あを雲の涯

「 二、二六事件て何や 」
親友・長野が問う
「 世直しや 」
私はそう答えた

最期の陳述 ・ 丹生誠忠 「 天皇陛下の爲にやったという氣持を認めらないのは殘念であります 」

2020年09月09日 18時26分54秒 | 暗黒裁判・幕僚の謀略2 蹶起した人達


丹生誠忠 
昭和十一年六月四日
最終陳述


われわれの蹶起趣意を檢察官は蹂躙せられ遺憾に思います。
私の叔父は大久保、従兄弟は迫水で、ともに岡田首相の秘書官でありましたが、氣
兩人から久原は青年將校に運動しかけていて、
われわれのところへ來るころには久原の匂は抜けていると注意せられていました。
論告にわれわれが天皇陛下のためにやったという氣持を認められていないのは残念であります
以上
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察官ノ御叱リヲ有難ク受クル旨前提シ、香田淸貞ト大同小異ノ陳述ヲナス
・・・憲兵報告


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