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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



隅田荘
中央区日本橋蛎殻町1-29
1983(昭和58)年2月

写真右がつい最近まであった 小川歯科医院だった建物。その隣にあった、屋根裏部屋つき、モルタル塗の壁の洋風の家。2階の非常口の上に赤い外灯がついている。古い病院でごくたまに見られる赤ランプではないかと思う。ぼくは救急病院の目印のようなものではなかったかと思っている。昭和8年5月と作成日が入っている火保図では「甲賀病院」なので、その病院の建物の一部が残っていたと思える。
写真の側はもちろん、病院の裏側である。反対側の表側は新大橋通りのすぐ裏の路地に面していて、そちらのほうが道幅はずっと狭いが、建物はその路地に沿って裏側の何倍かの幅があった。
「隅田荘」は1970年頃の地図にあった名称。1986年の住宅地図では個人名になっている。現在は「ゼファー日本橋ビル」(1990年完成)。
1985年に撮った小川歯科の写真では、取り壊されて更地になっているように見える。

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