サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ラリーガ第14節 エイバルvエスパニュール

2017-12-04 14:20:35 | 日記
乾は4-4-2の左ウイングで先発フル出場。微妙なPKもあったが、エイバルが3-1で快勝した。エイバルはこれで勝ち点17の13位である。この調子なら降格争いにも巻き込まれないだろうが、EL圏内までいくのは無理かも知れない。


さて乾は”仕掛けまくってMOM”と出ていたが、仕掛けるシーンは多いが、点は取れない。4-4-2で2トップがいるからFW2枚に点を取らせるのが戦術だから仕方がないが、PA内への侵入が自分のドリブル突破だけでは無理がある。


この試合のエスパニョールのように守備がゆるいチームだったらいいが、もっと守備が固い上位のチームにはドリブルだけでは苦しい。エイバルの試合を見ていると、前線でドリブルを仕掛けるのは乾だけであることに気が付いた。他の選手は基本的なパス、クロスを優先してあまりドリブル突破を試みない。


各選手の特徴の違いかも知れないが、乾のドリブル突破を戦術の1つとして位置付けているように見える。乾が強引に突破しようとすれば、それに対応するためにDFが2枚くらいマークに来る。その結果スペースが空いてくる。乾は飛び道具というわけだ。


乾がドリブルからシュート、ゴールまでいければいいだろうが、そこまでのメッシのような能力はない。それはそれであきらめるとして、乾が作り出すすスペースをうまく使うというのが戦術だろう。エイバルのような中位のクラブだからこれでいいのだろうが、上位のクラブであればもっとタレントは多いだろうから、スペースを作るが点は取れないサイドアタッカーでは通用しない。


ドリブラーで点が取れるサイドアタッカーが日本人で出てくれば代表ももっと強くなることでしょう。