なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

今日のタイイング10本(20140216)

2014年02月16日 22時53分26秒 | 机上釣
今日のタイイング10本(20140216)

まず、淡色MSC#16、2/19の九重FR(年休にて出動)で使う予定の鈎。
ニードルで予め繊維を掻き出しておいた。
ヒラタカゲロウのギルを意識。


次は、今日、考察したタイイングパターン、やはりヒラタカゲロウ。
しかし、うまくいかない、決して簡単なタイイングではない。
まだまだ巻く必要が有る。


最後に、ナチュラル&パートリッジTMC111#12。
一本目はハックルが長過ぎ、何だかなあ。
2本目はまあまあ、でも、まだまだ。


さあ、明日もタイイング!
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ウェットフライとロングロッドの餌釣りと(20140216)

2014年02月16日 14時14分08秒 | 机上釣
ウェットフライとロングロッドの餌釣りと(20140216)

これも前に考えた事はあるが、再考。

ロングロッドは最近では8.5-9.5m、なかには10.0mに届くのもある。
10mロッドの餌釣りと、せいぜい3mのフライロッドの疑似餌釣りの対決。
勝敗は普通に考えて、10mロッド餌釣り>>>3mフライロッド疑似餌釣り。

しかし待て。

10mロッドで10mラインとして、
60度角でロッドを立てるとすると、立ち位置から着鈎点は10.0m先。
45度角なら、着鈎点は14.1m先。
30度角なら、着鈎点は17.3m先。
1mは沈めるとしても、10mロッドでは大体14-17m程度のレンジを探れることが分かる。
探れる範囲は、
対岸に振り込んで30度流すと、着鈎点から2m手前(12-15m)まで、
60度流すと、着鈎点から7-9m手前(約半分)までが、それぞれ扇状に探れる範囲。
この時点で餌釣りでもスイングすることが分かる。
スイングさせずに長く探るには、ロッドを60度角で立て、立ち位置から10m先のポイントを対岸0度から最大60度角までの竿移動で餌を直線的に最大10m流す事が出来る。

つまり、ロングロッドの餌師の範囲は、通常、10m先から10m下流の範囲、竿の長さとほぼ同じだと考えられる。
上級者ならロッド角30度で立て、17.3m先のポイントを下流へ7度廻して2m流すことが出来るが、これは緩流の相当なピンポイントでしか有り得ない。
やはり、通常の餌師は10-14m程度先を5-10m幅で釣っているのだろう。

ここをWFFでカバーするには、

1)ランのレーンをキープ出来るか?
2)ランのゾーンをキープ出来るか?
3)ラインコントロールは出来るか?
4)ラインテンションは管理出来るか?

これらをクリアする必要がある、が、これは可能だ。
更に、ロングロッドの有効なレンジがせいぜい15m程度なので、そこから先は餌師の竿抜けポイントになる。
また、岸から対岸方向15m超、岸と平行して下流へ10m超、速い表層流の底へ沈めて1m超を、延々と流し続けるには、ルアーでは無理、
それこそ本流磯釣りのオナガタックルが要る。

ただ多分、WFFシステムなら充分に可能だ(逆にオナガがWFFタックルで釣れる?マキエと同調して鈎を沈めるので)。

餌師にかなわないところ、それはやはり、ゼロシステムと”活き餌”だ。
遠投で大マスに走られると、WFFラインにかかる水圧で極細ラインは切れる。
また、ゼロシステムに比べるとベラボウに太いラインがマスを驚かせる。
餌釣りでも”死んだ餌”では釣れないという知識は驚く程普遍的だが、
WFFでは鈎が既に疑似餌なので、動きが無ければ鈎は”死んだ”まま、
常に誘いが効く状態をキープする必要が有る。

でもフライフィッシングは単なる遊びだから、そんなハンディもウェルカム。
殺生なしに遊ばさせて頂くとして、その遊び道具が壊れて自然を汚さぬ程度に丈夫であって、よいではないか。
所詮、遊びなのだ、出来るだけ殺生せずに自然を愛で、そして自然に愛でて頂く。
所詮、遊びなのだ。
マスには少々痛い思いをさせて申し訳ないが、同じマスと何度も会うには、WFFは最も良い方法だ。

前期、4月に出会った大分川の12cmのマスに、7月になってまた会えた。
鈎を外す際に右の上口唇を酷く傷つけてしまったので、覚えていたのだ。
既に彼は20cmの元気で立派なニジマスに成長していて、とても驚き、そしてとても嬉しかった。
元気に長生きしてほしい、そう願いながら彼を流れに返した。
ニジマスの成長という自然の営みに、ほんの少しでも触れさせて頂いたことに、心から感謝した。

自然を愛で、そして自然に愛でられた瞬間だった。

WFFは殺生せずに唯釣るだけのシンプルな遊び、でも時には、こんな幸せもあるのだ。
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ウェットのフライライン考(20140216)

