サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

無能でも解任されない森保監督

2019-06-07 17:41:44 | 日記
トリニダードトバゴ戦も含めてこれまでの森保監督が指揮した試合を振り返ると、名将と言われるような監督ではないことが分かる。もちろんサンフレッチェ広島時代と代表では監督としての役割が違う。毎日練習できるクラブチームとたまにしか選手を指導できない代表とでは向き不向きも出てくる。


森保監督は人がいいし、丁寧なコミュニケーションを取り選手のモチベーションを上げるタイプの監督である。アジテーターと言ってもいい。しかし戦術に長けているようには思えない。


最大の欠点は想定したプランが崩れた場合に試合途中で修正できないことだ。戦術を担当してそれを選手に落とし込む副官のようなコーチがいないのかも知れない。森保ジャパンの試合で試合途中の修正が遅く、選手が戦術の修正の必要に気付くき監督から指示が来ないのでやきもきしたという試合が何度もあった。


森保監督だけではなく、前任者の西野さんも同じようなタイプだった。そしてU-20の影山監督も似たような傾向がある。先日の韓国戦は後半からの韓国の戦術変更に対応できていなかった。あの試合は監督の対応が早ければ勝てていた試合である。つまりどのカテゴリーでも日本の監督は修正が遅い。


今年後半からカタールWCのアジア予選が始まるが、森保監督ではかなり苦戦すると予想する。目下の森保監督の目標は東京五輪での金メダルだろうが、そんなものよりもWC予選でしょう。


しかし現在の協会の体制では、どんなに森保監督が無能と分かっていても解任されることはない。オリンピックで3連敗で1次リーグ敗退でもしない限り解任されないでしょう。いや、他に人がいないのでそれでも解任されないかも知れない。