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和製タッパー

 えー。
今日だけで既に300回はくしゃみをしているのではないでしょうか。
一日の大半を引き籠もるように努めてはおりますが、それでも。
くしゃみでラッパーになれそうですよ。あんなモンてけとーですし。
  
 ま、出物腫れ物所嫌わずとも申しまして、生体反応についてはもうどーにも。
仕事に悪影響が出ない事を願うばかりですね。
 
 
 
 そんな、花粉が大量飛散する状況というのは
得てしてツーリング日和だったりするのがとても悲しいところですが、
昨日ちょろっと走ってきたので本日は他の事に時間を使うことにしました。

 一通りの予定を終えオートバイ置き場を見ると、
前日海沿いを走った関係もあってCBRが随分と汚れていたのを思い出しました。
『そういえばフロントフェンダーあたりも虫がついてたっけなぁ』などと
虫さんに申し訳ない気分になりつつ軽い洗車を行うことにしました。
 

01_sunshine
 ポリカーボネイトの屋根からの陽射しも、洗車日和だと告げていますし。
 
 
 暖かい陽気の下、じゃぶじゃぶと水を使って洗いました。

02_washed
 よーし、大体OKかなっと。
勿論、途中に何度くしゃみをしたか解らない程の状態で、目も鼻もグズグズです(笑
 
 
 
 途中『そういえばネイキッドと違ってエンジンを目にしないなー』と思い、
カウルについた跳ね石の傷を、
タッチアップペイントする為に外したのですがついでに写真を1枚。

03engine
 そこには【見せる為】などという虚飾的要素は全く存在せず、
ただ機能と性能を追い求めたデバイスがギッシリと詰め込まれています。
ある意味アメリカンやネイキッドとは対極にある装置ですが、
GPレーサーのオートバイが美しいのと同様に、こういう所も好きな理由。
時代や人の叡知の背景に合わせ、その時々でカタチが著しく変わるのも興味深いです。

 一般人でも僅かな金を出せば、
こういうものに触れられる時代に生まれて本当に良かったなぁと思います。

 マニアの軍事兵器をありがたがる風潮には疑問符が付きますが、
ある意味それと似ています。
機能を極めた装置というのは、他人の目を気にして作った造型より美しいと感じます。
蛇足ですが、所謂”芸術”は全く別。あれは存在そのものが目的です。
 
 

04_998
 観察をしていると普段はあんまり目にしない刻印が。
そういえば私のCBR1000RR(SC57)の排気量は【998cc】なんです。
カウルつきバイクの場合はエンジンでも降ろさなければ、
シリンダー近くの刻印なんてまず目にしませんよね。
因みに後継のCBR(SC59)は【999cc】だったりします。これも必然。
 
 
 車体を振って水気を落とした後は、疑似セームで拭き上げてプレクサス。
その後になってからマフラー出口に詰め物をするのを忘れていた事に気づき、
乾燥がてらエンジンをかけてエキパイに入った少量の水を飛ばしました。

05_flash
 センターアップレイアウトが絶滅しつつあって寂しいです。
これもまた時代のトレンドでしたね。上も下もどちらも正解です。
 
 
 
 最後にタッチアップペイントを施したカウルを組み付けてゆきます。
缶スプレーで塗装して丁度3年が経過するCBRですが、
流石にこれぐらい経過すると、熱や紫外線、衝突物の影響で傷みが出ています。
別に誰に自慢するものでもありませんので、適当に補修しながらのお付き合い。
 
 
 と、ここで違和感が。
サイドカウルを主に支えるカウルステーの雌ねじがどうもおかしいのです。
雄ねじの方は目視では問題ない状態ですが、直前は外しただけですから理由は不明。
 
 仕方がないので、
10年近く前に今は亡きダイクマで買ったハンドタップを取りに物置へ。
ゴソゴソと取り出していざ使おうとすると・・・。

06_taplost
 あらら。M6が入っていませんね。

 一般的に、タップは硬い金属だけにすぐ折れる消耗品だと思うのですが、
そういえば私も何度か使ったあとに折ったんだっけなぁ。
とはいえ、ネジ山を潰す事なんてそう何度もあるものではありませんから、
そのまま一番使用頻度の高い”M6”を補充せずに放置していたのでした。
 
 仕方がないので、雄ねじでネジ山を修正しようとするも、
少しねじ込んでみると、ちょっと無理な状態だと判明致しました。
このまま意地を通すと完全に雌ねじを潰してしまいますので観念して買いに行くことに。
 
 比較的自宅に近い、プロ用の道具屋でタップコーナーを探すと
ダイクマで買った時のアマチュア用(番手も不明。1番?)と違って高いものばかり。
流石に20種セットより高いものを買う気にはならなったもので根気よく探すと、
低強度のもので”3本777円”を発見して購入です。

 最初からネジ山を作るわけではないので、この程度で充分という理由もあります。
 

08_m6
 こちらが買ってきた【M6 1.0】のもの。
 
 
 
 辺りも暗くなってきたので、ちゃちゃっとやってしまいます。

09_female_2
 カウルを外さずにやる辺りに性格が出ます。
こちらは雌ねじ修正中。
感触を頼りに行う作業ですが、少しでもずれると意味がないので慎重に。
 
 

10_male
 雄ねじの山もしっかり立てておきます。
 
 最後にエアダスターで切り粉を飛ばした後、
ネジ山の状態を確認しつつ、適当にグリスを塗布してから組み付けて終了です。
カウル留めなのでこの辺りはネジの入り優先ということで。
 
 
 
 そんな感じのくしゃみだらけの午後の2時間程でした。
それにしても花粉症が辛いです。
首から上はアタマも含めて(笑 悪いところだらけですが、どうにかならないものかと。
好きじゃないけれど、仕方ないので通勤中はマスクかなぁ。

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