サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

内田篤人が鹿島へ復帰

2017-12-26 08:47:30 | 日記
まだクラブから正式発表されてはいないが、内田が鹿島へ復帰する。2010年6月にシャルケに移籍してから8シーズンぶりになる。怪我が多く引退してもおかしくなかったが、キャリアの最後を古巣で全うして欲しい。しかし鹿島でまずポジションを取らなければいけないし、ワールドカップまで、スケジュールでいえば3月の代表戦までに代表復帰できるとはとても思えないが。


さて内田は静岡県の函南町出身である。筆者は三島市の出身だから隣町である。函南町は現在でも人口37000人程度の田舎町である。東海道本線の熱海と三島の中間で各駅停車しか止まらないド田舎である。よくこんな田舎から代表選手が出てきたのかと感心してしまう。


たしか高原は三島、小野は沼津の出身である。みんな田舎者である。静岡県出身のサッカー選手はほとんどが静岡、清水の高校に行く。清水東、清水商業、静岡学園などサッカー強豪校が多いからだ。内田も清水東に行ったが、てっきり下宿していたと思っていたが調べてみると函南から電車通学していたそうで、これには驚いた。函南のような田舎からわざわざ清水まで毎日通学するのは大変である。


今はかなり変わってしまったが、静岡県は伝統的にサッカーが強かった。代表選手も半分くらいが静岡県出身者が占めていた。筆者の小学生のころも野球よりもサッカーをしている子供のほうが多かったような気がする。そのころは巨人・大鵬・卵焼きと巨人の星の時代だからサッカーはきわめてマイナーだったころである。それでも静岡県では違った。


先日帰省して3-4日静岡県に滞在したが、自分のアクセント、イントネーションが静岡訛りに染まりだしていることに気が付いた。三島周辺の訛りは語尾に「らー」をつける。ああ田舎くさい。

レアルのAll Court Man to Manとバルサの打開策

2017-12-25 14:17:02 | 日記
昨日のエルクラシコの前半でレアルが見せたAll Court Man to Manとそれに対抗するバルサの戦術に、日本代表のこれからの戦術を求めていきたい。エルクラシコをハリルが見て、そこから戦術を変えてくれることを願うのだが。


レアルはバルサの繋いでくるサッカーを封じようとした。90分間そんなことはできないので、バルサのGKがボールを持った瞬間にピッチにいる10人のフィールドプレーヤーがそれぞれの相手をマークした。するとバルサのGKはボールを出す相手がいなくなるし、DFラインでボールを回すしかなくなる。このAll Court Man to Manとハイプレスにバルサは苦しんで、前半はレアルが圧倒的に押し込んだ。


後半になるとレアルの戦術にバルサが慣れてきた部分もあるが、バルサは4-3-1-2のトップ下の選手、この場合はパウリーニョにロングボールをあててポストにし、そのセカンドボールを3列目の選手が拾い展開していく戦術を多用した。


もちろんサイドの裏を狙うこともあったが、中盤を省略するような単調な縦の速いボールではない。これは日本代表に取り入れてほしい戦術である。日本にはパウリーニョのような選手はいないが、大迫をトップ下にしてボールをあてて、それをボランチの選手が拾い2トップに出す。


日本のウイング、特に右サイドはほとんど機能しないのでいっそのことウイングをなくして4-3-1-2にする。トップに川又のようなヘッドに強い選手と岡崎のようなセカンドストライカーを置いて、トップ下に大迫を置きポストとする。ボランチ3枚のうち1枚はアンカー役、2枚は攻撃的と守備的。


守備の場合は4-4-2にしてサイドを守る。現在の4-3-3というか4-1-4-1よりもずっと機能するように思えるのだが。

クラシコ バルサが圧勝

2017-12-24 11:29:18 | 日記
夕べのレアルマドリードvバルサのクラシコはレアルが退場者を出して0-3でバルサが圧勝。スコアだけ見ると大味な試合だが、内容はとても面白い試合だった。前半と後半でここまで変わるともう運でしかないように見えてくる。


