癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

1年3ヶ月検診&新車注文

2009年06月12日 | 大腸癌日記
 本日、術後1年3ヶ月目の検診を受けてきた。
 今回は血液検査だけではあったが、異常は認められないし、腫瘍マーカーも正常値の範囲で、ひと安心・・・。
と言っても、まったく心配はしていなかったが・・・。

 次の検診は、8月27日の1年6ヶ月検診で、血液検査とCTスキャンの予定。
 こうしてひとつひとつ安心を積み上げて、無罪放免となる術後5年目を迎えたいものだ・・・。

         

 さて、人生最後の新車購入は、日産のエクストレイル(2000cc・色はダイアモンドシルバー)に決定し、今日契約を済ませた。もちろん4WDで一番安いタイプ。それでも、10年前の今までの車とほぼ同じ価格だったので、まあ良しとした。

 決め手は、後部座席を前に倒せば、車中泊に必要な174cmのフルフラットの空間ができること。また、簡単に取り外しができる後部座席を外すと、さらに20cmほどのプラス空間ができること。その上にあぐらをかいて座っても天井に頭がぶつからないことなどであった。あとは、徹底したアウトドアスポーツやオフロード対応の機能や装備が満載だったことも大きい。内装も全て防水と拭き取り対応になっているので、汚れが気にならないこともうれしい。

 それにしても、10年間の車の進歩は凄い・・・今までの車にはなかったいろいろな機能が増えている。例えば、一度セットすればアクセルから足を離しても一定のスピード走り続けるオートスピードコントロール装置なるものや、バックモニターという後を写すカメラも・・・。数え上げたら切りがない。その分、高くなっているのだろうが・・・。

 しかし、納車は早くても今月末とのこと・・・しばらく車なしの生活が続く。市内はチャリンコで移動、どうしても車が必要なときは、レンタカーという手もある。山は自分では行けないので、誘われた場合のみ、その人の車に乗せて貰うことに・・・?

遅ればせながらの初ウド

2009年06月11日 | 日常生活・つぶやき
春の山菜は、その時期にしか口にすることができない、まさに旬の味である。

私の場合の好きな春の山菜は、ギョウジャニンニク、タラの芽、フキ、ウド、タケノコである。
この5種類を食べないと、どうも春や初夏を迎えた感じがしない。
でも、わざわざその採取目的で出掛けることは少なく、山行のついでに見つければ採ってくるということが多い。

今年は、ギョウジャニンニクは早い時期に採りに行き、食べたほかにめんつゆで漬けることができた。
山菜の王様と言われるタラの芽とフキは、今回の長い山旅に出る前に一回だけであるが、食べることができた。
タケノコは、偶然今回の山旅一日目の扇ノ山で10本ほど採り、タラの芽と一緒にラーメンに入れて食べることができた。
しかし、ウドだけはまだ口にしていなかった・・・今年はもう遅いので諦めていた。しかし、幸い、一昨日の大千軒登山の際に10本ほど採ることができ、ようやく、昨日の夕食に、天ぷらと酢みそ和えときんぴら(画像)にして食べることができた。写真の天ぷらは2本だが、一人で8本も食べちゃった・・・。

今はタケノコの季節だが、車がないので暫く山にも行けない。今年のこれらの大量採取は無理のようである。


 さて、その車の選択であるが・・・ホンダのクロスロードか日産のエクストレイルで検討中である。これまで世話になったホンダから買ってあげたい気持ちは強いが、自分の場合の一番の条件は、寝泊まりするスペースである。その点で、長さと平らな床と高さでエクストレイルの方に分がありそうな感じである。 

大所帯の大千軒

2009年06月09日 | 登山・旅行
         

 本日、ガス中登山だったが、中高年のスポーツクラブの大千軒岳登山会が行われた。
 なんと車を8台連ねての35名という大所帯の登山会の引率だった。
 新道コースを登り、旧道コースを下った。車の走行も行動時間も、多くなればなるだけ多くの時間を要する。
 しかし、事故もなく無事終えることができたのは何よりだった。

         

