明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

職人は一生修業

2010年12月07日 | 不動産屋のブログが一番
木造建築の研究につとめた大工棟梁田中文夫さんの記事がありました。
14才で宮大工の道に入り、21才頃に独立をしました。「親方に教わ
っただけでは食えない。職人は一生修業」と言って、独立したあとも
いつも本を広げて勉強をする姿を、周囲の多くが覚えていました。
社寺や住宅の建築にとどまらず、重要文化財の修理まで手がけ、その仕
事は宮大工の域を越えていました。20人を越える弟子を育て、建築の
歴史にも関心を持ち大工や研究者、学生を集めて研究会も開きました。
「いい建築を造るには、いい材料が必要」と言って。自分の足で全国
を股にかけて、木材のことを把握していました。
ある書院や座禅堂などを手がけましたが、予算がきびしいと知ると、
自らの持ち出しで、より良い木材を使って延べ10年かけて完成させま
した。「良い材料で50年、100年ではなく、さらに長くいいものを
残そうという気持ちがそうさせたのでしょう」とお寺の住職は振り返
って語っていました。
長男の恭一さん(49才)にとって忘れられない思い出がありました。
小学生の時、同級生の女子をからかったことを知られ、顔が腫れ上がる
ほど平手で殴られました。職人としてだけではなく、人間としてのやさ
しさも身につけるように、子供には厳しくしつけてきました。米国の大
学へ留学するときも「他人に頼るな」「何をするのか、構想を持て」
といってバスの中で延々と説教をしました。
今年の夏に78才で亡くなりましたが、「大工の文男」から「大文」の
あだ名で親しまれてきた田中文男さんでした。

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