とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

お礼の踊り

2013-05-20 23:45:51 | 日記
お礼の踊り






 長崎くんちで出雲阿国をイメージした衣装で踊る藤間流の踊り方。唄と三味線の「地方」も一緒に回り、座るときは地面の上に直接座るそうだ。長崎くんちは諏訪神社の秋のお祭り。そこででこういう踊りが行われていることを初めて私は知った。(写真転載多謝)


 冴子さんから久しぶりに電話がありました。いつもと違い、声が上ずっていて、私も知らず緊張しました。

 長崎くんちご存知ですか。

 ああ、知ってます。確か秋祭りではないかと・・・。

 そうです。それにならって、湖笛のメンバーによるお礼の踊りがありましたけど、ご覧になりました。

 いえ、いつあったんですか。

 今日です。市内3か所で・・・。

 知らなかった。・・・で、どんな踊りですか。

 盆踊りです。出雲音頭と山崩し・・・。郁子さん、大変な人気でした。後ろからは見えないくらいで、私はかき分けて前に出て見ました。

 町通りで踊ったんですね。

 そうです。だから、大変な人出でした。

 見たかった。

 郁子さんはこれで舞台俳優として立派にやっていけます。・・・見ててそう思ったので、自分のことのように嬉しかったです。

 いや、私もそう感じていました。・・・何かが乗り移っていると・・・。

 口上も素晴らしかった・・・。2代目としての自信に満ちていました。

 スタッフ、わけても喜多川さんの指導の賜物ですね。

 松江さんも、・・・千恵子さんも三朗さんも・・・、京子さんも、笙子さんも・・・、みんなでよくここまで・・・、そう思って感激しました。西日本の公演、大丈夫だと確信しました。

 そりゃよかった。・・・私は、街中の公演を想像しながら、湖笛の再スタートを喜んでいました。

長崎くんちの写真・リンク多謝
 
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