Nonsection Radical

撮影と本の空間

どうしていいかわからない

2012年09月24日 | Weblog
なんか日本人って「どうしていいかわからない」んだろうね。
幕末に開国だ尊王攘夷だなどと騒いでいても、いざ”その時”になったらどうしていいかわからなくなり、尊王攘夷派だったのがさっさと開国してしまったり、大陸で”事変”を起こしてみても、どうしていいかわからなくてズルズルしたままになったり、対米戦争を始めても、どうしていいかわからなくてやっと天皇が”決断”して終える事が出来たり。
”その時”になったら、どうしていいかわからなくて思考停止してしまい、とりあえずこのまま現状維持しようとしてしまうのは、現在も変わらない。
普天間基地を移転するという事になると、どうしていいかわからなくて、今でもそのままだし。
原発がおかしくなった時にも、どうしていいかわからなくてムダに時間を費やすだけだったし、原発を廃止すると世論に押されて”決めた”けど、その後をどうしていいかわからなくて、再処理施設もどうしていいかわからなくて、とりあえず再処理は続けようとするけど、出来たプルトニウムをどうしていいかわからないし、そんなにプルトニウムをため込んで原爆でも作るのかと他国から疑心暗鬼の目で見られても、どうしていいかわからない。
社会保障費が増え続けても、どうしていいかわからないし、景気対策もどうしていいかわからない。
”領土問題”が起きても、どうしていいかわからないし、何かしてどうかなっても、どうしていいかわからない。
産業構造の変化で会社が傾いてきても、どうしていいかわからないし、中国、韓国が追い越していっても、どうしていいかわからない。

問題が目の前になっても、どうしていいかわからなくて、とりあえずそのままにしておいて、ますます悪くなって、ニッチもサッチもいかなくなるまで放置して、最後は成り行き任せにするか、やぶれかぶれになって暴発してしまう。
アチラを立てれば、コチラが立たず、なんて事ばかりは頭が働くが、肝心のどうするかとなると、なぜかどうしていいかわからなくなる。
その繰り返しでずっと来たような気がするし、これからもそうやっていく気がする。
ではどうすればいいのだ、となるが、どうしていいかわからない。






和歌山県湯浅町湯浅 1


福知山駅正面通り商店街 京都府福知山市
コメント (2)
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