サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

パンダカップ

2019-06-03 09:56:05 | 日記
中国で開催されたU-18のパンダカップという間抜けな名前の大会で、韓国人選手が優勝カップを踏みつけ批判を浴びて謝罪に追い込まれた。そして優勝も剥奪された。これは単純に若い選手のお遊びのように見えるが、実はもっと複雑な韓国の国民感情がからんでいるらしい。


職場にいる韓国人の同僚からこの騒動をどう思うかと質問されたので、若い選手のお遊びではないのかと答えるとそれは大きな間違いだという。韓国と中国の間にはTHAADミサイルをめぐって軋轢が起こり、中国が韓国に経済制裁を与えてそれが韓国経済に大きな影響を与えてきた。その結果、韓国では嫌中感情が強くなった。


今回の優勝カップ踏み付けは中国に対する意趣返しというか、韓国人の意地を見せたものだという。筆者は大いに驚いた。だってU-18、高校生の年代である。その若い選手がどうしてそんなことをする発想を持つのだろうか。スポーツに政治的対立を持ち込まないという精神を教え込まれていないのだろうか。そもそも優勝カップを踏みつけることを恥ずかしいと思わないのだろうか。


選手も韓国の協会もこの件で謝罪会見を開いたが、あれは本音ではなく仕方なく謝罪したように見せたにすぎない。2002年の日韓WCの韓国対アメリカ戦で、安貞桓がゴールパフォーマンスでスケートの真似をした。あれは冬季五輪で韓国人選手がアメリカ人に負けたことへの意趣返しだった。


韓国人は子供から老人まで政治的対立、国民感情をどんなことにも持ち込み、常に対立を煽る。とてもではないが、まともに付き合えない連中だと痛感した。