なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

寒波の九重FR(20140211)

2014年02月12日 06時38分43秒 | 実釣
寒波の九重FR(20140211)

昨夜からの降雪と寒波で大分の交通は麻痺。
昼頃からようやく高速道路の通行止めが解除された。
で、釣りは午後から。
てらとこの山口さんに電話すると「ラジアルならOK」とのこと、
今日は代車でノーマルタイヤ、申し訳なくも釣行は九重FRへ。
途中、結構な雪景色、湯布院に入ると路面はまだ濡れている。

13時着、13時半実釣開始へ。

SH#10/11F 2.0m + 2mT8、ティペット0.8号50cm、淡色MSC#16
この他、コプロフェッサー#14、淡色MSC#10を試すが、やはり一番は淡色MSC#16。
まだ卸したてでテイクが少ないが、数匹も釣ると爆釣する。
多分、マスの歯で毛羽立っていくのだろう。
次のタイイングから、しっかり毛羽立たせておこう。

当初、ポンプ周囲は常連さん方がルアーで攻めているので、ポンド上手から入る。
手前が岩盤のポイント、やや釣りづらいが水深はありそう。
淡色MSC#16でポンポンと出るが、先日程ではない。
やはりT20が2mもあると、深いポイント以外は釣りづらい。
気を抜くと水底の藻を引き、テイクはほぼゼロ、時間ばかりロスする。
で、ラインテンションでT20を着底させないようサスペンドしながらリトリーブ、ライン変化でフックアップ。
ライン操作が、まあ忙しい。

SH#10/11F とRio Tシリーズの組み合わせの良さはのんびり釣れることなのだが、
ライン交換の煩わしさと最深ポイントの空き待ちで、そのままで釣り続けた。
3号池上手ではTシリーズ1m程度がベストだろう。

待つ事小1時間、ようやく空き、そそくさと移動(1時間も待つならライン交換するべきだった)。
3号池ポンプ周囲の深場、2カ所からの水流があり、その合流部で、水深2mサスペンドのスローリトリーブの釣り。


ここからバタバタと挙る。
釣るのに忙しく、途中からネットにマスを残したまま次のマスをランディングへ。
次々にネットにマスが溜まっていく。
ライン自重のデットリトリーブでも釣れるが、反応がない場合はバイブを追加するとたちまちテイク。
まるでバイブにマスが狂うのが目に見えるよう。
やはりバイブ効果はてきめん。




2時半から3時半まで、1時間20匹強の釣果。
3-4匹/10分、この時期にしてはまあ良い方らしい。

鈎を見るとやや伸びている。
私のランディングが荒いのだろう、それで緩く取り込むようにしたら、途中のバレがめっきり減った。

3時半過ぎから、次の課題「浅場でのSH#10/11F とRio Tシリーズの使い方」。

SH#10/11F 1.0m + 0.8mT8、ティペット0.8号50cm、淡色MSC#16を使用。

3号池ポンプ下流へまわり、表層流を利用してのスイングを試す。
ここの水深は2m超、システムは1m程度のタナをスイング、空中にステイしたモノフィラのテンションでテイクを探る。
何度かラインテンション変化があったが、ライン重量が軽いのと遠投によるモノフィラの弛みでフックアップが難しい。
表層流の中にはマスは薄いようだ。
それで表層流芯手前たるみに沈めてバイブを加え、マスを拾った。
流れの中でのSH#10/11F 1.0m + 0.8mT8のやや軽いシステムは、遠投でのシステム操作には不向きかもしれない。

そう言えば、テイクの多い大分川でのスイングで、ゼロウェットではフックアップが難しく、
より重いDT#4Fだと向うアワセでのフックアップが続いたことを思い出した。
ウェットフライでは重いシステムが、フックセットフックアップにも間違いなく有利なのだ。

午後4時近く、2号池が丁度空いたので、その最深部付近に入る。
ここはサイト・ルースニング鬼掛けでフライマンに人気のスポット。
1投目から良型マスがテイク、しかし強引に寄せる癖でフックが伸び、OFF。
2投目からは緩い寄せに心がけ、ここから一投一匹、延々と釣れ続く。

3号池より2号池の方が釣り易い、水深がやや浅いからか、それとも魚影が濃いのか?
イブニング時で活性も上がり、表層の高速リトリーブでもテイクする。
リトリーブでガガッと激しい感触が伝わるが、この感触は決して”頂けない”。
実はこの感触は、フックセットした鈎先がマスのヘッドシェイクで弛み、マスの歯の間を滑りながら外れる時の衝撃なのだ。
「ガガッ」ときたら鈎が滑ってフックオフ、もう手遅れだ。

リトリーブでは、そんな「ガガ」アタリが非常に多く、特にこの時期はショートバイト。
なのでそんなアタリを出さぬよう、釣り方を工夫し替えていく。

実際、今日も表層高速リトリーブでは「ガガ」アタリばかりで鈎に乗らず時間ばかりを浪費、それで早々と高速リトリーブを封印し自重リトリーブのみとした。

気付くと午後5時前、閉園直前。
慌てて2号池インレットへ移動、残りあと10分強。






水深は1m弱、ポンドにしては結構太くて速い流れ、雪代の影響か。

アップクロスでキャスト、T8が水底へ沈み、表層のフローティングボディで下流に引き摺られていく。
五ヶ瀬川のニジマスでもこのパターンだ。

表層流に引かれたシンキングラインが水底をトレース、ライン停止、フックアップ、ランディング。


アップキャストからランのレーンをキープしたSHフローティングボディが先導する形で、シンキングラインが水底付近のゾーンをスライドする。
鈎のアイは完全に下流向きだが、アップクロスなので、こんな流し方でも一応のセオリー通り。
テイクとフックセットは明確なライン移動停止で難なくフックアップ、バタバタと釣れる。

ウェット定石ならダウンクロスでメンディングの釣り、ならばとインレット上流から流し込み。
が、ランの表層流にSHボディが翻弄され、T8がヘビのようにのたうつ。
このインレットの水勢にはT8は軽すぎるのだ。
また、メンディングラインを付けていないもの問題。
当然鈎も沈まず、ノーテイク。

次の釣行では、DT#3F 1-2mのメンディングラインをSH#10/11F 1.0mに追加し、0.5-1.0mT20でメンディングのダウンクロスを試そう。
鈎のアイが上流向きでシステム先頭を流れればOK。
杉浦雄三氏の”ディープウェット”や杉坂研治氏の”パワーヘッドのウェット”を、このミニチュアシステムで再現出来るかが鍵だ。
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