 ガス中ではあったが、花は相変わらずの種類の多さと一面に咲き誇るエゾノハクサンイチゲやミヤマキンバイやシラネアオイ(画像)などに感嘆の声が上がっていた。
 この時期に見られる大千軒岳の花は、拙サイトの下記ページからどうぞ!
 http://sakag.web.infoseek.co.jp/daisengen5-hana.htm
 

途中にて廃車の帰宅

2009年06月08日 | 日常生活・つぶやき
 3週間ぶりに「有事」帰宅した・・・・有事とは、10年間で273,000kmも走った我が愛車が、帰路途中で、ついに走行不可能な状態になり、廃車手続きを取って、レンタカーにて帰宅・・・という次第。

 実は、今回の山旅の1週間目辺りから、左側フロントの足回りが軋みだし、ちょっとした振動でギシギシと鳴るようになっていた。しかし、特に走行には支障がなく、その日によってそれが大きくなったり小さくなったりしていた。気にはしていたが、壊れたらそれまでと、山旅を中断したくないこともあって走り続けていた。

 途中で、いつもお世話になっているディラーに電話したら、春の1年点検で、緊急性はないが「交換した方がいい」と言われていた左側フロントナックルCOMPという足回りの部品が痛み出したらしい。「いよいよダメになれば、左タイヤが真っ直ぐ向かなくなるので、そのときは走るのを止めるように」と言われた。

 それが、なぜか、3日ほど前から軋み音がなくなり、快調に走っていた。しかし、今日の帰路、中山峠を越える辺りから真っ直ぐ走ってもハンドルが少し傾いた状況になった。気になったので、スピードを落として、なんとか函館まで走れれば・・・と願いながら騙し騙し走り続けた。

 ところが、喜茂別の市街地を抜け留寿都に向かう途中で、突然、左側のタイヤ付近がガリガリとなって傾いた。慌ててブレーキを踏みながら路肩へ停めた。降りて見たら、左前のタイヤが直角に向きが変わり、車軸が途中で外れて地面に着いていた。我ながら落ち着いて冷静に対応できたので、それほどパニックにはならないで済んだ。

 この旅で2度目のJAFの要請。函館まで運ぶには会員でも11万円も掛かるとのこと。JAFの車が到着するまでに、いろいろ考える。

 この旅でドアも潰したし、リアバンパーもぶつけた。その他にもフロントフェンダーの古傷もサビが上がりかなり醜くなっている。修理や交換しなくてはならないところもまだいくつかある・・・まさに満身創痍の状態である。無事函館まで戻れたとしても、見積もり次第では廃車にしようかどうか悩んでいたこともある。

 これで、踏ん切りがついた。「廃車手続きしてもらえるところまで運んでもらって、レンタカーで帰ることにしよう!」

 30分ほどして留寿都のJAF指定工場のレッカー車が到着。こちらの考えをぶつけて率直な意見を求めた。「27万kmも走っているのですか?あちこちかなり痛んでいますね。全部修理するとしたらかなり掛かりますよ。これが潮時ではないですか?廃車手続きは私の所でしてあげますよ。」とのこと。

 15km以内だったのでレッカー費用は無料で、廃車手続き費用も「リサイクルの金額で足りなければそのときに請求します」とのこと・・・。いろいろ使える機器を外してくれた上に、奥さんが、会社の車で私と荷物を伊達のレンタカー会社まで送ってくれた。社長さんご夫妻と社員揃ってとても親切で、人柄の良さが滲み出る温かい対応に心底から救われた感じであった。

 さて、この後の車の購入をどうするか・・・その社長さんの意見は、「年齢的にもあと最低でも10年は車には乗れるでしょう。今の車が10年乗れたのだから、今中古を買うより新車を買って大事に乗れば、10年以上はなんとか持ちますよ」とのこと。

 車庫の関係で丈が170cm以下、RV車で、車で寝泊まりができるとなれば、シートで寝れる車はもうない。後のシートを起こしてマットを敷いてとなれば、ホンダのクロスロードか日産のX-トレイル辺りか・・・明日は、大千軒岳登山会だが、メンバーの車に便乗させてもらうことになっている。あと暫くは車を必要とする予定がないのでじっくり検討しよう・・・。  

