るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

マーラー取り下げ!

2017-01-09 22:02:00 | 室内楽
4月の同業者コンサートはワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集の「天使(Der Engel)」「悩み(Schmerzen)」「夢(Traume)」に、マーラーの「魚に説教するパドゥヴァの聖アントニウス(Antonius von Padua Fischerpredigt)」にする予定であった、
ヴェーゼンドンクについては、L先生がしきりに私に勧めていたし、弦組は別のアマオケで同じ曲をやっていたというので、なんとかなりそう。

問題はマーラー。必須のクラリネットさんとファゴット氏がなかなか練習に来ない。
「難しいようでしたら、取り下げます」ということにした。
「食べ物をテーマにした選曲」というので、代わりに、アメリカの女流作曲家エイミー・ビーチによる「キャンディ・ライオン(A Candy Lion)」を提案した。
D-DurをF-Durに移調して、歌+ピアノの曲にトランペットのオブリガードをつけた。
なんでトランペットかというと、いつもおめでたい場面しか出てこないから、1時間以内に死ぬアリアばかり歌っている私とはかみ合わず一緒にやれる機会が少ないこと、トランペット氏はアメリカ駐在員経験があり、アメリカン・クラシックに詳しいからであった。

マーラーは「いくら難易度を下げようとしても、選ばれる水準を目指せないのならオペラ・アリアは歌わない」と思ってから、その良さに気付いた。
だから、またいつかやりたい。