トランプ対ハリス

米大統領選で民主党の本命候補だったバイデン大統領（８１）
が撤退を表明して１０日ほどとなった。カマラ・ハリス副大統
領（５９）は名乗りを上げて短期間で党内を掌握し、「カネ、人
、熱狂」を呼び込む。勢いづくハリス陣営に対して、守勢に立
つ共和党のドナルド・トランプ前大統領は批判を強めている。
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「国民の力による選挙活動は未来への闘いだ」
ハリス氏は投票まで残り１００日となった７月２８日、ＳＮＳ
にこう投稿した。陣営は週末に２３００を超える集会を全米各
地で開催した。２７日の資金集め集会では想定の３倍以上とな
る１４００万ドルの資金が寄せられた。
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高齢批判のつきまとうバイデン氏が撤退し、２０歳以上若いハ
リス氏が民主党の「主役」になったことで状況は一変した。
米ＣＮＮなど三つの調査ではバイデン氏に６ポイント差をつけ
ていたトランプ氏のリードはハリスには１～３ポイントに縮ま
った。ロイター通信の調査ではハリス氏が先行している。
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ハリス氏がバイデン氏から撤退の意向を伝えられたのは表明当
日の２１日朝だった。ハリス氏は党の有力者のリストを作成し
、撤退が正式発表されると、１０時間かけて１００人以上に連
絡して大統領を目指す熱意を伝えた。
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同日夕にはバイデン陣営が集めた選挙資金やスタッフをハリス
陣営に移行させる手続きが完了した。追われるトランプ氏は、
ハリス氏の登場で優位を失い、焦りを募らせている。





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