とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

今聞きたい、天の声

2011-05-30 22:53:47 | 日記
今聞きたい、天の声




 天に口無し人をして言はしむ。今こそ天の声が聞きたいと私は切に考える。そのためには民の声に耳を傾ける必要がある。民の声のトータルなものが天の声だからである。
 その民だが、政、官よりずっと先を進んでいるという気がする。
 現場力、とか、民力とか言われているが、この度の大震災後の民活はすごいものがある。被災者しかり、非被災者もすごいパワーを発揮している。被災地の事業所はそれぞれ知恵を集結して動き出した。企業は部品調達への道をつけ、景気回復の見通しを明らかにしている。非被災者は日々被災地のニーズが違ってくる情勢を逸早く察知して、組織的に、また、個人的に多彩な支援活動を工夫して実践している。ただ、原発関連では暗中模索の状態で、影響下の地域をますます暗くしている。しかし、その影響下の地域でも独自の動きが起こりつつある。日本は負けない。底力ははまだまだある。
 私は、「マッチングサイト」という試みに注目した。
 例えば次のようなものがある。

ふんばろう東日本支援プロジェクト

東日本大震災 支援物資/ボランティア募集|ボランティアプラットフォーム

本当の助けをこれからも

震災被災者への物資提供情報サイト アゲマス

 ある主婦が、幼い子どもを背負ってあやし、側で遊んでいる上の子どもに注意しながら、被災地の女の子に贈るシュシュを作っている姿を見て、私はぐっとくるものを感じて、涙が出てきた。それから、おにぎりを数人でたくさん握っている女性たちの姿にも感激した。支える活動は絶えることなく続けられているのである。
 それに引き換え、政界はどうだろうか。混戦状態である。政治家は何をしようと言うのか。そういう状態を国民、被災者はどう見ているか分かっているのか。どうして協力して国難を乗り切ろうとしないのか。政治不信がいや増すばかりである。

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注目したニュース

2011-05-25 23:15:33 | 日記
注目したニュース


 
 私の家の玄関で今年も花たちが微笑んでいます。いや、何かを励ましていると思います。




 政局がらみのニュースは嫌なものばかりで、私はうんざりしていました。しかし、正論をきちんと言えるお方もいたのだと少しばかり安心しました。


 社民党の重野安正幹事長は25日午前の記者会見で、菅直人首相に対する内閣不信任決議案について「震災復興に向けて必死に努力をしているときにその司令官のクビを替えることが被災者や国民に通用するのか」と述べ、提出された場合には反対する考えを示唆した。そのうえで「足らざるところは俺たち(野党)が補っていくんだという気合を持って、この国難を乗り切る意思を立法府が示すことが重要だ」と述べた。(産経新聞5/25)



 そして、原発に関するいい知らせ。私はものすごく!! 感激しました。

 政府は25日、福島県新地町、相馬市と南相馬市の警戒区域と計画的避難区域を除く地域で生産するホウレンソウやキャベツなどの葉物野菜の出荷停止と摂取制限を解除した。放射性物質の検査で3週連続して国の暫定規制値を下回った。(毎日新聞 5/25)


 日本もここでぐっと踏ん張れ!! 後へ下がってはいけません。これからが正念場です。
 私は酒が少しばかり? 好きです。で、福島の酒を調べました。なんと多いですねえ。酒どころなんですね。誰かが誰かに誕生祝いにプレゼントしたお酒はどれだったでしょうか。

 福島県

榮川酒造(会津若松市)

 榮川(えいせん)
 榮四郎
 雷神光
 龍ケ沢
 磐梯しぼり

名倉山酒造(会津若松市)

 月弓(げっきゅう)

高橋庄作酒造店(会津若松市)

 会津娘

花春酒造(会津若松市)

 花春
 夢の香
 荒城の月

廣木酒造(会津若松市)

 飛露喜 (ひろき)

宮泉銘醸(会津若松市)

 宮泉(みやいずみ)

末廣酒造(会津若松市)

 末廣(すえひろ)

鶴の江酒造(会津若松市)

 会津中将

仁井田本家(郡山市)

 金宝自然酒(きんぽうしぜんしゅ)
 穏(おだやか)

