昭和維新の春の空 正義に結ぶ益荒男が
胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花
道程 ( みちのり ) 6
部隊編成 ( 出撃時 )
陸相官邸 ・・ 川島陸相をして昭和維新を推進せしめる
香田清貞大尉 竹嶌継夫中尉 村中孝次 磯部浅一 山本又予備少尉
香田、村中、磯部 の身辺護衛 ・・11中隊 ・ 横川元次郎軍曹、兵力4名
・
丹生部隊 ・・ 陸相官邸、及び陸軍省、参謀本部並びその周辺を警備
指揮官 丹生誠忠中尉 歩兵第一聯隊 第11中隊 ・ 中隊長代理 下士官兵164名
指揮機関
見習医官 板橋三郎
曹長 神谷 光
軍曹 豊岡久男
軍曹 前田仲吉 上等兵 根岸茜次郎 第一小隊第二分隊長 兵力8名 田中善一郎二等兵
伍長 水沢 益 第一小隊 ・ 第一分隊 黒米武次二等兵 ・参謀本部陸地測量部に直行し歩哨に立つ、27日参謀本部の警戒、28日山王ホテルで警戒
軍曹 中村伊三郎
班を以て編成
伍長 河内札雄
軍曹 高橋 元
伍長 坂本 静
伍長 青木典保 分隊 山形修次二等兵 ・ 陸相官邸の表門に立哨 ( 片倉少佐が玄関前で撃たれたのを目撃・・夕刻満井中佐の護衛として憲兵司令部へ ) 引間忠雄二等兵
伍長 青木 武 第六分隊 堀口真助二等兵 ・ 陸相官邸内で歩哨に立つ
町田文平上等兵 機関銃隊第八分隊長として部下8名
兵
第二小隊第三分隊 寺田宗次一等兵・・・26日は陸軍省、参謀本部の警備27日は新国会議事堂 幹部候補生田中孝司 鎌田 柏村 笈川原
六班 大田木春治 林勉 三班 伊藤春夫 ⑨宮川俊雄 ⑨浜中伍長 一班 林勤
鹿倉貞助二等兵 第三分隊 吉田徳治二等兵 武藤卯一二等兵
構内の庭に集合した吾々は、ここで丹生中尉から天聴に達せられたことや現在までの状況を聞かされた。
それによると
我々は今後、戒厳司令官の指揮下に入り、警備部隊として引続き現在地の警備に任ずることになったのであるが、
これは今日 一五・三〇布告された陸軍大臣告示によるものであった。
丹生中尉の話が済んでから議事堂に入ったが、未完成でとても宿営などできないので、
一時間後 山王ホテルに移った。
すると間もなく連隊から食事と小夜食が届いた。
ここにおいて我々は、初めて今朝からの行動が正当なものであることを認識したのである。
・・・・軍曹 横川元次郎
・
首相官邸 ・・ 岡田首相襲撃
對馬勝雄中尉
・
栗原部隊
指揮官 栗原安秀中尉 歩兵第一聯隊機関銃隊付 下士官兵288名
指揮機関
見習医官 羽生田 進
見習医官 船山市郎
第一小隊 機関銃隊 ・ 栗原安秀中尉
第一教練班
第一班
伍長 栗田良作 第一分隊 吉野初太郎一等兵
第二班
伍長 伊藤尚平
第三班
伍長 中川千代八 第三分隊 大畑常吉二等兵
班を以て編成
第二小隊 第一中隊 ・ 池田俊彦少尉
第二教練班
第四班
伍長 倉光達雄 篠田喬栄上等兵
第五班
伍長 三五 恒治 内野嘉重上等兵 小高脩平二等兵
第六班
軍曹 新井長三郎 新井分隊指揮班 藤原実二等兵 金子良雄二等兵
第三小隊 機関銃隊 ・ 林八郎少尉
第三教練班
第七班
