そしてクリは私に向かってこう言った。
「おっちゃん、ワイの尻っぱねの威力はどうだったかい」。
それを聞いて「ムカッ」としてすぐに立ち上がり、手綱を引き
ながら「今度こそは絶対に落ちないぞ」と自分に言い聞かせな
がらクリを乗り台まで連れて行った。
・
するとインストラクターが「児玉さん、拍車を外して下さい」
。私がムキになって、ケガでもしたら困ると思ったようだ。
こうなると『牙を抜かれた狼』になってしまう。でも、本当に乗馬が
上手な人は、拍車がなくてもうまく乗りこなしているのでやろうと思え
ば、きっと私もできるはずと気持ちを改めた。
・
今までのように軽く蹴っていたのでは、クリになめられてしまう。
言うことを効かない時は、軽く蹴ってダメなときは強めに蹴ることに
しよう。その蹴り方は、効果が高いかかとを使うことにしよう。
クリも私が拍車をつけていないのを、すぐにわかったようだ。
・
そして、すぐにその時がやってきたので「バシッ」。するとクリは驚
いたように「ヒィ~」と悲鳴を上げた。思ったより、かかとの効果が
あることに「ニンマリ」した。しかし、この蹴りはスタミナを使うので
多くを使うことはできない。でも、もしかして拍車なしでもクリを乗り
こなすことができるようになれば、かなり上達した証拠になる。
強弱をつけたり、位置を変えたりしながら拍車なしでも乗りこなせる
ように工夫をすることにしよう。
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