ドン・ジョヴァンニ終わりました！

ドン・ジョヴァンニが終わった！本番数日前に演奏会形式になってしまったけど。暗譜までのラストスパート！という時に・・・いや、そもそも早く暗譜しなくてはダメなんだって。
前いた団体では、インド映画のような踊りもあったせいか、合同稽古が始まって１か月もしたら、「早く楽譜を捨てろ」なんて怒鳴られたりしたものだけど、この団体のマエストロはそこが弱い。本番１週間前になって譜読みすら完成していない人に「本番一週間前であるという自覚を持っていただければ幸いです」と言うくらい。だから、合唱もソリストも「自立した大人の集まり」のようになる。

１か月ほど前にバリトンの先生がレポレッロをやったT音大出身者中心のを観に行ったが、その際、バリトンの先生は「初めての役で、１年ほど取り組んだ」と言っていた。
それを３か月で、というのだから、無謀といえば無謀だったのだろうとは思う。
なるべくエルヴィラのアリアは力まないようにと思っていたのだけど、どうしても自分でドラマティックにやりたくなって、力んでしまうんだよな。

でも、本番の後は、「これまで見た私の歌の中では、一番良かった」と夫も良く来てくれるご婦人も言ってくれた。
夫は作品のことを「今、ニュースに出ている人のようだね」と言っていて、ウケた。