軍曹 三沢万吉 小銃第七分隊 山崎太三二等兵 小野沢定一一等兵 森田耕太郎二等兵
第八班
伍長 新井崇治
機関銃隊小隊 機関銃隊 ・ 尾島健次郎曹長
9箇分隊
倉持分隊 倉持善一一等兵 中村嘉一郎二等兵 平野栄一二等兵
尾島健次郎は栗原部隊の給与掛として参加
本部附 山田曹長
兵
春山安雄伍長勤務上等兵 第二小隊第三軽機分隊 村田万寿一等兵・・・28日栗原中尉の街頭演説溜池虎の門方面で護衛
第二小隊重機第四分隊 分隊長石川新次郎上等兵 同内田松太郎二等兵
倉友上等兵と同じ班の村田宗晴二等兵
高橋義正二等兵
横道記武二等兵 国森四郎二等兵 小菅晴三郎二等兵 粕谷金平二等兵
志村義一 九班 宮川俊雄 九班 浜中伍長
・
鈴木侍従長官邸 ・・ 侍従長襲撃
・中隊旗を先頭に機関銃隊、指揮班、門脇分隊、渡辺分隊 ( 軽機 )、奥山分隊、中村分隊の順に出発
安藤部隊
安藤輝三大尉 歩兵第三聯隊 第6中隊 中隊長 以下159名 +機関銃隊1箇分隊
歩兵第三聯隊 第六中隊
指揮官 中隊長 歩兵大尉 安藤輝三
指揮機関
給養掛 予備隊隊長 軍曹 渡辺春吉 軽機隊 平野正一二等兵
第一小隊長 曹長 永田 露
第一分隊長 軍曹 中村 靖
第二分隊長 伍長 大木作蔵 小林好雄上等兵
父母様作蔵は尊皇討奸軍に分隊長として奮闘いたして居ります
死は覚悟の上 御多幸を祈る
第三分隊長 軍曹 奥山粂治 塩原政夫一等兵
第四分隊長 欠 小内温二等兵 谷川明
第五分隊長 伍長 山田正男
伍長 山岸憲二郎
第二小隊長 曹長 堂込喜市
第一分隊長 軍曹 門脇信夫 斎藤正治二等兵 遠井康次二等兵
小銃分隊長 伍長 相沢治索 大谷留五郎二等兵
血書にて 生還ヲ期セス
第三分隊長 軍曹 小河正義 相上国之進二等兵
機関銃分隊 軍曹 上村盛満 伍長 稲葉熊雄 山田徳一郎一等兵 長谷川常次郎二等兵
上村小隊清水三造伍長勤務上等兵分隊 都築彰二等兵 飯塚嘉一二等兵
上村盛満
父母様
自分は天皇陛下のために今日帝都に於て○○軍と交戦致しました
自分のことは心配されずに下さい
若し戦死致しましても永久に自分は護国の神となりますから父上様御一同大事に御働き下さい
尚保険証は自分の下士官室の本箱にあります御使用ください
自分は討奸軍の加入者です 尚帝都の最後を想ふ
理由は後で判る
昭和十一年二月二十八日 午後五時十五分
・
稲葉熊雄
正義に戦ひ戦死するのです 御安心下さい
兄上 母上をお願ひ致します
弟は軍人です
皆様熊雄は此れで最後であります
幸楽出発前 さようなら
歩三機関銃隊の兵
分隊長として部下7名と機関銃田沼文保
小川分隊の後上銀次郎二等兵 歩三機関銃隊四班 大貫忠之助6
鈴木清伍長勤務上等兵 田沼留三郎伍長勤務上等兵 畑 和二等兵 川辺光三二等兵 山崎勢一二等兵
吉沢周作二等兵 斎藤弥一二等兵 吉野庫之二等兵 高野銀蔵二等兵 長谷川常次郎3:30出発
トホル 高野勇 高橋智宥 浜次 大貫安之助 四班水野幸太郎 四班石原常司 四班島村慎三 坂巻 丑之保
清水三造 坂東光雄 石岡晃武
六中隊の兵 後田清上等兵 安藤大尉の当番兵
ア 赤木育造 青鹿浜次 青鹿敬次 青井利之 疋野豊太郎 新井栄次郎 荒井一男 池田丑蔵 井去田孝次 井古田 石津邦雄
