九州電力は13日に、太陽光発電の出力停止制御を行った。
電力の需要と供給のバランスが崩れて停電が起こるのを防ぐ措
置で、離島を除くと全国初の大規模な実施となった。政府は再
生可能エネルギーを将来の主力電源とする方針だが、自然条件
に左右される太陽光発電の活用が問題となった。
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電力は消費量と発電量が一致しないと周波数が乱れ、停電が起
きやすくなる。9月に北海道地震でほぼ全域が停電した「ブ
ラックアウト」は、地震による発電所の停止で需要が供給を上
回ったことが原因だった。これに対して、今回の九電の対応は
、供給が需要を上回ることを見越したもので、北海道の「ブ
ラックアウト」の停電とは逆のケースになる。
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13日の九州は、天候がよく太陽光の発電量が多く見込まれた
が、土曜日で工場や事業所が休みとなり冷房需要も下がった。
九電は需給バランスを保つため、出力を抑制した。13日の総
供給量を1293万キロワット、需要は828万キロワットを
見込んだ。放流で発電する「揚水発電所」の水のくみ上げなど
に使ったり、他の発電会社に送ったりしたがそれでも余る43
万キロワットを太陽光エネルギーの出力制御の対象とした。
好天が続く14日も、62万キロワットの出力制御を行うと発
表した。日曜日でさらに電力需要が下がる可能性があるためだ
。出力10キロワット未満の一般家庭は対象にしていない。
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再生エネルギーは、風力も含め気候に左右され不安定だ。活用
策で本州などに送電したり、電気をためる蓄電も一つの手だが
実用化には「お金と時間がかかる」という。日本のお家芸の工
夫と技術力で再生エネルギーを何とか生かしたい。
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