Nonsection Radical

撮影と本の空間

若者は逃げろや逃げろ

2012年04月11日 | Weblog
夕飯を食べる時に、ついていたテレビを視るとなしに視ていると、某有料放送局のクローズアップ現代とかいう番組で、若者の選挙権を18才にまで下げようかという話に対し、当の若者が積極的でないとの事で、その原因を探るみたいな事をして、もっと社会に関心を持たせるには、などと展開していた。
テレビ番組の常で、キチンと時間内に言いたい事を結論としてまとめて終わるという意味のない事をしていたのだが、そういう番組作りがダメなんだと思った。
これを視ていた年寄りは「フン!ナニ言ってんだい!」と思うし、若者は(視ていたら、だが)「バカバカしい」と思うだろう。
何かに関心を持たせるように仕向ける、という発想自体が、オトナの管理、縛りつけたがる症候群じゃないのか?

この国のオトナは、戦後ずっと教育とは、オトナの言う事を聞く”素直で使いやすい反抗しない勤め人”を作るものだったじゃないか。
やっとそれが近年達せられて、学生運動もしないし、ストライキもしない従順な人間を作る事が出来たではないか。
すると今度は、「覇気がない、自主性がない、自分で考えない」と文句を言う。
ホリエモンを潰したのは誰だよ?
若者の起業をせせら笑って、嫉妬し、邪魔し、潰した勤め人は誰だよ?
自分たちの(古くさい)価値観を常に持ち出して、「だから今の若いヤツらは」と拒絶しているのは誰だよ?
痛んだカラダだから、治りもしないのに、やれマッサージだ、病院だと、膨大な保険医療費を使っているのは誰なんだよ?
結局、自分たちが自分たちのためだけに自分たちの社会を作り、そして自分たちで潰しているんじゃないか。
その尻拭いを若者にさせようとしているだけじゃないか。

若者はバカじゃない。
そんなクダラナイ話にみすみす乗るものか。
今何をしても、すべて年寄り連中のいいようにされるのがオチだとわかっているんだ。
だからチマチマと、自分の周囲だけの事に関心を向け生きているんだ。
だいたい夢を見るな、地に足をつけて生きろ、絆だ、地元だ、故郷だ、つながりだ、と外に目を向ける事を禁止してきたではないか。

オトナを見れば、我を張ってばかりで協調性がなく、そのくせ周囲の事ばかり気にして、アイツはダメだ、そんなのはダメだ、と言うばかりじゃないか。
オトナが自分の力で何をしたと言うのだ?
あなたの周りのオトナは、自分の力で何か新しい事をして、周囲を幸せにしているか?

海外との比較で、世の中を変える事が出来るかとの質問に、日本の若者はNoという答えが多いのを、「世の中を変える事が出来ると思っていないんですかね?」と司会者が言っていたが、年寄りらしくsatoboはテレビに向かってつぶやいたのだ「お前は自分で変えられると思っているのか?!」。
オトナの方がもっと「変える事など出来ない」と思っているじゃないか。
あんなバカな事ばかりしている政治の世界に、バカじゃないと入ろうと思わないだろう。
そこで変えていこうなどと思うのは、現状認識がズレているのか甘いのかのどちらかだろう。

若者は、今も過去も否定すればイイのだ。
何もしないくせに口ばっかり達者なオトナの世界に対し、歯向かいもせず、変えようともせず、ただただ無視していればイイのだ。
それでそういう連中が死に絶えた時に、自分たちの世界を一から作ればイイのだ。
オトナにかかわるのは時間の無駄である。
若者は逃げろ。
逃げ切れ。

そしていつか、satoboの面倒を見てくれ!


大阪市大正区泉尾1丁目13から
コメント
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