市川善平 市瀬操一 石出功雄 市川善平 岩崎英作二等兵 臼井久蔵 氏江正一 海老崎厳 遠藤静
一班 大谷武雄二等兵 大橋泰治 大熊栄吉二等兵 小川広吉 小川清広 四班奥幸雄 尾曾浜利一 小沢太助 大巻
カ 金子一男 金子武四郎 久保島豊作 木下岩吉 一班 木村長司 木村寿雄 来島史郎 黒岩清広 来島史郎
小池トホル 小林好雄 鹿島重信 小室光一
サ 酒井光司二等兵 酒井美次郎 餐庭英三 佐原貴一 佐原貞一 佐原真一 塩谷政夫 清水章造 篠田武蔵
島村慎三 一班 須藤居吉 鈴木覚道 鈴木清市 五班 酒井正雄 清水 佐藤洋四郎 進藤潔 坂巻喜一
タ 平三郎 高橋直 高橋亘 高橋浜次 田辺正金 谷川明 田島春三 宝田喜市 田沼金一 寺沢一衛 戸田青昌 戸沢芳郎
ナ 一班 長島治平 名倉居男 永田縫造 長塚政雄 西川雅雄 根岸政吉 根岸秋次郎 沼田留治
ハ 林誠夫 尾藤敬信 林誠夫 早川善二郎 樋口栄一郎 平野正一 深野義男 古沢光五郎 堀恵雄
本間六蔵 平田嶋敏
マ 町田蝶司 増田喬一等兵 松平利正 松本利正 三上武男 水野幸一 峰村憲二郎 森田忠太郎
森田正治 森満喜治
ヤ 横山次郎 吉田忠次郎 吉野音吉 山崎勢一 山根実蔵
ワ 若谷雅雄 渡辺金之助 渡辺鉄五郎一等兵
ン 政吉 信夫 保太郎
前島清伍長勤務上等兵
・
警視庁
野中部隊
野中四郎 大尉 歩兵第三聯隊 第7中隊 中隊長
歩三第7中隊 常盤稔 少尉 以下156名 + 機関銃隊 立石利三郎曹長が先任 16個分隊を編成、各中隊に分属する
歩三第3中隊 清原康平 少尉 以下152名 + 機関銃隊
歩三第10中隊 鈴木金次郎 少尉 以下142名 + 機関銃隊
7中隊、機関銃隊、10中隊、3中隊 の順で行進す
歩兵第三聯隊 第七中隊 第三中隊 第十中隊
野中中隊
指揮官 中隊長 歩兵大尉 野中四郎
野中大尉の伝令 小林泰四郎一等兵
指揮機関
曹長 田島粂次 河田三郎一等兵
給養掛
軍曹 安川良三
第一小隊 歩兵少尉 常盤 稔
軍曹 堀口秀暉 分隊長 兵力10名 ・・滝島淳二等兵
只今より乱筆を振ひます 御許し下さい
早や新聞等にて御覧のことと存じますが
昭和維新の光を国中に普くなびかせるため蹶起せし青年将校の一隊に自分も同志として加はり
行動しました
只今帝都は言語に絶せし大混乱を呈して居ります
而し義軍の自己聯隊に復帰と共に一段落をつげつつあります
廿六日午前四時聯隊を出発以来只今帰って参りました ( 二十九日午後一時四十分 )
これより下士官以下参加者全員何処に参ります
では御健康にて
歩三の七 堀口軍曹発 北平駐屯歩兵第一中隊 佐藤中尉宛
軍曹 薗田長太郎
軍曹 関根安司
第二小隊 特務曹長 桑原雄三郎
軍曹 富田正三
伍長 木藤昌訓
軍曹 遠藤孟雄
伍長勤務上等兵 石川喜代吉 第一分隊長 兵力8名
第三小隊 曹長 堀宗一 六個分隊 ( 小銃隊四個分隊、軽機関銃二箇分隊 ) 兵力約50名
伍長 斎藤太郎
伍長 吉原 誠
機関銃隊 指揮 曹長 立石利三郎
伍長 池田寿長 峯岸善吉一等兵
伍長 長島武雄 第一小隊長島分隊 西山隆之二等兵 野辺好文二等兵 天野正三二等兵
伍長 加藤義吉 第二分隊 中村正雄二等兵
