闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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4Kテレビでは、日の丸家電は復活できない

2013年10月29日 21時56分58秒 | Weblog
今日のダイヤモンドオンラインに『好調「4Kテレビ」は日の丸家電の救世主となるか?
闇の中に差し込んだ一筋の光、その期待の信憑性
』という記事が載っていました。
ちなみに「4K」テレビとは、ハイビジョンテレビよりも4倍画質がきめ細かい
高画質のテレビで、パナソニック、東芝、ソニー、シャープ等が本格的に
製品展開しています。

ハイビジョンより4倍も画質が細かいので、絵が綺麗な事は間違いありませんが
果たしてそこまでのニーズがどれだけあるか?ですね。
そのダイヤモンドオンラインの記事でも、
「4Kテレビはそれなりの収益をもたらすことは可能だろうが、わが国メーカーの
 収益状況を大きく改善するような救世主になることは難しいと見る」とある。

私もそう思いますね。と言いますのも現代生活における「テレビ」という装置の
位置づけを考えると、そんなに多くの需要があるとは思えません。
それにハイビジョンで十分綺麗ですから、数字では4倍の画素数があって
実際に綺麗であっても、目には倍くらいにしか綺麗に見えません。
現段階で2倍以上もするお金を払って、どれだけ見たいと思うかです。

それと似たような事が、既にデジタルカメラにおいて起こっていました。
一時期は、各メーカーとも、より精細な画像にするための画素数競争がありましたが
ある一定以上の画素数だと人間の目では識別できず、高画素デジカメに乗り換える人は
徐々に減り、もはや画素数競争は終焉しました。

それと同じ事がテレビでも起こると思いますね。
最初の目新しさで好調な4Kテレビも、日の丸家電の救世主とはいかなでしょう。
さらに海外メーカーも、安価な4Kテレビをぶつけてくるでしょうからね。
競争が激化し、安価な海外ブランドに次々と敗退していくでしょう。

私見ですが、日の丸家電が復活するには、確かにイノベーションは必要ですが、
それだけじゃなく、その前に企業の体質を180度変える事が重要だと考えています。
いくら技術力があったとしても、手続きが煩雑で、何を決定するのも亀の歩みより遅く
屁理屈をこねている現状では到底復活などあり得ませんね。
直接それらの企業と接すると、その不遜さと脂肪太りした体質を痛感します。

もう映像としてだけのテレビは終焉を迎えつつあると思いますね。
もしテレビが将来も進化し続けるとしたら、もっと様々な付加価値をつける必要がある
多分、将来、テレビとパソコンは融合していく道も見えるのですが・・・


今日目に付いた記事:
 ・<動物保護>半世紀で1万匹 元お巡りさん末期がんで闘病中
  こういう人こそ、報奨に値すると思いますよ。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 日本の大手家電メーカーは、少なくとも現時点では終わってますな。