快適な19時間の船旅

2009年06月06日 | 登山・旅行
 ようやく。予定通りの20:30、20日ぶりの苫小牧東港に到着。

往路は物凄く揺れたが、復路は恵山沖から太平洋に抜けるこ辺りの1時間くらいを除いて、まったく揺れることのない快適な船旅だった。

 昨夜は、乗船して直ぐに風呂に入り、ビールを飲んだら出港間もなく眠りに就き、珍しく6時間も熟睡できた。もちろん貧乏旅行者に相応しい2等船室ではあるが・・・。昼は、ほとんどの時間をプロムナード(画像)か船室で本を読んで過ごした。

 夕方に津軽海峡を横断したが、雨とガスで何も見えなかったのが残念。いつも海流の関係で、復路の方が2時間も速いのが面白い。

 明日は、札幌で午前中にスキー関係の会議、夜は山仲間の結婚祝賀パーティーが入っているので、帰宅は明後日の午前中になる予定。今晩は、札幌までの途中のどこかで夜を明かし、明日に備える予定。

打ち上げは雨の観光

2009年06月05日 | 登山・旅行
絶妙のタイミングで朝からずっと雨。そのつもりではいたが、心置きなく観光モードに・・・。

まずは、一番行きたかった松浦武四郎記念館(松阪市)~伊勢神宮~甲賀流忍者屋敷(甲賀市)~彦根城、そして、フェリーターミナルのある敦賀へと回った。

○松浦武四郎記念館
 生誕の地である今の松阪市にあることは知っていたので、今回の山旅で日程的に余裕ができたら寄りたいと思っていただけに、念願が叶った。

展示物や質資料も豊富だが、彼の生涯の3部作のビデオは見応えがあり、北海道に残した足跡や業績がよく解った。北海道にもぜひ欲しい施設だ。

○お伊勢詣り
 やじさん・きたさんではないが、冥土の土産として、初めて訪れてみた。広大な敷地のあちこちに建つ荘厳な数々の建物、物凄い太さの木々や森に歴史の深さを感じる。また、観光を兼ねた参拝者の人数にも驚いた。

賞味期限偽装で有名になった伊勢名物の赤福も伊勢うどんも美味しかった。

○甲賀流忍者屋敷
 甲賀市を通ったので寄ってみた。国内で唯一現存する元禄年間に建てられた忍者屋敷で、他地域にある忍者屋敷は、ほとんどがここのコピーだとか。しかし、忍者が活躍したのは戦国時代だったのに、なぜ平和な元禄年間にという素朴な疑問があった。

それは、忍者の子孫がこの屋敷を建てるときに、泥棒や盗賊対策のために、伝えられる知識や工夫を最大限に駆使して建てたものだとのことで納得。

管理人で説明してくれるお爺ちゃんが、函館から来たと知ったら、孫が北大水産学部に在学しているとのことで、孫の説明から始まり、本題に入るまでに10分は掛かったようだ。

○彦根城
 敦賀に向かう途中に立ち寄った。姫路城、松本城、犬山城とともに国宝の城なだけに、見応えがあった。博物館も見たかったが、閉館時刻に間に合わなかった。その後、琵琶湖の湖岸も走ったが、海にしか見えなかった。


フェリーは1:15発だが、夜は見るところがないので、19:30にはターミナルに着いた。あとはのんびり本でも読もう。

高見山と三峰山と倶留尊山

2009年06月04日 | 登山・旅行
長期予報では、今日は雨絡みだったが、時折陽射しのある薄曇りの登山日和だった。予定の高見山と、予備に考えてはいたが、神戸のAさんから「今後の遠征計画のことを考えると、位置的な関係から、今回無理してでも登っておいた方がいいですよ。」と助言されていた三峰山と倶留尊山も登ることができた。

