山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

へ~ンな一日

2010-07-10 23:47:28 | フライフィッシング
何とまあ天晴れ(あっぱれ)なことでございます!

仕事がぎゅぎゅぎゅっと詰まって釣りにも行けず、頭をかきむしりたくなるほどのストレスと戦い続けた5週間でございました。
でも、もう少しで仕事もなんとかなるし、久方ぶりの好天でもあることだしと言う訳で『神の川』で天泊釣行と相なった次第です。

先ずは秋山川支流『阿寺沢』で食材の調達です。
谷底のひんやりした空気が何とも言えませんねえ。
これこそが二次元画像では絶対に実感できない三次元の世界というものなのですよ。

さてヤマメはと言うと渇水で全然あきまへん、ハイボ-ズ!
今日は何かヘン、バラシの連続でござんした。




                  




仕方なかですな、神の川の矢駄沢で岩魚を釣りまひょか。
先ずは沢から一段高い溪畔林の中に山荘の設営です。
たった375g、ペラペラの薄布一枚のこんな我が家でも楽しい夜が過ごせるのです。









ここはですねえ、2年前まではですねえ、落ち葉ふかふかの最高のテン場だったのですよ。
それがですねえ、2年前の大洪水でですねえ、石ころごろごろのこんなんになっちゃったのですわ。
ツェルト張るのにも石ころどかして整地したりとけっこう難儀するのです。








さ~てと、さっそくテン場の下の沢で食材調達でございます。
なんせ今日は非常食以外は何の酒肴のネタも持ってきてないのです。

さあ、岩魚いっぱい釣ったるでえ、岩魚料理喰ったるでえ、旨い酒呑んだるでえ!

でも今日は何かヘン、釣れへんのです。
ここでもバラシバラシの連続で一匹の岩魚も手にすることができまへんでした。



 




今日の昼飯は岩魚抜き、生存競争は厳しいのでございます。
持参したキュウリを梅肉和え、非常食の魚肉ソ-セ-ジとカキピ-、これだけ、侘びしいじゃありませんか。




 



期待した夕まずめもバラシの連続でさっぱり。
なんか今日は溪の主に取り憑かれてしまったような気がするのです。

夜は岩魚の刺身、塩焼き、唐揚げ、岩魚汁な~んていわゆる岩魚三昧の予定だったのですが、、、、

非常食だけの酒盛りなんて侘びしすぎてやってられまへん。
ツェルトをたたみ、ヘッデン灯しながら夕闇迫る山道をとぼとぼと下ったのでございました。






釣れへん、喰えへん、呑めへ~んのヘ~ンな一日。
長い人生の中では、こんなこともあるのですよね。
とは言え山奥での溪遊び、充分に満喫したのは言うまでもございませんでした。


皆さんも、好天の休日をさぞかし楽しまれたことでしょうね!


(岩魚の写真がないのでツェルトの画像ばっかし、スンマヘン)



コメント (18)
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