上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

107歳★

2021-09-26 | うぐいすよもやま日記
「107 歳の双子の女性」がギネス認定されたと、先ほどニュースで報道されてましたね。きんさんぎんさんを思い出すなあ。

107.歳といえば。
朝ドラ「あぐり」が終わってしまいました~。
BSで7時15分からやってる昔の朝ドラ再放送枠です。私は地上波でやってた時は見てなかったので初見。
面白かった~。波乱万丈人生を歩み107歳で亡くなった吉行あぐりさんがモデルなんですよね。
私の世代だと、作家の吉行淳之介氏と吉行和子さん、女優の吉行理恵さん、三人のお母さんで美容師として有名でしたが、ちゃんと経歴を見たことがなかった。
スペイン風邪(今のコロナみたいな世界的流行)で父と姉を亡くし、15歳で裕福な商家に嫁ぎ16で長男出産!
赤ちゃんを抱えながら美容師修行、23で自分の店を持つ(!) 
旦那は収入の安定しない小説家で女は作る、しばしば行方不明。姑や舅とも上手くやり
、店は拡張、順調かと思いきや三人目の赤ちゃんが産まれてまもなく旦那急死。
そうこうするうちに戦争でパーマネントの機械は没収され、美容師を辞め田舎に疎開。
終戦後にやっと復活。全国展開の店の経営をまかされ、息子は芥川賞を取る作家に、娘は女優に。。。
そして再婚するも再び夫に死に別れ、90代まで自分の店で美容師を続け107歳で亡くなる。とまあ、あの時代の人とは思えないスゴイ人生です。
やっぱり女も、強く生きなきゃあかんなー。お姑さんが赤ちゃんの面倒みてくれて「これからは女も仕事しなきゃ」って応援してくれるのも、あの時代では奇跡的。
住み込み修行で赤ちゃんに会えないあぐりさんに、普段は頼りない旦那がサプライズで赤ちゃん連れてきてくれたところも良かった。

目まぐるしい展開も面白かったけど、キャラクターがみんな楽しかったです。
明るく楽天家のあぐりさんと、これまた明るい底の抜けたような(笑)変わり者の旦那。野村萬斎、若い時カッコいいね~。遊び人のエイスケさん。ハマってました。
一見きっつーいけど、あぐりに協力的で気前のいい姑、豪放磊落な舅、「天然」の可愛いお母さん、温かいバーのママ世津子さん、貧乏だけど楽しすぎるキャラクター森さん、登場人物がどの人も魅力的で「キャラ立って」るんですよね。オープニングの曲も好きだったな。

「あぐり」の次が「おかえりモネ」なんで、昔の朝ドラって脚本良かったんだなあ~とついつい思ってしまう。
朝ドラヒロイン特有の「いつも明るく前向きなキャラ」が苦手な私でしたが、あぐりさんの「嫌味でない明るさ」が好きでした。田中美里さんの役作りが良かったのかな。
明日からはこの枠、「マー姉ちゃん」です。「サザエさん」の長谷川町子氏とお姉さんの物語。これも初見なんで見てみるかー★
コメント
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