闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

細かい事をチマチマと気にしている日本人の気質が嫌

2013年10月02日 21時03分08秒 | Weblog
今日のMSNニュースの話題のコーナーで面白い記事を見つけました。
【台湾ブログ】時間厳守に清掃活動、人目を意識するのが日本人!?

台湾人女性のブログが記事の素になっているらしいのだが、
その女性、「台湾人だって時間厳守を心がけている人がいる」と汚名返上しようと
台湾にいる日本人女性との待ち合わせ場所に行った時のエピソード。

その話の顛末は、まぁその記事を読んでもらえばわかるのですが、
その記事では、台湾の人の国民性と日本人の国民性の違いに言及しています。

私は、毎日、台湾人と一緒に仕事をしていますが、当初は毎日頭にきていましたね。
例えば、この書類のここが間違っているから訂正して欲しいと頼む、
同時に、他にも同様の間違いがあるので、一緒に訂正してくれと頼む。

日本では、このような事は普通にあることで、大抵、他の間違いも訂正されてくる。
ところが台湾人相手では、そうはいかない。 指摘した箇所やその近くにある間違いは
確かに訂正してくるが、他の場所は全然訂正されていない。
直ってないとクレームをつけると「そこは直せとは指摘していないかったでしょう」と
反論してくる。
最近はこちらも慣れたもので、こことこことここをこのように直してくれという。

次の例、日本の顧客から30万個の注文が入るとする。
顧客は必ず聞いてくる「いつ納品できますか?」と。
それを台湾の企業に発注する、そして「いつ出荷できるか?」と聞く。
すると「わからない」との返事。
日本人なら、1日1万個生産するとして、30万個全部を生産するのに30日かかる
少し余裕をみて「35日くらい」と答えるところだが。

「じゃぁいつ出荷できるのか?」と尋ねると「30万個生産できたら」と答える。
漫才のようなやりとりだが、これは本当の話です。
でも彼らにも彼らなりの理由がある、生産が順調にいけば30日で出荷できるのだが
生産の途中で何が起こるかわからない。
生産ラインのトラブルで生産が数日止まるかもしれない。
つまり未来に起こる事は予測できないから、出荷もいつになるかわからない
というのが、彼らの論理だ。

もちろん日本の顧客に「30万個生産できたら」なんて答えられないから、
「何もトラブルが起こらないと仮定して、順調に生産できたらいつできる?」
と尋ねると「それなら何時何時に出荷できるだろう」と答える。
それにいくらか保険をかけた日数を日本の顧客に答える。

まぁ私の趨勢としては、台湾人の言っている事の方が理にかなっているように思える

そして私が日本人の性格で最も嫌だと思うきっかけになったのが、段ボール事件。
以前にも、このブログで書いたかもしれませんけど・・・
ある顧客から注文が入ったので、約束の期日にきっちり納品できたのだが、
その顧客からクレームが入った。

そのクレームとは、段ボールにところどころ凹みがあり、段ボール全体が汚い
というものだった。 中の製品は?と聞くと、全く問題ないとの答え。

台湾人も私もその時に思ったのは、製品に問題がないのなら
別に段ボールが凹もうが汚れていようが実害がないのだから、関係ないじゃない?!

大体、中国の辺境にある工場から何千キロも運ばれ、途中何度も積みかえられるから
凹みや汚れがあるのは当然だと思うのだが、顧客は綺麗な状態で納品して欲しいらしい。
全くバカバカしい話だと思うのだが、顧客がそう言うのだから、
日本で箱の詰め替えという手間のかかる作業をして出荷する事になった。

私が台湾人化しているのか、日本人として欠陥があるのかわからないが、
そういう日本人の神経質さには、ほとほと嫌気がさしますね。
ちょっとくらいの事で、大勢に影響がないなら、とやかく取り立てて言う程の事ない。
それをチマチマと気にしている日本人の気質が嫌ですね。

その神経質さが世界一の製品をつくってきたという人がいますが、
それは自己満足であり、世界はそんなもの求めていやしない。
だから日本製品は素晴らしいとの評価を得られても、売れないのですよ。


今日目に付いた記事:
 ・踏切の高齢者助け、女性死亡=事故現場に献花相次ぐ―横浜
  この事故は、本当に残念な事故でしたね・・・ご冥福をお祈りしたい

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 多分、私の祖先の中に、台湾から来た人がいたのでは?