2014年02月16日 11時40分50秒 | 机上釣
ウェットのフライライン考(20140216)

前にも考えた事はあるが、再度。

2012年10月から本格的にウェットフライフィッシングを始めたが(本当の初めは高1のDT-F#6のキャス練、もう30年前のこと)、
当初はDT-F#2やDF-S#5(type-III)で管釣りデビュー、しかしまあ、飛ばない、釣れない。

それからの一冬、管釣りに勤しみ、3月から自然渓流デビュー、5月頃から新子でも釣れるようになり、初夏にはWFFが成立し始める。

ただその間、かなりの葛藤があった。
普通のフライラインでトラブルが多発するのだ。

1)流れを跨いで流芯向うのタルミへクロスキャストすると、フライライン自重のドラッグで、たちまち鈎がレーンを外れる。
2)アップクロスキャストでラインを張ると、ライン自重のドラッグで、たちまち鈎が浮き上がる。
3)ラインドラッグを避けるためにスラッグを掛けておくと、アタリがあってもフックアップに間に合わない。
4)ルースニングでマーカーへのアタリがあっても、フックアップに必要なラインテンションが掛かる間にマスが鈎を離す。
5)ダウンクロスでのスイング・ターンの釣り以外、組み立てが困難。

つまり、フライラインのライン自重に関するトラブルだ。
ただこれは非常に深刻で、フライフィッシングの本質に関わることで、嫌ならウェットフライは断念だ。

取り敢えず、アウトリガースタイルに切り替え釣ってみる。
当たり前だが、まあ、これが釣れる釣れる。
しかし、これもまたトラブルがあり、10ft前後のロッドでは遠投出来ない、無理に遠投するとティペットが結束する、など。
それで、5ft未満のポリリーダーと36lbと22lbのモノフィラメントラインを組み合わせると、
ライン自重でのキャスト/ターンが出来るようになり、15m程度の範囲ならティペット結束なしで釣れるようになった。

2013年はそこで禁漁期に入ったが、10月に利根川でWFF、当たり前だが、この軽量システムではほとんど歯が立たず、
マスを挙げるには、少なくともkencubeの5mSH#4/5type-IIティップを使う必要があった。

つまり私の前期までのシステムは、まあ何と言うか、「井の中の蛙」「針小棒大に言う」「コップの中の嵐」。
「ゼロウェット!」と色めき立つあたりは、いかにも初心者(今でもそうだが)らしい短絡だ。

このシステムの欠点。

1)ほぼ表層の釣り
2)スイングで簡単に浮き上がる
3)軽いために向うアワセが困難
4)重いティップではサスペンドの釣りに限られる
5)18m以上の遠投は困難

数少ない利点。

1)水面上のラインが軽くスイング中はドラッグフリー
2)ラインの遊びが少なく誘いなどシステム操作が容易

この利点のみを生かし、欠点を克服するラインシステムは、何の事はない、ノーマルなSHシステムだった。
そう気付けたことが、今期2回の利根川遠征の最大の成果だ。

改善点。

1)モノフィラシューティングラインの水面上数mを、アタリを捉えるシステムに特化(システムテンション監視:磯の全遊動仕掛けと同じ考え方)
2)短いメンディングラインを、ダウンクロスでのスピードコントロールシステムに特化(ライン制御)
3)高番手フローティングSHを、ランのレーンに乗せるためのシステムに特化(水平制御)
4)ヘビーシンキングラインを、ランのゾーンをキープするためのシステムに特化(垂直制御)
5)高番手ラインを、フックセットシステムに特化(フックポイント制御)



*アップクロスだとメンディングラインなしでレーンキープ可能だが、やや中層引きで流れるためゾーンキープはシンクラインの番手で調節。
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フライラインシステム(20140216)

2014年02月16日 08時16分55秒 | 机上釣
フライラインシステム(20140216)



DT-FやWF-F、SH long Floatingは、ほぼドライフライ専用。
高番手DT-Fや高番手SH long Floatingは大河川の大場所ウェットに使う程度?

最もポピュラーなSHは河口シーバス、ソルトフライなどで。
短いSHが私の最も使うラインパターン。

レイクやダムのマトモな経験はないが、飛距離を出すために、7-9mのポピュラーな高番手SHを試してみたい。

長湯ダムインレット浅場(ライズありサクラマス?)、白水ダム堰堤直前の深場(ここにニジマスが溜まるはず)。

特に長湯ダムインレット浅場では、ほぼドライに近い釣り、使ってもインタミSHにホバーポリリーダーの組み合わせ、鈎はカディスラーバ系で充分?

白水ダム堰堤直前では、40-50mの遠投が必ず必要。
それが出来るロッド、ラインシステムを選ぶ必要がある。
鈎は、??? スレてないだろうから何でも良い? 3本以上のドロッパーシステム?

アタリはすべて、シューティングラインのテンション変化で捉える。
フックセットした鈎先は、絶対に外させない!
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