北海道自然歩道・「A1維新の道」「④駒ヶ岳山麓を辿る道」のルート図
久しぶりの好天を逃すわけにはいかない。今日は、欲張って、北海道自然歩道の「駒ヶ岳山麓を辿る道」<大沼公園駅~駒ヶ岳駅>(13.9km)を歩いた後、車で移動して、23年ぶりの砂原岳に登った。
◎北海道自然歩道の「A1維新の道」「④駒ヶ岳山麓をたどる道」
この北海道自然歩道の「A1維新の道」のテーマは、「幕末・明治の歴史文化、噴火湾」で、函館市若松町から長万部町までの159kmの道である。今日は、その中で整備されていて昨年歩いた「②赤松並木を歩く道」(10.8km)に引き続き、「④駒ヶ岳山麓を辿る道」をマラニックモードで歩いた。
JR大沼公園駅前に車を置いて、9:08の列車に乗り、駒ヶ岳駅で下車。9:30にスタートし、大沼公園駅を目指した。
駒ヶ岳駅前に設置されている「駒ヶ岳山麓をたどる道」の説明板
駒ヶ岳駅から旧国道の「町道1412号線・駒ヶ岳赤井川線」へ抜ける道から望む駒ヶ岳と自撮り
宿野辺神社
政田農園の駒ヶ岳をバックにしたガーデン
いつも利用する駒ヶ峯温泉・ちゃぷりん館<左> 「大沼レイクゴルフ場」のセンターハウス
駒ヶ岳登山道へ続く道から右折し大沼公園方向へ
GLAYのファン?の農家の駒ヶ岳をバックにしたガーデン
ゴール手前のヒツジグサの咲く大沼湖畔から駒ヶ岳を望む
11:25、大沼公園駅に到着。駅前に「駒ヶ岳山麓をたどる道」の起点標識が設置されていた。
このコースは、良く車で通る道で、それほど新しい発見はなかったが、駒ヶ岳をバックにした2軒の農家のガーデンが新鮮だった。2/3ほどはゆっくり走ったので、ちょうど2時間でゴールできた。
◎自己責任で、23年ぶりの砂原岳偵察登山
登山口へ向かう途中の畑から望む砂原岳
右横に剣ヶ峰がちょこんと頭を見せている。右端の緑の山が西円山。
この砂原岳(1112m)も、平成10年から入山規制の対象となったままだ。しかし、頂上は、現在解除されている馬ノ背とは火口からの距離がほぼ同じである。駒ヶ岳の過去の「前触れもなく突然噴火する」という特徴は理解できる。しかし、ほかの火山では登山を認めている噴火警戒レベル1のままで経緯しているのだから、せめてこの砂原岳だけでも緩和してほしい。解除されているのを待っていたら、もう死ぬまで登ることができない気がしてきた。
しかし、この砂原岳は、規制後も多くの登山者が登っていて、ネット上にも多くの記録が見られる。毎年、函館山岳連盟冬山研修会も行われている。
いろいろな情報(森町・気象庁・森林管理署)を総合すると、駒ヶ岳の入山規制は、「任意の規制である」「法令に基づく規制ではなく、規制区域内に足を踏み入れても罰則等の適用はない」「災害リスク軽減のための措置」「いかなる場合でも自己責任で」と記されている。そこで、ほかの方にはお勧めできないが、23年ぶりに偵察を兼ねて自己責任で登ることにした。
なお、この砂原岳登山は、全くの自己責任での記録です。お勧めはできませんし、如何なることがあっても責任は負えません。しかし、非難は甘んじてお受けいたします。偵察登山の一番の理由は、元気なうちにもう一度登っておきたかったことと、せめて砂原岳だけでも緩和して欲しいという願いからです。
登山口となる「望洋の森」入口の様子。「ここからの登山は自粛してください」の立て看板あり。
昨年まではあった「入山禁止」「入山規制」の看板はなくなり、柔和な表現になっていた。
平日にもかかわらず、先行者の車が2台停まっていた。
規制対象外の西円山(544m)までは立派な遊歩道が整備されていた。その山頂から砂原岳を望む。
西円山分岐から標高差100mほどの5合目までは、足元はしっかりしているが藪が被っていた。
標高点787の休憩所から砂原岳と剣ヶ峰をバックに
岩場の取り付き部分のロープ場を下ってくる先行者
剣ヶ峰と対峙するピークから砂原岳とその稜線を望む。
右側には鹿部から眺めるゴリラさんの反対側の顔も見える。
砂原岳山頂の一等三角点と剣ヶ峰と対峙するピークを望む。
23年ぶりの山頂から駒ヶ岳の火口原を見下ろす
12:20スタート、登り2時間15分、下り1時間40分、16:25ゴール。
詳しいフットパスと砂原岳登山の記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)