上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

フィギュアスケート07

2007-03-07 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
友達から「大ちゃん、オロナミンCのCMに出るよ!」というメール来ました。
上戸彩ちゃんと共演。楽しみなような怖いような…(“C”の次は“D”?)
「すぽると」は録画したまま、まだ見ていない。

毎日ムック「フィギュアスケート07」
これは「失敗した買物」かもしれないな。
うちは40年来、毎日新聞なんで、配達の人に頼んだら速攻で持ってきてくれました。でもなんだかね…。良い記事とお馬鹿記事がゴチャマゼなんで、ワイドショーのノリっつうか。「世界選手権を楽しむ!」本ではない。「応援!」もしてない(笑)。方向性としては「COLORS」「Days」と真逆です。

日本女子がメイン扱いなので、作った人は男子に興味はないのかも。
私的ツボ記事は↓
●高橋大輔《オペラ座の怪人》ストレートラインステップ全解剖
 (↑この見出しがなけりゃ買わなかった)
  見開き2頁に渡り、計14人の「ちっこい大ちゃん」が走りまわってます。
  何をどうすりゃレベル4なのか、が解りやすく、勉強意欲は湧く(?)
  しかし、44ものステップ、ターンが入ってるってスゴイですね。
  素人の私から見たら、空前絶後。
●靴の話、ブレードの話、ジャンプ(を科学する)話
  靴とブレードは実はフィギュアの重要な要素なのに、今まで親切に解説して
  くれた雑誌記事は少ない。「なるほど小図鑑」なネタ。
  大ちゃんがよく「靴の中のプラスチックがすぐ壊れる」と言ってけど、
  「なんで靴の中にプラスチックがあるの?」と、謎でした。
  スケートをやる友に質問しても解らない。でもこれにより解明。
  真央ちゃんの骨格が細くて「クルルッ」と回転する話は、とても頷ける。
 
「選手別・戦力データ」とかは、御愛嬌程度じゃないでしょうか。ジョニーはアルバンより評価が低いの?(なんでー?)そして「ユニバ金メダル」が織田君になっていますが、たぶん書いた人が「記者B」さんなんだと思います(笑)。
全日本選手権ドキュメントはあっさり流してるし、ハダカにまつわる記事多し。

でもなんと言っても巻末の「毒舌座談会」です。くだらないー。
あ、くだらないから、「覆面」座談会なのか。
昔のスポーツアイ(ありましたねー)の「ぶっちゃけ編集部トーク」の方がまだマシつうか、可愛気があった。友達目線だったから。少なくとも「見下ろして」はいなかった。
でも、大新聞の記者ともなるとどうしてこう、偉そうなんだろ。
「俺は実際に取材してるプロだから、何もかもわかってるのさ」的な驕り(おごり)が見えて、多分、それを記者本人は自覚していない。
フィギュアスケートが好きで記者になった訳ではなくて、就職してたまたま運動部に配属されて、たまたまフィギュア番になった。
だから「フィギュアが好きでライターになった」人とは当然、熱や愛情の度合いも違うんだろうけど、それを差し引いてもひどくないだろうか。
「振付師D・ウィルソンの“理想の押し付け”は間違い」というくだりは短絡的でヘンだし、「いっそ大輔が1年休めば織田が(エースとして日本を背負って)大成長できるかも」なんて、冗談でもそんな事は言ってはいけない。
ホテルの部屋で、記者同士で喋る分には構わないけど、雑誌で書くことじゃない。しかもこの、ワールド前の大事な時期に。
寿命の短いフィギュア選手にとって、充実している年頃に「一年休む」ことは、とてつもなく重い。本田君が怪我でブランクがあって、ついにカムバックできなかった経緯は、胸が痛くなるような悲しさだった。「休む」は「引退」をも示唆するということを、きっとこの記者は気付いていない。
発言者は何気なく言ってるだけで悪意は無いと思うけど、「匿名なら何を言っても構わない」という今の風潮を象徴しているかのような座談会で、ジョークにしては質が悪く、気分が悪くなりました。

ということで「これを読んでフィギュアが楽しくなる!」とはまあ、私にはあまり思えない。これからスケートを滑りたい!人には、資料的に有用な部分があります。
「ステップ解剖」と「靴・ブレード話」の功績で980円也…は高いのか安いのか。
高いな。私にとっては。
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8 コメント