昨夜は、せっかく眠っていたのに、パトロール中の警察に起こされて、免許の提出まで求められ職務質問までされた。その後、ずっと眠れなかった。私務睡眠妨害で訴えたいくらいだ。道の駅で寝ていて、初めての経験だ。

○高見山〈1248m〉
三重県と奈良県の県境を形成する台高山脈の中で、鋭くも端正な山容で非常に目立つ山だ。冬には霧氷ツアーで人気の山らしい。相撲の高見山との関係は不明。

江戸時代から伊勢参りに多くの人が越えたという高見峠を5:05にスタートして、ピストンした。山容から予想はしていたが、急斜面のつづら折りの道が続く。

頂上には、高角神社(画像)が祀られ、360度のパノラマが広がる。これまでに登った大峰を初め、台高、吉野の山々が、谷間に朝霞を挟みながらの重畳たる墨絵のような様が素晴らしい。

登り、35分。下り、25分。

○三峰山(みうねやま)〈1235m〉
この山も三重県と奈良県の県境をなす台高山脈のピークで、高見山とは対照的に穏やかな山稜の起伏のように見える山だ。ここも霧氷の人気の山だそうだ。

7:30、三重県側の飯高北奥林道から八丁平へダイレクトに突き上げる福本登山口から登り、緩やかなゆりわれコースを下り、林道を繋いで周回した。

登りのコースは、急な人工林の尾根をひたすら細かくジグを切って登る単調だったが、下りのコースは、最近整備されたらしく、自然林の中の緩やかなコースだった。最近はこちらの方が良く利用されているようだ。

頂上からの展望はこの後に登った倶留尊山を中心とする室生火山群などの北側だけだった。むしろ、草原状の八丁平の方が快適だった。

登り、1時間。下り、1時間10分。

○倶留尊山(くろそやま)〈1038m〉
やはり三重県と奈良県の県境に位置する室生火山群を代表する山である。稜線の南側に広がる曽爾高原が印象的だ。小学生の遠足でにぎわっていた。

その曽爾高原駐車場を11:35にスタートして、亀山峠経由のコースをピストンした。今回の山旅で最も高い山だった・・・標高ではなく、駐車料金600円と頂上手前ピークのニ本ボソの小屋で入山料500円を徴収されたこと。駐車料金1000円の山は2回あったが、入山料は初体験だった。山頂部分は個人の所有地らしい。

登り、1時間。下り、55分。

これで、今回の山旅の計画は1日残してすべて完了。麓の温泉に入ったら、どっと疲れが出た。明日は真夜中までに敦賀に着けば良い。途中、観光しながらのんびりドライブを楽しむつもりで、近くの道の駅「宇陀路室生」に落ち着いた。気が付いたら、昨夜と同じ宇陀市だった。また、警察に起こされるかも?

日出ヶ岳と山上ヶ岳と龍門岳

2009年06月03日 | 登山・旅行
百名山の大台ヶ原の最高峰・日出ヶ岳の後、時間が掛かると思っていた山上ヶ岳が思ったより早く上がったので、明日予定の龍門岳の3山をゲット。

○日出ヶ岳〈1695m〉
大台ヶ原の主峰がこの日出ヶ岳。スカイラインを登り切ると広大な駐車場。いろいろな施設が充実した登山口。1600mなのに、土日には定期バスまで5・・・さすが百名山。

頂上をただピストンするだけでは、あまりにも物足りない。6:10にスタートし、まずは、頂上を目指し、その後、正木嶺~尾鷲辻をぐるっと周回した。

頂上の展望台からは、遮るもののない大展望が広がり、大峰山脈を初め、熊野灘も見えた。正木嶺の南斜面一帯の立ち枯れたトウヒの白骨林は、独特の景観を作り出していて印象的だった。シロヤシオがゴヨウツツジと同じものだと知る。

