るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

6月下旬発表会 曲決定

2015-05-13 08:46:00 | 声楽(レッスン)
L先生のレッスンだった。

私のレッスンの前の生徒のご婦人が、私の中高時代のピアノの先生の兄上が指導している合唱団に入っている、ということを知った。
その「兄上」というのは、L先生が今度「こうもり」で共演する、という国内の声楽界では重鎮の方で、音大教授でもある。中高時代、ピアノの先生から「音大に行きたいのなら、紹介してあげるわよ」と言われたが、親に猛反対されて悔しい思いした。その方が北海道でリサイタルをやったり、オペラの公演に出られた時は私も見に行ったが、直接話をしたことはない。
何はともあれ、そのピアノの先生とは、家族ぐるみの付き合いをしていたことなどを、L先生に話した。

カルメンの状況を報告。昼公演のタイトルロールは、C歌劇団でL先生と繋がりのある方だった。
プロと一緒に稽古した感想を言わせていただいた。
プロのソリストの稽古から本番にかけての向き合い方は、短距離走の走り方で長距離走をやっているような合唱・アマチュアとは違い、本番で発揮するために、稽古ではコントロールしているように見えること。
プロフィールが立派であっても、それは過去のことを演出的に書いていることなので、実際の演奏レベルとは違うこと。
上手な人が抜擢されると、素直に「私もこういう人目指して頑張ろう」と思うが、そうでない人だと「こんな下手な人よりも、私はもっと下手なんだ」とすご~く暗い気持ちになること。

今回のレッスンは言葉のアクセントに合わせた強弱を細かく習った。どうも棒読み調になってしまっている。

6月下旬のL先生の発表会は、「タンホイザー」「パリアッチ」「ボエーム」で決まっているが、2部構成になるため、「もう1つ持ってきても良い。曲は何でも良い」と言われたので、歌曲にしたかった。だけど、持っていったら、「歌曲は落ち着いてから」と言われてしまった。
今から大アリアが歌えるはずないし、今までの曲は、過去の悪いクセが残っていたりするから、難易度落としてもいいから新しい曲にしたい、という希望は通らなかった。
1部で歌った「タンホイザー」のエリザベートの「高貴な殿堂よ(Dich, tuere Halle)」を2部でも歌う、ということになってしまった。
「せっかくのバズーカみたいな声を活かしなさい」とは言われているけど、私はリリコらしいテクニックを身に着けたい。