きました、僕一人で食べるならこの一株で充分です。
やはり峪は渇水状態、これじゃ岩魚はムリかもね?
午前11時、朝方の曇天が嘘のようにピ-カンの灼熱地獄になっています。
岩魚の活性は思いのほか高くておもしろいようにフライを咥えます。
しばらく釣り上がっていると厚い雲がもくもく湧いてきて雨に変わります。
岩魚の活性は更に上がって入れ食い状態
尺オ-バ-は2本だけでしたが久しぶりに数釣りを堪能できました。
魚止めに辿り着く頃にはまたピ-カンに、黒部の天候は気まぐれだと覚悟しておきましょう。
さて、川飯です。
途中で摘んできた黒部の天然舞茸が楽しみです。
ニンニクと油で炒めて、塩、コショ-と少々の醤油で味付け、こりゃ美味しくない訳がありまへんな!
天ぷらも舞茸そばも食べたいなあなんて欲張りなことを考えてみたりして、、、、
今日はこの沢で一日のんびり過ごします。
ビ-ルと焼酎がすすんで昼寝の時間が待ち遠しいくらいです。
〆てすぐに捌いた岩魚の身は本当に美しいものです。
今回は尺オ-バ-2本を捌いてありがたくいただきました。
まずは岩魚のタタキ
ショウガ醤油にミョウガと大葉を和えてあっさりといただきます。
くうぅぅ、黒部に来てよかった!
時間をかけてじっくり素揚げにすると中骨も尾びれも全部美味しく頂けるのです。
〆めは岩魚寿司
すしのこを和えた酢飯の上にワサビをちょんとつけた岩魚の刺身を置いただけのなんちゃって岩魚寿司
岩魚の内臓の匂いのついた手で握るよりも実はこの方が簡単だし旨いと信じているのですが、本当に旨いのです!
いやあ、黒部に来て本当によかった~!
今日の宿泊者は2組5名、水晶から下りてきたご夫婦、某山雑誌の元編集者2名と僕
11時半まで呑んだあと、あす上の廊下をやる二人のために小屋主の佐伯さんがフライをちょちょいと数本巻いてます。
岩魚のこと、釣りのこと、峪ごとの特徴など長い経験に裏打ちされた理詰めの話は実に説得力があってしびれます。
午前7時、平の小屋に別れを告げました。
奥深い山を歩いていると痛いほど有難さを感じることがあるのです。
そこに山小屋が佇み、スト-ブの煙があるだけで何故こんなにも温もりと安心感に満たされるのだろうかと。
下界と隔世したいがために、来年もまたこの道を歩いてくるんだろうな。
4時間の道のりが、4時間半になり5時間になり、やがて8時間かかっても黒部を訪れてしまうんだろうな。
帰り道でまた雨になりました。
雨に降られても、ミズナラやブナの大木に覆われた登山道で雨に打たれる心配はありません。
ときおり落ちてくる雨の雫が火照った体にほどよい心地よさを分け与えてくれるのです。
釣りシ-ズンの終焉とともに僕の夏も終わりを告げようとしています。
終わりゆく夏を見送る寂しさと、色ずく秋を迎える高揚とが複雑に混沌する季節でもあるのです。
黒部逍遥!
気ままに歩き、気ままに遊んだ黒部の旅。
衰え始めた僕にとっての理想の旅になりました。