明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

焼かないタイル

2024年07月25日 | 不動産屋のブログが一番
建物の内装などに使われるタイルは窯で焼いて作られている。
しかしそのために生産の過程で二酸化炭素(CO2)が出ると
いう課題を抱えていた。岐阜県のあるメーカーが「焼かないタ
イル」の開発に取り組み、脱炭素を実現した。

岐阜県多治見市にあるタイルメーカーは、美濃焼の技術を生か
してマンションの外壁用のタイルなどを60年間にわたって生
産してきた。正月や盆をのぞいて毎日、窯に火を入れてきたが
この方法だと生産過程で二酸化炭素を排出してきた。さらに燃
料費の高騰によって生産コストが上昇し、経営を圧迫すること
にも大きな課題となってきた。

そうした中、このメーカーはある原料に目をつけた。二酸化炭
素と反応して固まる「水酸化カルシウム」だ。この原料をタイ
ル用の鉱石と混ぜて、空気中の二酸化炭素を吸わせて固めれば
、焼く必要がなくなると考えた。

当初、焼かない手法では強度を十分に出せず、タイルとしての
基準を満たさなかった。そこで素材や調合の割合を変え100
回以上試作を重ねてきた。その結果、十分な強度があり量産も
できる配合にたどり着いた。この焼かないタイルの実用化によ
って、年間6000万円かかっていた燃料費を削減した。

しかも、二酸化炭素を出さずに作るタイルは、そのタイルが二
酸化炭素を吸収し、硬くなったあとも数十年にわたって二酸化
炭素を吸い続けるという。価格は一般のタイルと大きく変わら
ず、さらにコストカットを図り多くの人が使いやすい価格を目
指し、地球に恩返しをしたいという。





今日のブログがよかったらクリックしてね
             ↓ ↓ ↓ ↓
下松市賃貸情報    http://www.sennenhome.sakura.ne.jp

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2つの調べごと | トップ | コンビニ・スーパー合体 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

不動産屋のブログが一番」カテゴリの最新記事