先日、岳友を案内した西部探訪の途中に、以前からずっと気になっていた銭湯「大正湯」に初めて入浴した。
函館市弥生町14-9にあり、創業は1914年(大正3年)と古く、現在の建物になったのが1927年(昭和2年)。西部地区に多く見られる洋風建築風の外観が印象的で、古いながらも当時のモダンさが偲ばれる外観だ。函館市の景観形成指定建築物にも選定されている。ピンク色にしたのは終戦後直ぐだそうだ。
我々以外に入浴客は誰もいなかったので、許可を得て撮影をさせてもらった。
建物に一歩入って古めかしい木の番台を通ると、時計が巻き戻されてしまったような錯覚を覚える。脱衣籠も籐の籠で懐かしさこの上ない・・・・。
脱衣所の天井も古そうなので「湿気にも大丈夫なのですか?」と聞いてみたら、95年前の創業当時のままだそうだ。湿気に強い木材を使用しているらしい。しかも、建築に当たったのは通常の大工ではなく“船大工”さんによるものなんだとか。だから湿気に強いのか・・・。
しかし、浴室は改修されているようで、新しい感じである。
確かに、タイルが貼り替えされ、いろいろなところが改修されているようだが、浴槽の配置や洗い場の配置は昔のままのようだ。浴槽の深さも深くて懐かしい感じである。
全てが当時のままと願うのは郷愁を感じるこちらのわがままで、営業サイドからしたら、少しでもきれいで快適なお風呂に入って欲しいと思っての改修は当然だろう・・・確かに気持ちの良いお風呂だった。
この銭湯の詳しい最新の新聞記事は下記。こちらに載っている方が番台にすわっていた。
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=914
ちなみに、今をときめく宮崎あおいがわずか15歳のときに主演のオール函館市内ロケの映画「パコダテ人」の中で、宮崎あおい扮する、或る朝突然シッポが生える主人公・ひかるの住む家が、ここ「大正湯」。
直ぐ近くの姿見坂にある大黒湯は、市内で最も古い銭湯で、ここもしっかりした外観で、中も同じような感じらしい。あまいものこさんは、こちらの方が気になっていたようだ・・・。
http://neohako.gooside.com/neo-hako/tokusyu-daikoku.htm
大正湯はまだやっていますが、多分今の代で終わりでしょう。
日の出湯は暫く行ってませんが、あそこの脱衣場もレトロな感じでしたね。浴室もいわゆるガリと呼んでる付着物で覆われているなら、多分変わっていないと思います。
「大正湯」・・・外観がいいですね・・・
先日の「日乃出湯」の浴室は古いままでしょうか、
浴槽には湯の花が付着していました。
でも、カメラを持って行かなかったのが残念です、見習わなくては。
古さをレトロと感じるようになるのは大人になった証拠・・・それとも歳?(失礼!)
サロンさんのご実家の近くや大黒通りなど、私年代にはレトロなところがたくさんあり、好きなところです。
大黒湯もネットで見る限り、きれいに改修されているようですね。
sakagさんのブログを見て「大正湯」に行きたくなりました!今度帰省したら行ってみようと思います☆
「大黒湯」は中学の時行ったことがありますが古い!という記憶しかありません(笑)今行ったら、レトロな感じに感動するかもしれないです!
でも、だんだん姿を消していることは確かです。
函館ハーフ、頑張って下さい。今年は応援に行こうかな?
以前は小樽のレトロな銭湯訪問が楽しみだったりしたのですが残念なことに廃業してしまいました。
函館ハーフの時はいつも谷地頭温泉を利用しているのですが今年は大正湯と大黒湯に行ってみようかな。