笹の川酒造(郡山市)

 笹の川(ささのかわ)

渡辺酒造本店(郡山市)

 雪小町(ゆきこまち)
 雪村桜(せっそんざくら)

佐藤酒造店(郡山市)

 藤乃井 (ふじのい)

若関酒造(郡山市)

 若関 (わかぜき)

奥の松酒造(二本松市)

 奥の松(おくのまつ)

檜物屋酒造店(二本松市)

 千功成(せんこうなり)

大七酒造(二本松市)

 大七(だいしち)

人気酒造(二本松市)

 人気一(にんきいち)

千駒酒造(白河市)

 千駒(せんこま)

大谷忠吉本店(白河市)

 白陽 (はくよう)

有賀醸造(白河市)

 左馬(ひだりうま)

ほまれ酒造(喜多方市)

 会津ほまれ(あいづ - )

夢心酒造(喜多方市)

 夢心(ゆめごころ)
 奈良萬(ならまん)
 夢の香(ゆめのかおり)

小原酒造(喜多方市)

 蔵粋(くらしっく)

寿々乃井酒造店(岩瀬郡天栄村)

 寿々乃井 (すずのい)

松崎酒造天(岩瀬郡天栄村)

 廣戸川 (ひろとがわ)

金水晶酒造店(福島市)

 金水晶(きんすいしょう)

太平桜酒造(いわき市)

 太平櫻(たいへいざくら)

玄葉本店 (田村市)

 あぶくま

大天狗酒造(本宮市)

 大天狗(だいてんぐ)
 もとみや
 奥州二本松(おうしゅうにほんまつ)

国権酒造(南会津郡田島町)

 國権(こっけん)

稲川酒造(耶麻郡猪苗代町)

 七重郎(しちじゅうろう)

藤井酒造店(東白川郡矢祭町)

 南郷 (なんごう)

藤田屋本店 (東白川郡棚倉町)

 福賑榮 (ふくにぎわい)

豊國酒造 (石川郡古殿町)

 東豊國 (あずまとよくに)

若清水酒造(石川郡平田村)

 若清水 (わかしみず)

佐藤酒造(田村郡三春町)

 三春駒(みはるごま)


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バラ園といちご煮

2011-05-21 22:26:11 | 日記
バラ園といちご煮



 斐川町は花の町である。四季折々の花々が目を楽しませてくれる。私は随分花には助けられた。落ち込んでいるとき、ふと車中から見た名も知らぬ花のたたずまいに勇気を貰ったことも何度かある。
 今日、21日にはバラを観賞させていただいた。写真のバラはその時のものである。今日出かけたところは、無料で自宅のバラ園を開放しておられるお宅である。
 年々拡張して、大きなバラ園となった。今日はクラリネットの演奏もあった。こういう催しをボランティアで行っておられるそのお宅のご夫妻には頭が下がる思いがする。このせちがらい世の中で毎年招待状を出して開催しておられる。ほんとに奇特という言葉では説明ができないほど心の深いお方たちである。
 私たち家族はバラと音楽を堪能して家に帰った。すると、宅急便が届いた。東北からはるばる届いた品。
 開けてみると、「いちご煮」の缶詰が数個入っていた。
 えっ、「いちご煮」??
よくよく考えて合点できた。私が心ばかりのお見舞いの品を贈った返礼として贈られたものだった。
 で、「いちご煮」とは ??







 あるHPには次のように説明してあった。


 「いちご煮」の名は、お椀に盛り付けた時、乳白色の汁に沈む黄金色のウニの姿が、まるで『朝靄の中に霞む野いちご』のように見えることから名づけられたといわれております。八戸市鮫町の旅館、「石田家」の主人の石田多吉によって付けられた、大変風流な名前です。
 古くから八戸近辺の漁村では、すもぐりで漁をする「かづき」と呼ばれる男たちがいました。夏になると、かづき達はかぜ(ウニ)やあんび(アワビ)をふんだんに採り、海水で煮込み、めっぽうおいしい「いちご煮」を作りました。
  「いちご煮」のルーツは、漁師の浜料理。カゼとアンビを豪快に盛った煮付け料理だったようです。それが、大正時代に料亭料理として供され、お椀にきれいに盛り付けてお吸い物としていただくようになりました。
 現在では、晴れの席やお正月には欠かせない吸い物として食べられております。また、日本料理の料理人の間では、「いちご煮」の名を知らない人はいないといわれるまでになり、青森県を代表する郷土料理の一つとなっています。

味の加久の屋HP

 なるほど、なるほど。私はまたまた合点した。
 そして、家族みんなで味わって食べた。私は、磯の香りがするその珍味に、東北の漁業者たちの心意気を感じた次第である。
 この度の震災で、各方面から東北の姿を知ることができた。

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漁業が動き出した!!