登り、25分。下り、55分。下山後、わずか45kmに2時間も掛けて移動し、次の山上ヶ岳へ。

○山上ヶ岳〈1719m〉#修験の祖・役の行者が今から1300年も前に、修験道の根本霊場と定め、今でも脈々と引き継がれ、且つ女人禁制を守っている名山である。

9:30にスタート。登山口の清浄大橋を起点に、レンゲ辻経由のコースを登り、正面参道を下って周回した。

急な岩だらけの沢を源頭まで詰めるとコルが女人結界門の立つレンゲ辻だった。そこまで登って来たという二人の女子大生に会う。

山頂の下に大峰神社本宮が建ち、中で若い4人の修験僧が勤行をしていた。やがて、ほら貝を吹きながら下りて行く。「こんにちは」と挨拶したら、「おまいり」と返ってきた。そう言えば、本で読んだことがあったが忘れていた。しかし、関西弁の修験僧というのも、何か迫力不足な感じが否めない・・・?

正面参道には、多くの宿坊や茶屋が並ぶ。断崖絶壁の上から下を覗く「西の覗」は、上に立ったが覗きはパス。それにしても、頂上付近は深い谷底から切り立つ岩壁や岩峰など、まさに修験の根本霊場らしい雰囲気を醸し出すいい山だ。

洞辻茶屋の行者堂で多くの修験僧が勤行をしていた(画像)。お経を聞いていたら、我が家の真言宗だった。

登り、1時間55分。下り、1時間10分。下山しでも、まだ12:40。これで本日打ち上げはもったいない。明日の予定の龍門岳を目指す。途中、吉野山の狭いながらもびっしり軒を連ねる門前町の中を通る。

○龍門岳〈904m〉
奈良県吉野町の山である。高さ的にも、山容的にも大して魅力的なわけでもないのに、なぜ三百名山に選ばれているのかよく解らない山だった。

時間も遅いので、予定していたコースをキャンセルして、地図を参考におそらく最短コースであろう三津登山口からピストンした。

頂上は一等三角点と古い祠があるだけで、展望はまったくなし。下山後、この山が良く見えるという津風呂湖まで足を伸ばした。確かに少しは点数がアップした。

登り、30分。下り、25分。

明日は、天候次第だが、高見山、倶留尊山、三峰山の予定。高見山への途中のすぐそばに温泉のある道の駅「宇陀路大宇陀」で打ち上げ。

釈迦ヶ岳と八経ヶ岳

2009年06月02日 | 登山・旅行
今日の釈迦ヶ岳と八経ヶ岳と明日の山上ヶ岳は、熊野古道の修験の道「大峰奥駈道」の途中のピークである。たまたま横からピークにお邪魔するだけであるが、今日の八経ヶ岳は登山道の2/3は奥駈道だった。

どちらも、登山道がほとんど整備の手が入っていず、久しぶりに山登りの雰囲気を楽しめた。また、どちらも360度の大展望が欲しいままだった。

○釈迦ヶ岳〈1800m〉
 大峰南部の雄峰で、山頂に青銅の3.6mの釈迦如来像が青空をバックに立っていた。これは、大正時代に「鬼まさ」と呼ばれる強力が一人で道を開き、3つに分けて担ぎ上げたという。台座だけで134kgあるという。凄い男がいたもんだ。

山頂一帯に、初めて目にする白いツヅジが綻び出していた。花は下を向いて咲いている。下山途中で出会ったご夫婦に聞いたら、シロヤシオツヅジとのこと。

神戸のAさん情報で、最短コースの十津川村旭口から19km入る峠の登山口から、頂上へ直接繋がる尾根をピストンした。登り、1時間40分。下り、1時間10分。下山後、2時間半の移動で、八経ヶ岳登山口へ。

八経ヶ岳〈1915m〉
別名・八剣山ともいう。大峰山脈の最高峰で、近畿の最高峰でもあり、百名山でもある。

行者還トンネルからピストンした。奥駈道出会いまでの急登がきつかった。1400m~1600m辺りはシロヤシオが満開であった。

頂上標識の上に、逆さ虹のような日輪が出ていた(画像)。明日の後半辺りから天気が崩れる前兆か?