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ランビに続いて、大ちゃんも・・・ (LALA)
2007-03-07 16:12:18
CMデビューとは!嬉しいような、恥ずかしいような(なんでだ)、不思議な気分です。リンク先の記事によれば、ランビのスタイリッシュなCMと違って、なかなかコミカルなノリの内容らしいですが(^_^;CMに出てもらったギャラも、スケート活動のためのいい資金になりそう。ついでに大ちゃんの日本国内での知名度もUPしそうですしね。

M新聞社のアノ雑誌は私も買ったんですけど・・・やっぱり買い物に失敗したと思いました(>_<)うぐいすさんの仰る通り、どうにもM新聞の驕りが文字の行間から透けて見えるというか。選手や競技をバカにした(本人たちにそのつもりはないのかもだが)ノリについていけないと思いました・・・
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私も失敗した1人です (ヤス)
2007-03-07 19:34:07
おつかれさまです。わたしはその雑誌、「ステップ解剖」にひかれて衝動買いしてしまったのですが、その他の記事は・・。もう読んでないです。毎日新聞は大事なところを見落としている印象があります。
ステップ解剖はよかった。こうやって図にされるとすごすぎて「見なきゃよかった」とさえ思いました。
CMは、朝めざましテレビを見てびっくりしました・・。次のTOKIOの記事にもびっくりしましたが。(5人になるのかよ!)トリノの荒川さんの金芽米のように良い結果になるといいですね。
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スケート雑誌の功罪 (まもー)
2007-03-07 20:20:44
わたしはその本、意外と笑って「こんなもんかも...」と、思っていました。
一応、後で後悔したくないので出版されるワールド関連の本は全部買いたいのです。まあ色々とある本を見比べる良い機会でしょう。
まずは、表紙の松本零士氏のイラストにのけぞり(笑)、
「戦力分析」に何で大ちゃんがジャンプ良しで演技力が無いのだ??と、疑問。
「調子の波」グラフには、笑ってしまった。選手の写真の表情をご丁寧に波の上下にあわせてる!!
もうここまでくると、呆れるというか...。
個人的には、「稲田悦子物語」と、「壁際の悪魔」、衣裳と靴の話には、なかなか興味がそそられました。
中旬には、扶桑社からも「パーフェクトブック」とやらが出るそうですし、WFS誌も!Numberも!ですね。

あ、大ちゃんのCMの撮影現場は楽しそうでした。
いいなぁ~、上戸彩ちゃん。
「めざましテレビ」以外では紹介されなかった模様ですが、また観たいナー。CMじゃなくて撮影現場の風景を。
でも、ワールド前のフジテレビでの特番とかで、また出るかも?
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見たけど (あすか)
2007-03-07 23:07:50
この雑誌見たけど・・・
なんとなく買わなかったんですよ。
ちょっと立ち読みして。考えようと。
教えてくれてありがとう!!
これは購入パスだ。そのお勧めの所だけ
Daysを購入する時に立ち読みしてきます(汗)
CM。どーーーしても 元気はつらつ! っていう
大ちゃんが想像できない(笑)
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やはりフィギュアといえばフリフリなのね(笑) (KAIRA)
2007-03-07 23:30:08
朝いきなり芸能コーナーに高橋君が出てきてびびりました。高橋君の天然っぷりと、やたら綺麗で迫力ある3Aのギャップ(笑)がテンポ良く楽しめる、なんともオイシイCMになってますね。
あの衣装、ウルマノフ様を懐かしく思い出してしまいました

件の本は、毎日だしどうしよう…と思って買うのを躊躇っていたのですが、いつも通りだったんですね
実はここ一年は毎日の記事に、ライターの好き嫌いが透けて見えて、モヤモヤする事が多いんです。他社だと失礼な記事が載っても「ああ詳しくないんだなぁ」で笑って済ませられる事がほとんどなんですが…。
他社より扱いが大きく文字数は多いですが、詳しいゆえなのか?最近記者の言葉に個人的な含みと驕りを感じて、素直に頷ける事がほとんど無くなりました。
フィギュアは主観と客観の兼ね合いが難しい競技ですが、だからこそ言葉を発する時には気をつけて欲しいですね。
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元気ハツラツ? (うぐいす)
2007-03-08 02:00:46
え~友達に教えてもらってその後、YAHOOニュースでCM動画を見ることが出来ました。
おもしろかった!

LALAさん、値段と内容の程度がつりあうか…微妙でしたね。友達と廻し読みで充分なような。
私、M新聞はやめて、いったんA新聞かY新聞にしよーかと思っているのですが…あそこはフィギュア記事は力を入れてるのはわかるんですけど、口調がキツイのかなあ。
トリノFS後の記事で、A新聞が一番、大ちゃんを激励して書いてくれてたように思いました。「高橋、飛躍の予感」だったかな。あれで私はとても救われましたわ。
CMは可愛かったです~。意外としっかり演技してた(!?)