兵
第二分隊長斎田繁蔵上等兵
石川喜代吉伍長勤務上等兵 飯塚朝善上等兵 小野沢元次郎一等兵
金子平蔵二等兵 高野常二二等兵 滝島淳二等兵 須藤力市二等兵
キヨシ 五班 榎本勝次 五班 町田成 五班 石井 四班 鈴木善治 四班 山口三郎 四班 奈良兵吉 黒田光繁 石井
五班 松本和吉 町田成 川上磯吉 政吉 山本千里 河上泉二
四班根岸昇 小室光一 進藤潔 尾藤敬信 渡辺金之助
・
第三中隊 歩兵少尉 清原康平
指揮機関
軍曹 藤倉勘市
軍曹 山本清安 須賀長市上等兵
第一小隊 藤倉軍曹
伍長 関根武雄 第一分隊 設楽善太郎二等兵 茂木菊之助二等兵
第二小隊 山本軍曹
伍長 宍倉正太郎
伍長 平林源一郎
第三小隊 神田軍曹
伍長 野村常吉 第三分隊 小川春之助二等兵
伍長 村上寅之助
第四小隊長 伍長 山崎精治
軽機関銃小隊 伍長 小座間三雄 野中啓助二等兵
機関銃分隊 渡辺正三分隊 庄乾之助二等兵 榎本仁二等兵
第一小隊第二分隊小池伍長分隊の浅見実二等兵
軍曹 神田 稔
兵 有川上等兵 増田上等兵
中津川章一伍長勤務上等兵 吉野新太郎伍長勤務上等兵 関小平衛生上等兵 志村正夫二等兵
第一小隊第四分隊 新井治雄二等兵 第三小隊第四分隊長坂巻信一一等兵
軽機分隊長 沢田安久太郎上等兵 同分隊 角田四郎二等兵
田口守作一等兵 福田守次上等兵 山田光男二等兵 正田三代治二等兵 臼井政之助
五班 飯田芳男 横瀬英雄英男 四班内田正雄 山浦英之助 看護兵横山英男
・
第十中隊 歩兵少尉 鈴木金次郎・・・午前六時三十五分頃、内務大臣官邸
指揮機関
曹長 福原若男 第一小隊第一分隊 山田廣典二等兵
軍曹 伊沢正治 第一小隊第二分隊 橋本邦雄二等兵
給養掛
軍曹 伊高花吉
第一小隊
軍曹 新井維平 第四分隊 関口房明二等兵
軍曹 大森丑蔵
軍曹 井戸川冨次 第一分隊 茂木静雄伍長勤務上等兵
伍長 福島理本 福島分隊 島村一等兵射手、 富沢二等兵、岩井二等兵、岩田二等兵、加藤二等兵、遊馬二等兵、時女二等兵、坂元二等兵
第五分隊長加庭勝治伍長勤務上等兵、荒木、吉岡、川島、平野、福島、大島、、秋本、坂本、高橋二等兵
伍長 松本佐太郎
伍長 宇田川銀次郎
井沢
第四班下記の者
宮崎上等兵・・5班の射手に、山口、千崎、新井、中山・・・一等兵三名は井戸川軍曹配下に
機関銃分隊
伍長 石橋精一 増田初一二等兵
兵
第二小隊第三分隊佐藤上等兵 同分隊蓜島幸助二等兵
同分隊荒木半平二等兵
斎藤修一上等兵 上松上等兵 島崎新八二等兵 二班 森雄蔵二等兵 細谷伊勢吉二等兵
星野宗市二等兵
佐原真一 森雄蔵
・
斎藤内大臣邸 ‥渡辺教育総監邸
坂井部隊
坂井直 中尉 歩兵第三聯隊 第1中隊 以下155名 +機関銃隊
歩三第1中隊 高橋太郎少尉
歩三第1中隊 麦屋清済少尉
砲口学校 安田優少尉
歩三第2中隊 長瀬伍長以下18名
・
部隊長 第一中隊 中尉 坂井直
将校 第一中隊附 少尉 高橋太郎
将校 第一中隊附 少尉 麦屋清済
将校 野砲第七聯隊 ( 砲工学校在学中 ) 少尉 安田優
曹長 第二中隊 渡辺清作
軍曹 機関銃隊 鳥羽徹雄 鳥羽分隊 柳下政治郎二等兵
軍曹 第一中隊 新正雄