登り、2時間30分。下り、1時間55分。今回の山旅で最もハードな感じで珍しく疲れを感じた。

明日の大台原近くの上北山の道の駅は温泉が休みだったので、さらに南下して、下北山村の「きなりの湯」で疲れを癒し、夕食を摂り、駐車場で泊まることに。

金剛山とハプニングと伯母子岳と護摩壇山

2009年06月02日 | 登山・旅行
〈6/1〉
  久しぶりの爽やかな快晴。昨日の雨で登り残した金剛山を早朝に登り、次の伯母子山への途中で4連発ハプニング発生!それにもめげずに伯母子岳と護摩壇山もゲット。

○金剛山〈1125m〉
大阪府と奈良県を跨ぐ金剛・葛城山脈の最高峰。大阪のどこからでも眺められ、関西人なら知らぬ者はないほど有名な山だとか。また、楠木正成の物語を秘めた山でもある。

5:10にスタートし、伏見峠経由登山道を登り、千早城址経由登山道を下って縦走し、バスで移動した。

山そのものが史跡になっていて、頂上には1500年以上も前に創建された葛木神社や転法輪寺が建ち、国見城址もある。麓近くの千早城址には楠木正成を祀った千早神社もある。

そのような歴史的背景なのか、「金剛錬成会1000回以上登拝者」の名札をずらっと並べた大きな掲示板が立っている(画像)。トップは10000万回以上が一人。その側には登拝証明印を押してくれる建物まであり、そこへ次々と汗を流した人がやってくる。

平日なのに、早朝の5時から車が30台も停まっていたし、下りの最初から最後まで木段の続く急なコースからも次々と登ってくる。ほとんどが空身である。乗ったバスも満員。車もあちこちの駐車場が満杯。バスと駐車場が大儲け?

登り、1時間10分。下り、45分。7:59のバスで、スタート地点の駐車場へ。

○4連発ハプニング
次の伯母子岳へ移動中、崖崩れの通行止めにぶつかる。それがすべての始まり。

1発目~迂回路を勘違いして、カーナビも対応できない林道へ。どんどん狭くなり、戻ることもできず深みにはまって行く。

2発目~狭い橋のコンクリート部分にタイヤをぶつける。その反動でドアをガードレールの端にぶつけ、ベッコリ!(涙)。

3発目~林道の終点でUターンして元の道に戻り、国道を大回りして高野山へ。ところがぶつけたタイヤがパンクしていたことに気付く。

4発目~タイヤ交換しようと思ったら、どうしても外れないナットが1つ。仕方なくJAFを要請。やはり外れない。無理すれば折れるが5本の内の1本なので走行に支障がないとのことで、無理したらやはり折れた。しかし、旅は続けてもよいとのこと。

タイヤの空気が抜けたのが、迷い込んだ林道でなくて良かった。携帯も通じないし、JAFのトラックも入ってこれなかった。

本来なら2時間ほどの移動時間なのに、予定より3時間遅れの13:00に伯母子岳登山口へ。

○伯母子岳(おばこだけ)〈1344m〉
奥高野の中にあって、奈良県に属するこの山の登山道は、金剛峰寺から熊野大社までを結ぶ熊野古道「小辺路」の一部で、昔から歩き込まれた感じの快適な道だった。

なんといっても、この山の魅力は、きれいに刈り払われた頂上からの360度の大展望だろう。大峰山脈、果無山脈、高野山など、累々と連なる紀伊の山並みがすごい。

登り、1時間40分。下り、1時間05分。ここはかなり急いだ。さらに、1時間半の移動で護摩壇山へ。

○護摩壇山(ごまだんざん)〈1372m〉
高野龍神スカイラインが頂上のすぐ下を通過。ごまさんスカイタワーやレストハウスがあり、あたり一帯は森林公園になっている。快適な展望駐車場が登山口で、頂上までわずか500mの距離。

17:00スタート。いくらゆっくり歩いても往復で20分。残念ながら、展望は西側の一部だけ、むしろ駐車場のほうが良い。

明日の釈迦ヶ岳の近くまで移動。予定していた道の駅は携帯圏外。見つけた温泉も然り。入浴後、そこの公衆電話から家へ連絡。そこの駐車場で泊まることに。長い1日だった。