ヤスさん、メーテルの表紙でまず「謎」でしたが(笑)。中身も、水着写真とか芸能誌っぽかったですね。
なんだか「フィギュアの読者はこの程度でじゅうぶん」…という感じの内容で、狙いがよくわからなかった。「売れればいい」という感じなんでしょうか。
座談会は記者達が勝手にストレス発散させてるだけみたいで、特に嫌でした。
あ、「ステップ解剖」がマンガでなくて良かった(笑)。すごいワザですね。
CMの大ちゃん、好感持てました♪ホンマに新入社員みたい。

まもーさん、わたし、結局買ってしまったんですが(笑)、ワールド記念に!とつい衝動買いしてしまいますね。特にこの本は1000円以下で、今まで出た中で一番安価だったし。
「稲田悦子物語」は良かったですね。12歳で世界に出場なんて!伝説は聞いていましたが、今でいう「スーパーアイドル」なのかな。
いろいろ良いとこもあるけど、高橋ファンにとっては「ステップ解剖」以外はちょっと…ではないでしょうか。
世界選手権をフジで録画していたら、必ずCM映るのかなあ?…それもTV局側の作戦かな(笑)。
(私はてっきり“D”の方のCMかと思ってました)

あすかさん、忙しく頑張ってますか(笑)。
はっきり言って、トリノ前より関連本出てるんじゃないかな…人それぞれで好みがあるから自由なんですが、この本は巻末の座談会が後味悪いのが、私はかなーり気にくわない!
あ、海外男子選手はちょこっとだけです。
「元気ハツラツ!」CMは…大ちゃんの御家族も喜んで頂けそうな出来ですよ。かなり笑えるというか、キュート?(^^;)

KAIRAさん、私もニュース動画見てみましたが、フリルピラピラ、意外に似合いますね(笑)。
そう!ウルマノフみたい!足も長く見えた(!?)
来季の衣装はあれでもいいのかも…(^^;)
M新聞の本だから私もちょっと「?」だったんですが、ほんと「ステップ解剖」がなかったら買わなかったと思います…オヤジ系の記事(Hな方向をヘンに面白がるという)が、いただけない。
選手に近いところにいる記者ならもっと、陰の努力や地域の後援者や練習方法や、そういうたぐいの「裏ネタ」を書いて欲しいと思うんですね。
海外のフィギュア誌で、こんなにレベル低いのがあるかなー?と。大人が読むには苦しい部分も。
M新聞記者は批判が多くて、なおさら「大ちゃん!記者をギャフンと言わせてやれー!」とか応援してしまうんです(笑)。
それにしてもフィギュア本、よく出ますねー。WFSが出る頃には力つきてしまいそう。
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Unknown (ぷかどんどん)
2007-03-08 14:13:42
うぐいすさん、こんにちは。ふふふ、CMめちゃかわいいですね。なんか、ホントにやりそう感がいいですよ~。                                             毎日ムック、買ってしまいました。あれたぶん立ち読みしてたら買わなかったと思うんですが、あまりにも微妙な表紙に立ち読みさえこっぱずかしくて、わぁーっと買っちゃったんですよね・・・。私もあの座談会は気にいらな~い。「度胸なかったら、あんなにこけてもこけてもクワド跳ぶかっつ~の」と、雑誌にむかってひとりつっこみしてしまいました。
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かわいいですね~! (うぐいす)
2007-03-09 00:16:27
ぷかどんどんさん、こんばんはー。CM驚きました。
なんかむっちゃ自然~でいいですね~。
上戸彩ちゃんとの相性もいい?企画がウマイ!と思いました。あのピラピラもスーツも大好き(笑)。

毎日ムックは…ちょっとガックリくる記事もありましたね。
五輪初出場で8位って結果的に健闘したと思うんですが、来住記者のコラム「禁句を口にして自滅」というのがちょっと…。私は「経験不足」が大きいと思ったのです。
なんかあの記者は、インタビューの一言一句にこだわりすぎだと思うんですね。選手の言葉を強引に試合結果と結びつけようとしてて。いつも、負けた後に批判口調の記事を書くので、選手を理解してないなーと思う。一度、抗議文を出しましたよ(笑)。
座談会は「覆面」だったので尚更、ハラがたってしまいました。
「度胸」はもう、東京で「トドメ!」を魅せて欲しい!
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