シリア戦 １－１

選手のコンデイション調整のための試合だから結果はどうでもいい。ただし不甲斐ない内容では本番に響く。そんな性格の試合であった。

シリアは前半から後半早々の先制ゴールまでキレキレの動きだった。ボールへの寄せが早く、とにかくプレスが強い。日本はほとんどボールがつなげず、たまに大迫と原口がミドルを打っても枠に飛ばない。香川の負傷交代も痛かった。あれで２列目でボールをさばける選手がいなくなってしまった。

後半は日本は次々と選手を交代し、シリアのプレスが弱くなってきたせいもあり日本の攻撃はよくなった。特に乾のドリブルは効果絶大。あれでゴールできればもっとよかった。後半３０分過ぎからは押せ押せだったので勝ち越しゴールがほしかった。

課題は多く残った。来週１３日の試合までに調整できればいいのだろうが選手間のコンデイションにかなりバラつきがあった。今野はゴールをあげたがまだ本調子ではなさそう。昌子は前半は不安定なシーンが多くみられた。後半はよくなったが失点場面は勘弁してほしい。

シリアの動きが前半と後半で違ったので比較は難しいが、久保と原口の動きはいまいちだった。交代で入った本田と乾が先発していればましだったかといえばどうだろうなあ。少なくとも乾のようなタイプはスーパーサブのほうが相手には脅威かもしれない。あれでゴールが枠に飛べば鬼に金棒なんだが。

今日のような試合をしていて１３日のイラク戦に勝てるのだろうか。