軍曹 第一中隊 窪川保雄 軽機分隊長 中島与平衛上等兵 持田金三郎二等兵
軍曹 第二中隊 蛭田正夫
軍曹 第二中隊 小原竹次郎
伍長 第二中隊 北島弘
伍長 第二中隊 長瀬一
伍長 第一中隊 林武
伍長 第一中隊 梶間増治 小島久作二等兵 中野包房二等兵
伍長 第一中隊 木部正義 第一小隊第一分隊 羽島喜平上等兵 田中正蔵上等兵 第二分隊 江川太郎左衛門一等兵
伍長 第一中隊 内田一郎
伍長 第一中隊 丸岩雄
伍長 第一中隊 高岡庄之助
氏名不詳伍長一
兵 百九十一名
以上 将校四名、下士官十五名、兵百九十一名、合計二百十名
・
砲工学校 安田優少尉 以下総勢30名
歩三第1中隊 高橋太郎少尉 以下軽機2箇分隊、小銃2箇分隊
歩三第2中隊 蛭田軍曹、藤城軍曹、長瀬伍長 +兵5名
野重第七聯隊 自動車2輌
野砲七聯隊 砲兵少尉 安田 優
・
指揮機関
曹長 渡辺清作
給養掛
軍曹 新 正雄
第一小隊 歩兵少尉高橋太郎
軍曹 青木銀次
伍長 内田一郎
伍長 木田島弘
伍長 林 武
伍長 高岡庄之助
伍長 丸 岩雄 軽機分隊長
第二小隊 特志少尉 麦屋清済
軍曹 蛭田正夫
軍曹 青木銀次
機関銃分隊
軍曹 賭場徹雄
伍長 荒木直太朗
第一中隊の兵
第一小隊第三分隊長 小山市一伍長勤務上等兵
網倉清二 大八木泰蔵二等兵 岡田銀次郎 四班 岡田梅吉
笹井香 金森晴雄 小池一雄 小林善次
坂巻喜一 佐藤洋四郎 酒井 鈴木正三
田沼金一
一班 橋元勝蔵 藤田勝治 平田嶋敏 芳賀茂 水野幸一
第二中隊の兵
内笠井香一等兵 石沢生 中川正信上等兵 田島
・
午前五時五分頃
一隊は周囲を包囲 一隊は警察官に銃剣を擬して監視し 一隊は機関銃を持して屋内に侵入し
二階十畳の間 大臣寝室に闖入
→ 渡辺教育総監私邸 午前六時頃
・
高橋是清邸
中橋部隊
中橋基明 中尉 近衛歩兵第三聯隊 第7中隊 以下138名
近歩三第7中隊 今泉義道 少尉
砲工学校 中島莞爾 少尉
近衛歩兵第三聯隊 第七中隊 兵員約100
鉄道第二聯隊 工兵少尉 中島莞爾
中橋中隊
指揮官 歩兵中尉 中橋基明
長野峯吉一等兵
歩兵少尉 今泉義道
近衛師団司令部付 曹長 大江昭雄
指揮機関
特務曹長 斎藤一郎
第一小隊 第一小隊 高橋蔵相邸襲撃
軍曹 箕輪三郎
第一班 第四班 第五班
第二小隊 第二小隊 宮城赴援隊として坂下門警戒
軍曹 宗形 安
第二班 第三班
兵
近歩三第一中隊 金森晴雄
松本芳雄二等兵 茂木福重二等兵 龍前新也二等兵
・
一隊は軽機関銃二基を電車通り付近におきて交通を遮断し、
一隊は邸を包囲し、一隊は警戒中の警察官に銃剣を擬して監視し、
他は二階十畳の間に闖入
・
湯河原 --牧野伸顕
河野部隊 総員8
所沢飛行学校 河野壽大尉 以下 8名
指揮官 航空兵大尉 河野 壽
指揮機関
歩兵第一聯隊 第六中隊 軍曹 宇治野時参
予備曹長 宮田 晃 栗原中尉が戦車第二聯隊時代の下士官
予備曹長 中島清治 栗原中尉が戦車第二聯隊時代の下士官
水上源一 栗原とは埼玉挺身隊事件以来の同志
予備上等兵 黒田昶 栗原が第五中隊付の当番兵
予備一等兵 黒沢鶴一 歩一出身
綿引正三 水上が連れて来た者