前半はレアルが押しまくってチャンスも多く作った。CR7がシュートを空振りしたり、ベンゼマのヘッドがポストをたたいたりとレアルが前半で先制していれば勝てていたかも知れない。特にマルセロはすごかった。サイドバックというよりもウイングのような動きで、中にも入ってくる。インテンシティも強いし、何よりもボールを失わない。何も食べていればあんなに動けるのか。


マルセロの裏は当然狙われるが、それをクロースとセルジオ・ラモスでカバーしている。ただし、マルセロとCR7の左サイドに攻撃が偏りすぎる。当然ベンゼマのボールタッチは少なくなり、CR7のおもりのようななる。まあ、これは仕方がない。


後半になると途端に試合のテンポが遅くなった。レアルがペースダウンしてそれを待っていたかのようにバルサのポゼッションが高まり、チャンスを作り出した。スアレスの先制ゴール、カラバハルがゴールを手で止めて一発レッドでPKと0-2となり、これで試合が決まった。


前半にあれだけ動き回っていたマルセロも後半終了間際に自分のサイドをメッシにぶち抜かれて、それが起点となりまた失点。小柳ルミコは1-2でバルサの勝ちを予想していたが、0-3と予想外の大差となった。


戦力が拮抗していると思われるチームどうしでもちょっとしたことが原因となり大差がつく。サッカーとは怖いものだ。

天皇杯 SF 柏v横浜Fマリノス

2017-12-23 19:46:14 | 日記
後半途中から見たが、90分で1-1になって延長戦は柏が力攻めしたがマリノスのCBとGKが堅守。カウンターでウーゴヴィエラのゴールが決まりマリノスが勝ち切った。柏は毎年同じような印象を持つがスーパーなブラジル人選手と若手という組み合わせである。


柏はユース出身の選手にタレントが多く、面白いチームなのだが鹿島、川崎Fほどの強さはない。それはブラジル人選手に頼りすぎるからではないだろうか。クリステイアーノが3人いれはいいだろうが、彼がボールを上げればそれに合わせるもう一人の同じようなタレントがいない。


この試合は柏のビッグチャンスを防いだ中沢とGKの飯倉の活躍があったが、中沢は代表に復帰して吉田とコンビを組めばまだまだいけるだろう。絶対に呼ばれないだろうが、みんなで中沢を代表に呼ぶ署名活動をしてもいいくらいだ。


伊東純也は代表戦の疲れがたまっているのかパッとしなかった。


これで決勝はセレッソとマリノスになったが、セレッソが勝てば柏はACLに行けるのでACLに強い柏としては祈るような気分でしょう。

原口は賞味期限切れか

2017-12-22 09:22:52 | 日記
ヘルタとの契約延長を自分で拒否してプレミア移籍を狙ったが、それがだめでヘルタに残留した時点で予想されていた。原口は完全に干されている。フロント幹部からも自業自得だと言われ、監督からも若い選手を使うほうがいいとダメ押しされてしまった。普通、ここまではっきり言われないものだが、原口のヘルタでのポジションはもうない。


これは契約延長の問題だけでなく、原口のプレーにも原因がある。1年くらい前はWC予選4試合連続ゴールで活躍、ヘルタでもいいプレーをしていた。しかし左ウイングとしては攻撃力不足であることは明らか。どんなに上下運動を繰り返して守備に貢献しても、代表ならばそれでいいかも知れないがクラブではそうはいかない。


浦和時代はドリブラーだったはずの原口はすっかり守備の人、サイドバックのようなタイプになってしまった。いっそのことサイドバックに転向してはどうだろうか。どのクラブでもサイドバックの選手は他のポジションに比べれば選手層が薄い。左サイドバックならせいぜい3人くらいの競争だろう。


ところがウイングとなると左右どちらでもできるなんていう芸達者も多いし、フォーメーションの変更になればポジションそのものがなくなることもある。しかしサイドバックはどんなフォーメーションでもなくならないし、3バックならば高めのポジションであるウイングバックにもなる。


代表でも左サイドバックとなり長友とポジション争いをすればいいし、左ウイングは乾、中島翔哉の2枚看板にすればいい。いいアイデアだと思うのだが。