トロロとガリベンの居候生活

近所の居候犬『トロロ』に子供ができました。
子供と言っても自分の子供ではなく、どこかの野良犬の子供が『トロロ』
の養子になってしまったようなのです。最初にその子犬を見たのは、２～
３ヶ月前になりますが、いつの間にトロロに子供ができたのだろうと思い
ました。でも、トロロと同じぐらいの大きさの子供が急にできる訳があり
ません。先日、会社に行こうと思って道路に出るとトロロと子犬がいまし
た。トロロに声を掛けるとめずらしく私に反応して、近づこうとしました。
するとその子犬はトロロを追い抜いて、私に近づいてきました。
子犬はもはや、トロロより一回り大きくなり、顔はどう見てもトロロに似て
いません。両目の回りには縁ができていてメガネを掛けているようにも見え
ます。マンガに出てくるメガネを掛けたガリベンくんといった感じです。
ブログの都合で、今日からあの子犬のことを『ガリベン』と命名しようと思
います。
ガリベンは野良犬とは、思えない人なつっこさが身についているように見え
ました。生みの親の、野良犬の子犬のままでいたなら、あれだけ人なつっこ
さは身に付かないと思います。でも育ての親は処世術抜群のトロロです。
近所の人の挨拶の仕方、餌をくれる人の見分け方などをトロロがガリベンに
教えているのでしょうね。ガリベンが生みの親から、育ての親のトロロに居候
したのは正解だったでしょう。野良犬でなく、居候犬に格上げされただけで、
ひもじい思いをすることはなく、近所の人達からかわいがられて身の安全が
確保されました。
トロロとガリベンの居候生活が、これからも続いていくことでしょう。

千年ホームのホームページ　http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html