ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



理容クロネコ
足立区千住2-58
1988(昭和63)年12月11日

写真右のアーケードが北千住駅前からの「きたろーど1010商店街」の大通り。そこから北へ入る「北千住サンロード商店街」(現・宿場町通り、旧日光街道)との角にあった床屋。入り口は、建築当時はメインストリートだったと思われる旧日光街道に向いている。
千住2丁目と3丁目の境は、この辺りでは駅前通りの裏の路地になっている。昔はその路地が主要な道路だったわけだろう。「検番横丁」というのがそれかもしれない。駅前通りは昭和6年に、国道4号までが整備されたという。駅前通りのアーケードは昭和32年に設置され、写真のものは昭和57年に改装されたもの( 「千住の歴史」参照)。
現在は「ジェイシティ北千住ステーションテラス(2002年7月竣工)」という、ガストが入っているマンションに替わっている。クロネコは今もそのビルで商売している。撮影時の住宅地図では、宿場町通り側の隣(写真左端)は備中屋桜井商店、大通り側の隣(写真右奥)はカメダカバン店、その先は第一勧業銀行千住支店だった。



竹内商店。千住2-30。1990(平成2)年4月30日

旧日光街道は、北千住駅前通りから南は「本町センター通り」という商店街になる。千住2丁目は空襲での焼失を免れた地域だが、旧日光街道沿いの商店などは、ほとんどがビルに建て替わっていて、現在では昔のままの建物は写真の竹中商店の他には1・2軒あるかどうか。竹内商店はいわゆる駄菓子屋。

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