asahi.com 2007年07月07日13時19分
カラシニコフ銃誕生60年、設計者が会見
ロシアのカラシニコフ自動小銃(AK)が誕生して60年を迎え、設計者のミハイル・カラシニコフ氏(87)が6日、モスクワで記者会見した。世界中の紛争に使われて膨大な犠牲者を生んでいるAKだが、「和平で合意できず、暴力で問題の解決を図る政治家たちの責任だ」と強調した。
第2次大戦でソ連軍の戦車兵としてドイツ軍の自動銃の威力に衝撃を受け、1947年にAKを開発した。会見した軍中央博物館にはその第1号が飾られ、「もとは、つらい農作業を楽にする機械をつくりたかった。ドイツ軍のために銃の設計者となり、一生で150種類も開発した」と感慨深げだった。
「西側にいたら大富豪になったのでは」との質問には、「人生にはドルとは別の価値がある。故郷には私の銅像が立ち、新婚のカップルが幸せを祈りにくる。西側の武器設計者には、ないことだろう」と表情を崩した。
「人生にはドルとは別の価値がある」 なんていい言葉なんだろう
カラシニコフ銃誕生60年、設計者が会見
ロシアのカラシニコフ自動小銃(AK)が誕生して60年を迎え、設計者のミハイル・カラシニコフ氏(87)が6日、モスクワで記者会見した。世界中の紛争に使われて膨大な犠牲者を生んでいるAKだが、「和平で合意できず、暴力で問題の解決を図る政治家たちの責任だ」と強調した。
第2次大戦でソ連軍の戦車兵としてドイツ軍の自動銃の威力に衝撃を受け、1947年にAKを開発した。会見した軍中央博物館にはその第1号が飾られ、「もとは、つらい農作業を楽にする機械をつくりたかった。ドイツ軍のために銃の設計者となり、一生で150種類も開発した」と感慨深げだった。
「西側にいたら大富豪になったのでは」との質問には、「人生にはドルとは別の価値がある。故郷には私の銅像が立ち、新婚のカップルが幸せを祈りにくる。西側の武器設計者には、ないことだろう」と表情を崩した。
「人生にはドルとは別の価値がある」 なんていい言葉なんだろう