るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

カタカナ言葉は止めて!

2016-03-21 10:51:00 | つぶやき
金曜日に本業の会合があり、今話題の産業用語の一つである、あるカタカナの専門用語について、もっとわかりやすい言葉を考えてくれないか?という依頼が来て、議論した。
わざわざその言葉を排除する必要があるのか?そのような言葉のアレルギーを取り除くように相手を啓蒙することも必要ではないか、という議論が出たが、色々な人にわかりやすく伝えることを心がけるには、カタカナや堅すぎる漢字四文字以上の言葉は避けるべきだよねぇ、と。

土曜日は、F先生のレッスンで、ヘンデルをやり、ポジションを下げた発声について戻った。
イタリア人歌手のマスターコースを聞いて、少しは改善したかな、と思ったのだが、もう「ポジション」っていう言葉を使いたがる声楽家の言葉そのものがイラっときてアレルギーを感じるな。
歌っている本人にしたら、声なんて触ることも見ることもできないのだから、「ポジション(=和訳すれば「位置」)」なんて、どうやっても確認することはできない。しかも、そのようなことにすることで、具体的にどのような効果が出るというのか、また自分が感じている課題に対してどのように解決できるのかが示されていない。

それだったら正解がわかるソルフェージュとかディクションの細かいミスを指摘してくれって、思う。

掘ったような音程の取り方をした歌い方を求められるので、周囲からは「変なクセ」としか呼ばれていないし。「自分以外の人間は、全員先生だと思え」という言葉も一理ある。頼んでもいないのにモノ申す連中は、経歴や肩書に関係なくいくらでもいるんだよ。

重厚なイタリアオペラの歌い方を習っても、音大出身者でもないアマチュアレベルのオバサンに機会があるイタリアオペラの団体が存在するわけでもないし、合唱ではそれとは正反対の幼くて細い発声が好かれるわけだから、そんな発声ができるような指導も受けたいものだな(嫌味でもなく、本音です)。
かといって、しっかりしたトレーナーのいる合唱団だと、声が細くなる前に先輩から苛められそうだから、入りたくはないけどね。