明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

銀行統合

2015年10月01日 | 不動産屋のブログが一番
九州で約8年ぶりの地銀再編となる九州フィナンシャルグループ
(FG)が10月1日に始動する。
熊本、鹿児島の各県でトップの占有率を持つ健全な銀行同士の肥後銀
行と鹿児島銀行が10年先を見据えて統合する。地銀の再編は従来、
経営が悪化した銀行を大手行がグループ化する救済型が目立ったいた
ので「予想外の組み合わせ」と全国の地銀に衝撃が走った。

将来、熊本県と鹿児島県の人口が半減以下になる地域に両県内店舗の
30%が立地している。維持できるのか。こんな問題意識で経営統合
を決めた。九州新幹線が2011年に全線開業し、両県の経済が密接
になったことも統合を後押しした。

経営の統合は、昨年4月頃、両頭取が開いた勉強会だった。ともに
慶応大が母校で年齢も一歳違い。肥後銀行の甲斐頭取と鹿児島銀行の
上村頭取は、人口減少など共通の危機感を抱き意見交換をした。
昨年夏には、両行幹部が一緒にメガバンクから講義を受け、経営統合
の仕組みを学んだ。「自行の行員にも分からないように」、地元や平
日を避け、福岡や東京でひそかに会合を重ねた。
「対等な精神に基づいた経営統合」に腐心し、本社機能を熊本市に、
本店所在地は鹿児島市にした。
「内海性の肥後銀行、外洋性の鹿児島銀行」甲斐頭取は両行の違い
をこう例えた。牛や豚を担保にする畜産業向けの新しい融資に力を入
れる。積極的な鹿児島銀行に対し、肥後銀行の貸し出しは慎重だ。
両行が一つの銀行に合併ではなく、統合を選んだことで、両行の
看板はそのまま残る。九州FG初代社長を兼務する植村頭取は「企
業風土が違うから一緒になる意味がある。当然攻めるが引くことも
大事。3歩進んで2歩下がる。攻め一辺倒の経営はしない」。

頭取個人のためではなく、将来の地域のため、将来の行員のために
とった両頭取に拍手を送りたい。


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