2011-05-20 00:03:24 | 日記
漁業が動き出した!!




「岩手日報」ウエブ版によると、「県沿岸部の比較的早く復興が進む北部地域では主幹産業の漁業が動きだし、浜に活気が戻ってきた」と報じられている。
 「洋野町では天然ワカメ漁が始まり、例年の2倍の高値が漁業者の再スタートに弾みをつけているらしい。普代村ではメーンの秋サケ漁に向けできるだけ早い再開を目指し、定置網の修理が始まった」とか。
 
 「17日午前7時半。同町種市の角浜漁港で、種市漁協角浜生産部(大村文雄部長)の天然ワカメ収穫作業が始まった。津波の被災を免れた小船7隻が数百メートル沖に出て、十数人のウエットスーツの一団が素潜りで刈り取った。浜に上がったワカメは女性たちがナイフで器用に端を取り除き、町内の加工業者に引き渡した。収量は例年通りの計4・3トンで質も良し。浜での作業は笑顔が絶えなかった。」 

 いよいよ動き出した。日本の底力健在である。漁業が動き出せば、続いて他の企業も動き出す。やはり、日本は「現場力」がしっかりしている。
 それに引き換え、政治は何をしているか。まだ、目が覚めないようである。足の引っ張り合い、党利党略。議長まで混乱し出した。
 とにかく動き出さねばならない。政治は後からついてくる。いみじくもある漁業組合のお方がそう仰っていた。政治は後追い。これでいいかも知れない。日本は民間、現場が頼もしい。


【三陸産】天然わかめオークション


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たかがタオル、されどタオル

2011-05-16 22:52:11 | 日記
たかがタオル、されどタオル


まいぷれのHP


5月14日に松江のイングリッシュガーデンで「まいぷれ笑店」が多数出店した。私は家族とともに出かけた。


「2005年、山陰のとある町で純粋に地元を元気にしたい地元好きな若者が集まり、地域密着型の地域情報サイト『まいぷれ』がオープンしました。地域の皆さんに自分たちの住んでいる町の素晴らしさを知ってもらい、自分たちの住んでいる町を誇りに思ってもらう為に、たくさんのホットな地域情報を集めてきました。これまでサイト運営を通じて感じたことは『やっぱり僕たちの住んでいる町はいい所!』もっと多くの人にこの場所、この景色、この食べ物、この空気、ここで暮らす人々を伝えたいと思いました」


 この店のコンセプトはこのように説明されている。しかし、私は、むしろこの催しで注目していたのはチャリティー活動だった。


 「地域情報サイトまいぷれは街の元気を応援するため活動しております。そして今回被災地の方のために何かできないかと考え
チャリティータオルを作りました!!  経費などを差引いた約65%の収益金額を義援金として日本赤十字社に寄付いたします。
ご協力宜しくお願いいたします。少しでも被災地の方の笑顔を取り戻せたら・・・それが私たちまいぷれの想いです。
一つ一つの力は小さくても集まれば大きな力になる。みんなで日本を元気にしましょう!!日本を元気にしよう!!まいぷれチャリティータオル <価格: 1,000円(税込)>」


 この心意気に私はまいってしまったのである。そこで買い求めたのが次のタオル。



 このタオルを買い求めると、大きな国旗にメッセージが書き込めると聞いていたので、さっそく大きな字で書いた。

 日本ガンバレ!! 心の手をつなぎましょう

 そう書き込んだ私はもっといい言葉を思いついたが後の祭り。まあ、いいか。ごめんなさい。
 こういう活動がこれから途絶えないことを祈っている。

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