Nonsection Radical

撮影と本の空間

70歳以下の若者

2012年09月22日 | Weblog
歩いていると大きな公園で地ビールフェスタをしていた。
広場にはステージがあり、そこでバンド演奏をしていた。
うるせぇなぁと思うとともに、イイ感じじゃんとも思った。

ビートルズのメンバーは70歳ぐらいだし、エルビス・プレスリーが生きていれば77歳だ。
つまり現在の70歳以下のジイさんバアさんは、彼らの”洗礼”を受けているのだ。
戦後、アメリカを中心に西洋文化が流れ込み、西洋の価値観も帝国日本人に影響を及ぼした。
ジーンズ、ロック、フリーセックス(笑)などは、現在の若者の特権ではなく、70歳以下の若者の特権であったのだ。

それが歳を取ると、どういうわけかまるで戦前の年寄りと同様な振る舞い、あるいは生まれたときから年寄りであったかのような考え方をしているのだ。
若者の歌がわからん、何を考えているのかわからんと言うが、少なくとも70歳以下の人であれば、戦前のオトナからそのように言われて青年期を過ごしてきたはずなのだ。
もちろん無芸無趣味で生きてきた人は、文化的に意味のない人生を送ってきたので無視してよい。
それでもラジオやその後のテレビによって、全国津々浦々まで、西洋の文化が伝えられていたはずなのだ。
懐古趣味のオバちゃんだって、若い時には赤松愛のようなボブヘアでナウなヤングをしていたのだ。

そんな経験があるにもかかわらず、若者のおこないに批判的に無理解に反応するのは、無責任というものだろう。
ジイさん、バアさん、オッサン、オバハンも地味なベージュやグレーのしけた格好をしていないで、昔のようにアイビーやジーパン、パンタロンなどで街を闊歩してもらいたいものだ。

というわけで、バンド演奏を立ち止まって楽しんだのであった。





芥川商店街 大阪府高槻市


北九州市小倉北区魚町4丁目2から
コメント (2)
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